みなさんこんにちは。
本日は、ヒガシヘルマンリクガメの生態についてまとめていきたいと思います。
ヒガシ…ということはニシもいるのでしょうか…?
今回はヒガシヘルマンリクガメについてのポイント、
以上10個の点についてお伝えします。
それでは、ヒガシヘルマンリクガメの写真を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
ヒガシヘルマンリクガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
ヒガシヘルマンリクガメの姿はこんな感じ。
とてもポピュラーな「リクガメ」という見た目ですね。
この時点で「アレ?似たようなカメを見たことあるけど、名前が違う…」と思った人は鋭い!
実はこのヒガシヘルマンリクガメ、同じチチュウカイリクガメ属に分類される
ギリシャリクガメやその他の亜種にそっくりなのです!
(最近は別の種に近いのでは?という研究もありますが…)
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(上記はギリシャリクガメです)
見分けるには、「臀甲板」と呼ばれる、尾上の甲羅部分が2枚になっているか見てみましょう。
ヘルマンリクガメならば2枚です。お確かめあれ。
また「ヒガシ」と名前にありますが「ニシ」ヘルマンリクガメも存在します。
ヒガシヘルマンリクガメの方が、色合いは黒く、落ち着いています。
さて、なんだか分類がややこしい本種ですが、いったい「地中海」のどこにお住まいでしょうか?
次はヒガシヘルマンリクガメの生息地をお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメの生息地はどこなの?
チチュウカイリクガメの名の通り、彼らは地中海を臨む国々に生息しています。
アルバニア、ギリシャ、トルコ…。
一年中からっとした気候で、果樹が良く育つ温暖な地域です。
人もカメものびのびして暮らせる環境ですね。
主に林に生息してますが、平気で農耕地にやってきたりと、強いこだわりはないようです。
広い範囲をゆっくり歩いて、エサを探す生き物なのですね。
夏場は朝方や暮れの涼しい時に動き、冬場は、寒くなる地方に住まうものは冬眠してやり過ごします。
次にヒガシヘルマンリクガメの大きさと寿命をお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
本種はゾウガメのように大きくはなりません。
精々が30㎝といったところでしょうか。成人ならば十分扱えるサイズです。
寿命は30~50年は生きるとされています。
これは生息地の環境をどれだけ再現できるか、健康管理をどのくらい徹底できるかで大きな
変動があるでしょう。
次はヒガシヘルマンリクガメの飼育(飼い方)方法、水温や水深、水槽の選び方をお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメの飼育(飼い方)方法は?水温や水深、水槽の選び方も!
このサイズのカメでしたら、水槽のサイズは45㎝以上のものからでOKです。
甲羅の4倍以上の底面積はあったほうがいいのですが、飼育ケースの他に運動場を別途作るなど
できればなお良いでしょう。
UVライト、バスキングライトは欠かせませんが、それを用意できればベランダや
屋外でも飼育が可能です。
温度は28~30度、湿度は40~50%程度に保ちましょう。冬は底面ヒーターが役立ちます。
床材はキッチンペーパーでも構いませんが、誤食の危険性がなければ、ヤシガラマットなど
保湿性のあるものを敷きたいところ。
汚れたところを入れ替え、月に1度は全とっかえしましょう。
シェルター・水入れはひっくり返らないものを入れます。
また温浴を1、2週間に1度。足が漬かるくらいまでの深さのぬるま湯に入れて清潔にします。
次にヒガシヘルマンリクガメの餌と量、与え方をお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
![](https://hachurui-japan.com/wp-content/uploads/2020/03/07.jpg)
多くのチチュウカイリクガメ属と同じく、草食性です。
小松菜などの葉物野菜の他、にんじんなどの根菜類、りんごなどの果物を好んで食べます。
ただし糖分過多になるため、甘いものは極力控えましょう。
人工のリクガメフードも食べますが、やはり食いつきは野菜類にかないません。
織り交ぜてあたえるといいでしょう。
時折カルシウム剤などを添加し、栄養不足を解消することも必要です。
エサは頑丈で背の低いトレーに入れればOKです。
食べ残しはすぐ捨てます。
最も重要なのが、体温が十分高まる状態で食事させることです。
でないと消化不良を起こします。
食事後にホットスポットに向かうようならOKです。
次はヒガシヘルマンリクガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
本種はオスメスで特に見た目に差異が出ません。
婚姻色など、時期によって見分けられる…ということもありません。
難しいのですが、腹側の尾の付け根近くの様子を見ると、わかるときがあります。
尻尾が太く長く、総排泄孔が甲羅のフチより外に飛び出ていたらオス、でなければメスです。
ただしある程度成熟したカメでないと使えない手ではあります。
次にヒガシヘルマンリクガメがかかりうる病気と対策方法をお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメがかかりうる病気は?対策方法も!
食べ残しやフンをそのままににしてると、腐乱したりカビが生えたりして、不衛生になります。
呼吸器がやられ鼻水がでたり、皮膚にダニがついたりします。
掃除は1日1度、汚れたところはしっかり取り除きましょう。
その他極端な温度・湿度不足は体を壊す原因になりますし、多頭飼いしやすいからといって
オスメスを大量に入れると、繁殖期にえらい騒ぎになり、怪我の元になります。
次はヒガシヘルマンリクガメの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
飼育下では春、あるいは秋に交尾・産卵します。
繁殖期を迎えると、オスがメスを追いかけ、噛みつき、交尾を行います。
最大で12個程度産卵するようです。
産卵させるには、メスの産卵スペースとして、柔らかな土をもった場所をシェルターで隠す等して導きます。
生まれた卵は天地無用で別ケースにて育て、孵化を待ちましょう。
次にヒガシヘルマンリクガメは冬眠するのかをお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメは冬眠するの?
ヒガシヘルマンリクガメは例外的に、冬は気温が下がる国々でよく見られます。
なのでリクガメにしては珍しく冬眠をします。全部の個体がするわけではありません。
冬眠は本来、させない方がいい行為です。
繁殖に至るには一度経験させた方がいいと言われていますが…。
仮死状態に近い状態になるため、その間のケアが上手くできないと、本当に死亡してしまいかねません。
慣れていない人は特に危険です!
ライトやヒーターの力で、常に元気いっぱいにしてあげましょう。
次はヒガシヘルマンリクガメの販売価格や値段をお伝えします!
ヒガシヘルマンリクガメの販売価格や値段はどれくらいなの?
大体1万半ばから2万行かないかくらいで販売されています。
野生個体は数が少なくなっていることもあり、流通しているのは繁殖個体です。
特に野生と比べて劣っていたりなどしないので、安心してください。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ヒガシヘルマンリクガメのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヒガシヘルマンリクガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
似た名前・種類もカメが多く知られています。
飼いやすく初心者向けのリクガメです。
②ヒガシヘルマンリクガメの生息地はどこなの?
イタリア、ギリシャなど、地中海沿岸の国々で見られます。
林や草原、農耕地など、わりと行動範囲は広めです。
③ヒガシヘルマンリクガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
大きくなっても30㎝ほどで、初心者向けの大きさのカメです。
ただし30年は生きるので、覚悟して飼いましょう。
④ヒガシヘルマンリクガメの飼育(飼い方)方法は?水温や水深、水槽の選び方も!
市販で売られている水槽で、十分賄えます。
温度や湿度の調整に気を配りましょう。
⑤ヒガシヘルマンリクガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
完全草食なので、野菜や人工フードを与えましょう。
時折カルシウム剤などを添加することが大切です。
⑥ヒガシヘルマンリクガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
腹側の尾の付け根、総排泄孔の様子で見分けます。
成熟した個体でないと難しいです。
⑦ヒガシヘルマンリクガメがかかりうる病気は?対策方法も!
不衛生にすると、呼吸器や皮膚がやられます。
常に清潔にしましょう。
⑧ヒガシヘルマンリクガメの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
大体春か秋にチャンスがやってきます。
産卵した卵は、別容器にて育てましょう。
⑨ヒガシヘルマンリクガメは冬眠するの?
野生ではするものもいます。
飼育下では命に関わるので、極力させてはいけません。
⑩ヒガシヘルマンリクガメの販売価格や値段はどれくらいなの?
1万の半ばから2万に行かないくらいです。
流通しているのは繁殖個体です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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