みなさんこんにちは。
本日は、サルバトールモニターの生態についてまとめていきたいと思います。
「モニター」というとパソコンの画面みたいに感じますが、立派な爬虫類なのです。
今回はサルバトールモニターについてのポイント、
以上8つの点についてお伝えします。
まずは、サルバトールモニターの写真を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
サルバトールモニターの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
サルバトールモニター。
名前はとってもお洒落ですよね。
創作料理店のような雰囲気さえします。
そんな彼らの姿はこちら。
想像と違う…!と驚かれた方もいるのではないでしょうか。
爬虫類に詳しくない人ならば、「コモドドラゴン」と間違えてもおかしくない巨体…その迫力…。
性格もけっこうやんちゃで、パワーあふれる見た目を裏切らないアグレッシブさ。
鋭い爪とぶっとい尻尾、くねる体は、非常に水泳に適しています。
マングローブ林近くの水源に潜み、時折のそのそと陸に上がってくるトカゲ…。
水陸両用な生態から、ついた別名は「ミズオオトカゲ」…。
そのまんまですが、こちらの方が、より的確な言い表し方だと思えてなりません。
無論、巨体とパワーゆえに、初心者が飼うことはまず不可能な種類です。
暴れたときは大型犬を取り押さえる以上に苦労すると思いますよ…!
お金と時間に余裕のある上級者向けです。
自信のない方はショップや動物園に行ってみるだけにとどめましょう。
さて、ごっつごつの大トカゲ、サルバトールモニター。
彼らが闊歩している国々が気にかかりませんか?
次は彼らサルバトールモニターの生息地についてお伝えします。
サルバトールモニターの生息地はどこなの?
「サルバトール」とは「スペイン人」を意味する言葉なのだとか。
じゃあヨーロッパ原産なのかな?と思いきや…いいえ、そうではありません。
名前に反して、こいつらはアジア出身。
フィリピンやスリランカといった東南アジアを中心に、中国・ベトナムなどにも
生息するエスニックトカゲなのです。
さっきから名前に裏切られてばかりですね!
身近にこんな生物がいては気が休まらないかと思いきや、現地の人たちはごくごく普通に
共存しているのだとか。
どうやら畑を荒らす害獣のネズミなどを食べるために、益獣として認識されているようですね。
最も現地の人達にとっては「手ごろなタンパク源」でもあるようで…。
敬遠しているスリランカ以外の国々では、実に美味しく頂かれているようです。
ワニ肉が鶏のささみに近いので、恐らくそんな感じなんでしょうね。
皮革製品として生まれ変わることも多いようです。
最も自然環境の破壊にともない、近年姿を徐々に減らしているそうです。
また、中国では保護対象として扱われています。
次は、サルバトールモニターのサイズ・寿命についてお伝えします。
サルバトールモニターが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
写真でも大きいのは伝わったかと思いますが、こちらサルバトールモニター。
大きいものだと2m程度にまで成長します。
もうトカゲというよりは「ワニ」の風格です。
育て方次第では、夢の3m代にまで突入するとか…!
寿命は15年前後と、犬や猫と変わりませんが、育て方次第では25年程生きるともされています。
飼育下だと環境設定が難しく、ストレスがたまり、早死にしやすい生き物もいる中、
どれだけタフネスかわかりますね。
次にサルバトールモニターの飼育方法についてお伝えします。
サルバトールモニターの飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!
このサイズ感となると、もう市販の水槽でどうにかする次元を超えています。
ワンルームのアパートなど言語道断。一軒家でも一つ部屋を占領するくらいのサイズです。
一番良いのは持ち家の庭にでも「ビバリウム」を作ることですが…。
特注の水槽を手配するならば室内飼育も可能です。
ただ、少なくとも10万は下らない覚悟を決めておきましょう。
飼育ケージの中に、体が漬かるプールを用意し、ポンプでろ過できるようにします。
緑で隠れ家を作りましょう。
飼育環境さえ整えれば、サルバトールモニターはあまり手がかかりません。
身体の頑丈さもさることながら、好き嫌いせずよく食べる性格は初心者向けですし
清流でなく、比較的濁った原生林やマングローブ林近くの水源によく見られるところから、
環境設定も楽なのです。
水に頻繁につかり、フンもそこでするために、こまめな掃除が必要です。
時おり人肌よりほんの少し高めのお湯で温浴すると、清潔さを保てます。
個体差があるので、小さな幼体や弱ったものは、ごくごく短い時間にしましょう。
次にサルバトールモニターのエサについてお伝えします。
サルバトールモニターの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
サルバトールモニターの食性は肉食ですが、「いきなり獲物を襲って食う」のではなく「死骸や残飯を食べてまわる」
という掃除屋的な面が強いために、人が食われたなんて事件は起きていません。
(もっとも小さい犬猫ならばどうかわかりませんが…!)
死骸でも食べるので、特別生餌に拘る必要はありません。
よほど良く慣れているのでしたら、おやつ間隔にピンセットでコオロギなど与えましょう。
メインはマウスやウズラ、食用の内臓類や鶏ささみにします。
成長と共に脂肪分を減らしていくと、長生きにつながります。
もちろんビタミン剤・カルシウム剤を投与することも忘れずに。
でないと病気にかかりやすくなるのです。
次にサルバトールモニターのかかりやすい病気についてお伝えします。
サルバトールモニターがかかりうる病気は?対策方法も!
過不足なくエサを与えられていても、肝心な栄養素が足りていなければいけません。
手足がゆがむ「くる病」、上手く脱皮できずに弱る「脱皮不全」といった目に見えてわかる病気は、
大抵エサに起因しています。
これはビタミン剤・カルシウム剤を与えていればおきませんので、飼い主が自分で何とかしましょう。
またエサが十分すぎても、今度は肥満の問題も出てきます。
余程飼育スペースが広いのでなければ、適度な運動をさせましょう。
次にサルバトールモニターの繁殖についてお伝えします。
サルバトールモニターの繁殖の時期はいつなの?
自然界では4~10月頃、春から秋にかけてが、サルバトールモニターの恋のシーズンです。
雨季・乾季に影響されるそうですが、梅雨を始め四季にメリハリがある日本では
各地によって異なってきます。
メスは1度に15個程度、1年の累計で30~40個の卵を生みます。
産卵場所には土を掘る他、枯れ木などを利用します。
時には複数のメスが同じ産卵場所を仲良く共有していて、まるで産婦人科の様相です。
現地では農地開拓によって住処が減少したことにより、都市化も進んでいるらしく
街中でもわらわら湧いてくることがあるのだとか!
次にサルバトールモニターの販売価格についてお伝えします。
サルバトールモニターの販売価格や値段はどれくらいなの?
サルバトールモニターの幼体は1万少し程度ですが、大きくなるにつれて値段もどんどん高くなっていきます。
良好な個体ですと10万はするでしょう。
飼育環境設定と合わせると、初期費用で20万円は見ておいたほうが良いですね!
もちろん毎月のエサもそれなりにかかることを忘れずに。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
サルバトールモニターのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①サルバトールモニターの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
巨大な大トカゲそのものの風貌です。
気性が荒い個体もいますが、人に懐く個体もいます。
②サルバトールモニターの生息地はどこなの?
インドネシアやスリランカなど、東~東南アジアにかけて生息します。
現地では水場をうろうろしながら、人々と共存していた。
③サルバトールモニターが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
どれだけ小さくても2mにはなります。最大で3m行った例も。
寿命も15年と、伴侶動物としては十分な時間を共に過ごせます。
④サルバトールモニターの飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!
市販のケージでは幼体しか収まりません。
特注のケージを用意するが、自作ケージを作る必要があります。
⑤サルバトールモニターの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
肉食ですが、野生では死骸も食べているために左程生餌に拘る必要はありません。
肉類と市販のフード、時折生餌にビタミン剤で十分です。
⑥サルバトールモニターがかかりうる病気は?対策方法も!
栄養不足によるくる病、脱皮不全などがあります。
適切なエサとビタミン剤などを渡しましょう。
⑦サルバトールモニターの繁殖の時期はいつなの?
4~10月の春から秋にかけてですが、日本では未知数です。
⑧サルバトールモニターの販売価格や値段はどれくらいなの?
幼体ではなく、成体を買うとかなり高いお値段です。
10万に届かないくらいと考えておきましょう。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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