みなさんこんにちは。
本日は、サンエステバントゲオイグアナの生態についてまとめていきたいと思います。
イグアナと言えば、グリーンイグアナやガラパゴスイグアナなどがよくメディアで見かけますね。
そのために「イグアナはとげとげしい飾りがいっぱいついている」という印象が強いのですが…。
今回お伝えする本種は、これらとはまた違った魅力を持っています。
今回はサンエステバントゲオイグアナについてのポイント、
以上8つの点についてお伝えします。
まずは、サンエステバントゲオイグアナの写真をお見せします!
目次(クリックで飛べます)
サンエステバントゲオイグアナの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
さて、これがサンエステバントゲオイグアナの画像です。
・・・結構「もっちり」していませんか?
こののんびりとした顔といい、ゴマ塩の模様といい、なんだかイグアナのくせに
「アザラシ」を彷彿とさせはしませんか?
見たところ目立った「トゲ」「エリ」は確認できません。
「たるん」とした皮膚がなんとも言えないユーモラスな感じ。
イグアナの「トゲ」は「クレスト」と呼ばれ、オスはかなり目立つ傾向にあるのですが
本種は「トギレトゲオイグアナ(途切れ棘尾)」と呼ばれる種の亜種です。
クレストはあるにはあるのですが、尾の付け根の部分で途切れていることから、余計まろやかなフォルムに見えるのですね。
ですがこのサンエステバントゲオイグアナ、見かけに反してかなりのやんちゃっ子らしく
幼体の頃から世話していないとかなり攻撃的な面を見せるのだとか…。
イグアナ自体割と神経質な生き物ですので、ペットとしての触れあいが第一ならば
本種はお勧めしにくいですが、中級者ならば幼体から飼い慣らすことも不可能ではないです。
自分の力量を見て判断しましょうね!
さて、優し気な顔に見合わないやんちゃイグアナ。
次はサンエステバントゲオイグアナの生息地をお伝えします!
サンエステバントゲオイグアナの生息地はどこなの?
イグアナは温暖な地方に様々な種類が生息しています。
しかし本種はかなり独特で、なんとカリフォルニア湾のサンエステバン島でしか
見られないのです。名前は島由来だったというわけ。
元々トギレトゲオイグアナの亜種である本種。
近くの島々には別の亜種が生息しているのですが、どれも細部が異なる模様です。
しかしながら生活様式はほぼ一緒ですので、飼育する際は迷わないで済むでしょう。
次にサンエステバントゲオイグアナの大きさと寿命をお伝えします!
サンエステバントゲオイグアナが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
本種はイグアナの中では「中型」サイズになります。
それでも1m近く成長するものもいる為、最終的には市販の通常サイズの水槽では間に合いません!
特注で大きなものを注文するか、部屋一室に機材を入れて丸々飼育スペースにするか
した方がよさそうです。
寿命は10年は超えるようですが、これは飼育環境に大きく左右されるところがあります。
完璧に環境を整えた場合、20年に達することもあります。
次はサンエステバントゲオイグアナの飼育(飼い方)をお伝えします!
サンエステバントゲオイグアナの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
中型サイズと言えども、サンエステバントゲオイグアナの大きさからするに、必要な水槽は
最低でも80㎝を超える大型のものが必要です。
いっそスペースと資金が許すなら、1mを超える水槽を最初から特注するか、あるいは温室を
立ててしまうという手があります。
いずれにせよワンルームなどでは気軽に飼育できませんので、部屋の面積を鑑みる必要が大いに有。
本種は砂漠性のトカゲなどと違い、そこまで強い紫外線を欲することはありませんが、
いずれにせよUVライト、バスキングライトは必須です。
日中は30~35度、夜間は25度に設定し、バスキングスポットは40度。
湿度も霧吹きを拭く・水入れにいつも水をたたえるなどして保ちましょう。
そこそこの大きさになるので、器具に悪戯して火傷したりしないよう、ライト類はがっちり固定しておきましょう。
敷き砂は新聞紙やキッチンペーパーでも構いません。
しょっちゅう汚れるからです。
インテリアは岩場をイメージしたものを入れましょう。
次にサンエステバントゲオイグアナの餌と量、与え方をお伝えします!
サンエステバントゲオイグアナの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
サンエステバントゲオイグアナは、基本的に植物食です。
花や葉っぱ、野菜や果物を好んで食べます。
アクの少ない小松菜などの葉物野菜や、トマトなどカロリーの低めなものを与えます。
果物は比率が主食を超えない程度、半分以下にします。
メロンやバナナはあまり栄養価が高くなく、糖分が多いばかりです。
幼少期や、成長期は一時的に昆虫類=肉を欲することもあります。
人工フードもですが、消化不良を起こさない程度に、注意しながら与えましょう。
またエサの種類に関わらず、毎回のカルシウム剤のダスティングは必須です。
流水でない=綺麗でない、との認識か、水入れに入れても飲まない個体もいます。
そんな時はドリップ式の給水機を入れるか、エサの時間にスポイトで給水するかしましょう。
霧吹きで拭いたり、水分の多い野菜を与えるのも助けにはなります。
食べ残しは周囲の砂やフンごと処分し、あまり長時間不衛生な環境にいないようします。
次はサンエステバントゲオイグアナがかかりうる病気、対策方法をお伝えします!
サンエステバントゲオイグアナがかかりうる病気は?対策方法も!
紫外線・ビタミン・湿度の3本柱が崩れた時の「脱皮不全」は恐ろしいです。
古い皮が脱ぎきれず、手足に残って行動の妨げになる他、手足がもげてしまったりと障害を招くこともあります。
ライト類、毎回のエサにはくれぐれも注意しましょう。
また、カルシウム不足が過ぎると、骨が正常に形成されません。
よって「グロテスクスマイル」という、顎が異常に左右に延びて、常に笑っているような
骨格が形成されるなどします。
こうなると後からの矯正は不可能です。
毎回地道にカルシウム剤のダスティングをして、このような事が起こらないようにしましょう。
次にサンエステバントゲオイグアナの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
サンエステバントゲオイグアナの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
何分珍しく、飼育人口も少ないことから、繁殖期について厳密にわかってはいません。
それでもグリーンイグアナを例に考えるなら、やはり秋から冬にかけてがシーズンでしょう。
オスは繁殖期に近づくと攻撃的になり、尾を振り回したりしますので、それとなく時期が来たことはわかります。
一方メスも無精卵を産むなど、繁殖シーズンを強く意識する行動に出ます。
産卵数は2桁の大台に乗ることもあるため、卵用の別ケースは必ず用意しましょう!
産卵したら土から天地無用で取り出し、別容器に入れて保温・保湿します。
ある程度も大きさに育つまでは、親と一緒にしないのが無難でしょう。
次はサンエステバントゲオイグアナの販売価格や値段をお伝えします!
サンエステバントゲオイグアナの販売価格や値段はどれくらいなの?
珍しいイグアナなので、あまり流通していません。
相場は30万円前後くらいが妥当ではないでしょうか。
幼体か成体か、ペアかどうかで変動しますが、本種の場合「カラーがどれほど綺麗に出ているか」が
かなり重要になりますので、ショップによって重視するポイントが違うかもしれません。
選択肢は少ないですが、悔いのないようにしっかり確認しましょう。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
サンエステバントゲオイグアナのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①サンエステバントゲオイグアナの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
ゴマ塩カラーと、丸みをおびたフォルムが特徴的です。
かなり気性が荒い個体も多く、幼少期から根気よく慣らす必要があります。
②サンエステバントゲオイグアナの生息地はどこなの?
カリフォルニアのサンエステバン島にしか生息していません。
近くの島々には近しい亜種がいます。
③サンエステバントゲオイグアナが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
中型サイズのイグアナですが、大きいものはやはり1m近く成長します。
寿命は10~20年程と、そこそこ長生きしてくれます。
④サンエステバントゲオイグアナの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
通常のイグアナより、岩場を意識したインテリアにします。
飼育ケースはとにかく大き目、あるいは温室をつくりましょう。
⑤サンエステバントゲオイグアナの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
基本的に植物食です。小松菜などを与えます。
幼少期は昆虫を取り入れても良いかもしれません。
⑥サンエステバントゲオイグアナがかかりうる病気は?対策方法も!
紫外線やカルシウム、ビタミンや湿度の問題で、脱皮不全や
骨の形成不全に悩まされることがあります。
⑦サンエステバントゲオイグアナの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
秋から冬にかけてが繁殖シーズンですが、飼育下だとずれる可能性も。
オスは攻撃的になるのでわかりやすいです。
⑧サンエステバントゲオイグアナの販売価格や値段はどれくらいなの?
30万円は下らない値段でしょう。
流通数が少ない為、吟味することが大事です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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