みなさんこんにちは。
日本語では「ワニ」と一括りにされていますが、実はその種類は細かく別れています。
本日は、そんなワニのうちの一つ、アリゲーターの生態についてまとめていきたいと思います!
この記事では、以下のポイントに絞ってアリゲーターの生態を探っていきたいと思います。
それでは、アリゲーターの特徴からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
アリゲーターの写真(画像)!特徴や性格は?
アリゲーターは、ワニ目アリゲーター科アリゲーター属の総称を言います。
アリゲーターはクロコダイルと比べて大人しい性格です。
ワニといえばクロコダイルもいますが、その違いについては後ほどお話します!
さて、現在生存しているアリゲーター属の個体は、アメリカアリゲーターとヨウスコウアリゲーターの2種類しかいません。
ここではアリゲーターについてお伝えしたいので、主に2種類に共通していることを中心にお話します。
爬虫類のアリゲーターは変温動物です。そのため、自分で体温調節をすることができません。
そのため、暑ければ水に入り、寒ければ、暖かいところに移動して日光浴をします。
爬虫類は変温動物なので寒さに弱いです。アリゲーターも例外ではありませんが、弱いだけで死んでしまう訳ではありません。
ただ動きが鈍くなるだけなのです!
ですが、冬など極端に寒いと穴の中などで冬眠をします。
では以下からは、アメリカアリゲーターとヨウスコウアリゲーターの写真と共に性格などを簡単にお伝えします!
まずはアメリカアリゲーターです。
アメリカアリゲーター、別名ミシシッピワニ、アメリカワニと言います。
アリゲーターはクロコダイルに比べて大人しいのですが、空腹時に人間を襲うという危険性があります。
ワニといえば噛み付くイメージが強いと思いますが、尾で叩く力も強いので、安易に近寄るのは危険です。
体の色は、茶色や灰色、緑がかった黒褐色のような色をしていますが、お腹は淡い褐色をしています。
子どもには背にはっきりとした黄色と黒色の横しま模様がありますが、成長につれて薄くなっていき、やがて消えていきます。
四肢に水掻きを持ち、前足はあまり目立ちませんが、後ろ足はよく発達しています。
世の中にはワニ革製品がありますが、その出回っている革製品の内、アリゲーターといえばアメリカアリゲーターを指すといっても過言ではありません。
アメリカアリゲーターは皮の加工がしやすいので、よく使われています。
ヨウスコウアリゲーターです。
ヨウスコウアリゲーターは大人しく、人を襲ったという報告はありません。
このことから、親しみやすいワニといえるのではないでしょうか。
体の色は黒褐色や灰褐色で、子どもや若い時は黄褐色に黒い不規則な斑点がありますが、成長と共に不明瞭になっていきます。
前足には水掻きがありませんが、後ろ足に発達していない水掻きがあります。
水掻きがなかったり、発達していないかわりに四肢の爪は鋭いんです!
ヨウスコウアリゲーターの皮は加工が難しいので、革製品に加工されることはほとんどありません。
そんな彼らですが、何を食べるのでしょうか?
主に魚、貝類、蛇など小型の哺乳動物や鳥類などを食べます。
ちなみに、アリゲーターの子どもは水生昆虫や無脊椎動物などを食べます。
ここまででも色々お話したアリゲーターですが、実は一時絶滅を危惧される程減少していました。
原因は皮を目的とした乱獲や害獣として駆除されていたからです。
ですが、保護活動のおかげでその危機は回避されました。
そんな危機に陥っていたアリゲーターはどのように繁殖するのでしょうか?
繁殖期はそれぞれで違いますが、一夫多妻で交尾は水中で行われます。
産卵時はメスが陸地に穴を掘り、数十個の卵を産み落とし、その後は植物や泥で巣を覆います。
卵の孵化はじまると、メスは子どもの鳴き声などに反応し、巣を覆っていた植物や泥を取り除き、子どもを水辺へと連れていきます。
そして、生まれた子どもは生後半年は母親と過ごし、アメリカアリゲーターは通常2年間母親と共に過ごします。
そのようにして産まれてくるアリゲーターですが、どれぐらい生きるのでしょうか?
野生での寿命は長くて50年で、飼育下では最長70年程度生きます。
大事に飼育されれば長生きするんですね!
次はアリゲーターの生息地についてお伝えします!
アリゲーターの生息地はどこなの?
ワニといえば水辺に生息しているというイメージだと思いますが、アリゲーターは実際にどのようなところに生息しているのでしょうか?
アリゲーターは、河川や湖沼、湿地などの淡水域にすんでいます!
淡水性なので、塩分の高い海水にいたとしても、適応していないので長時間は留まりません。
ちなみに、生息地はそれぞれで異なります。
アメリカアリゲーターは、北アメリカ南東部から南アメリカで、ヨウスコウアリゲーターは、中国の揚子江(ようすこう)下流域にすんでいます。
次は、アリーゲーター成体になった時の大きさについてお伝えします!
アリゲーターが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?
大きなワニは迫力がありますよね。アリゲーターは巨大淡水動物とも言われます。
では、アリゲーターで最大の大きさはどれくらいなのでしょうか?
アメリカアリゲーターの場合、報告されている中で最大のものは5.8メートルあったと言われています。
4メートルあれば大きな方とも言われますが、平均的な大きさは3〜4.4メートルで、体重は227〜454kgです。
6メートル近くあるものは文字通り最大です!
そんな大きな個体ですが、残念ながら減少傾向にあります。
次は、そんなアリゲーターをペットに出来るかどうかについてお伝えします。
アリゲーターはペットにすることができるの?
ワニといえば獰猛で危険だけど飼うことはできるの?と思う方もいると思います。
先にその答えを言いますと…… 飼えます!
ですがワニは特定危険生物なので、飼育許可を受ければ飼うことができます。
飼育申請は施設基準に基づく施設を設置した上での申請が必要です。
具体的には、水槽の指定、厚さ、水槽の高さ、人止め柵と檻との間の距離などの指定があります。
設備以外にもマイクロチップなど様々な申請が必要です。
飼育をしたいと考えている方は、各都道府県の「動物愛護センター」へ事前に電話相談することをお勧めします。
次は、アリゲーターとクロコダイルの違いについてお伝えします。
アリゲーターとクロコダイルの違いは?
アリゲーターもクロコダイルも同じに見える。何が違うの?そう思いの方もいるかもしれません。
では、ここからはその違いをお伝えしていきます!
まず、人を襲う、人食いワニといわれるのはクロコダイルです。
これまでお話したように、アリゲーターは大人しいのです!
外見の違いは、クロコダイルを上から見るとシャープなV字の頭をしていて、アリゲーターは丸を帯びています。
下の写真はクロコダイルです。
1番分かりやすいものだと、クロコダイルは口を閉じた時に下あごの前から4番目の牙が見えて、アリゲーターは見えません!
この牙が見えるか見えないかが凶暴そうな印象に影響します。
ちなみに、アフリカのサファリでワニを見たときは、ほぼクロコダイルと言っていいです。
次は、アリゲーターを英語でなんと言うかをお伝えします!
アリゲーターは英語でなんていうの?
英語のスペルは「alligator」で、読みは日本語と同じ、アリゲーターです。
ちなみに、学名も英語名同様、「alligator」と言います。
日本語と読み方が変わらないというのは、覚えやすいですね!
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
アリゲーターのまとめ!
①アリゲーターの写真(画像)!特徴や性格は?
アリゲーターとは、アリゲーター科に属するワニの総称のことです。
現生種はアメリカアリゲーター(ミシシッピワニ)とヨウスコウアリゲーターの2種類です。
性格はクロコダイルに比べて大人しいですが、ヨウスコウアリゲーターの方が危険性がなくてより大人しいです。
革製品によく使われるのはアメリカアリゲーターの方で、これが絶滅危惧の原因になりました。
主に魚、、貝類、蛇など小型の哺乳動物や鳥類などを食べます。
一夫多妻で水中で交尾をし、陸地に掘った穴に卵を産んだ後、孵化した子どもは大体半年~1年は母親と共に過ごします。
寿命は野生で長くて50年で、飼育下では最長70年程度生きます。
②アリゲーターの生息地はどこなの?
主に河川や湖沼、湿地などの淡水域にすんでいます。
③アリゲーターが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?
報告されている中では5.8メートルが最大です。
④アリゲーターはペットにすることができるの?
できます。ただし、飼育許可が必要です。
⑤アリゲーターとクロコダイルの違いは?
性格面では、凶暴なのがクロコダイルで、大人しいのがアリゲーターです。
外見の違いの1つ目は、クロコダイルを上から見るとシャープなV字の頭をしていて、アリゲーターは丸を帯びています。
2つ目は、クロコダイルは口を閉じた時に下あごの前から4番目の牙が見えますが、アリゲーターは見えません。
⑥アリゲーターは英語でなんていうの?
英語とスペルは「alligator」です。
アリゲーターは、人の身勝手な都合によって絶滅の危機に陥っていましたが、その過ちに気がついた人の手によってなんとかその危機から抜け出すことが出来た種です。
大量消費社会の中で動物の皮をものを作ることに使うという意味や価値を考えた方がいいのかもしれませんね。
それでは今回は、これで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
アリゲーター性格
わかりやすいです