みなさんこんにちは。
本日は、ヒゲミズヘビの生態についてまとめていきたいと思います。
名前からは立派なひげを蓄えたヘビしか想像ができませんが…。
どのような姿なのでしょうか?
今回はヒゲミズヘビについてのポイント、
以上8つの点についてお伝えします。
まずは、ヒゲミズヘビの写真をお見せします!
目次(クリックで飛べます)
ヒゲミズヘビの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
ご覧ください。
これが「ヒゲ」ミズヘビです。
名は体を表すといいますが、まさにその通りですね!
まるで画家・サルバトール・ダリのような立派な「ヒゲ」がチャームポイントです。
ヒゲミズヘビ…名前に大きなヒントがあるように、「水」に親和性がある生き物です。
水といってもいろいろですが、彼らは清流でなく、泥混じりの池などで暮らす生き物。
当然視界0の時もありますが、この特徴的な「髭状突起」があれば大丈夫!
これで獲物や外敵の起こす振動を水中でキャッチすると言われています。
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またマムシやコブラと違い、積極的に利用することはありませんが、口の奥にはちゃっかり毒牙も
備えています。
人にはあまり影響がない…と言われていますが、くれぐれも気をつけましょう。
陸ではのろのろとした動きで、怖がると硬直するタイプなので、余程ひどく構わなければ大丈夫と
思われますが…。
さて、このインパクトのあるヘビは、一体どんな場所の水中に潜んでいるのでしょうか?
次はヒゲミズヘビの生息地をお伝えします!
ヒゲミズヘビの生息地はどこなの?
ヒゲミズヘビの生息地は、アジアに限られます。
タイ、ベトナム、カンボジアといった、高温湿潤の東南アジアにのみ生息しています。
ヒゲ「水」ヘビの名からわかる通り、彼らは水棲ヘビとして知られます。
泳ぎが達者で、普段は水中に潜んでいます。無論肺呼吸なので息継ぎはしますが、頭をちょっと水面に
突き出すのみです。陸上では機敏に動けない為に、滅多に陸に上がることはありません。
雨が降らず、水が干上がる乾季には、泥に潜って凌ぐそうです。
この生活スタイルのため、背中や脇腹の鱗はよく発達し、水をかき分けるのに特化しているのに対し
腹側の鱗は退化し、陸を上手く這えなくなっています。
恐怖を感じると硬直するのは、下手に逃げるより自分を小枝にでも見せかけて難を逃れたほうが
いいということを知っているのでしょう。
次にヒゲミズヘビの大きさと寿命をお伝えします!
ヒゲミズヘビが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
ヒゲミズヘビは左程大きくなる種類ではありません。
最大で1m程度でしょうか。
細く小さいヘビなので、軽々と扱うことができます。
寿命は10~20年とされています。
水棲ヘビは環境を設定するのがやや難しく、中級者向けですが、上手く世話すると長生きするでしょう。
しかし水棲ヘビというと、どのような設備を用意すればいいのかわかりませんね?
次はヒゲミズヘビの飼育(飼い方)方法をお伝えします!
ヒゲミズヘビの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
彼らの普段の生息域は、ずばり水中。
飼育ケースも当然ですが深めに水を張る必要があります。
ガラスの水槽ならば何の問題もありませんし、衣装ケースなどを工夫して制作しても構いません。
気をつけたいのが「脱走」の予防。ヘビは脱走の名人です。
細い体と柔軟性、思わぬ膂力から、少しの隙間からでも蓋を開けて出ていってしまいます。
幸いヒゲミズヘビは完全水棲で、自ら好んで陸に上がろうとはしないので少しはマシですが
それでもきっちりと閉まる蓋は必須です。何なら金網などで自作しましょう。
インテリアは水に濡れても問題ない流木や管理しやすい水草などで構成しましょう。
「爬虫類」というよりは「熱帯魚」を育てる感覚で飾るといいかもしれません。
食事も排泄もなにもかも水中で行いますので、汚れたらまめに水を取り変えましょう。
水はしっかりカルキ抜きした、汲み置き水がおすすめです。
温度ですが「水温」は25~28度くらいの、ぬるい温度に設定します。
熱帯魚用のヒーターやサーモスタットで調整します。
ろ過装置も取り付けて、最低限の清潔さは保ちましょう。元々泥混じりの水域に住むヘビなので
殊更に神経質になる必要はありませんが、フィルターで大まかにろ過は必要です。
次にヒゲミズヘビの餌と量、与え方をお伝えします!
ヒゲミズヘビの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
完全水棲ヘビですので、食料も当然水辺で調達しています。
魚や貝、カニやエビなどの甲殻類を好んで食べる肉食性動物です。
水中でじっと獲物を待ち構え、近くを通りすがったときに勢いよく飛びついて仕留めます。
一般家庭では生きた小魚を中心に与えます。メダカや金魚などは購入しやすいですね。
ただし昆虫などと比べると割高になります。
マウスなどで代用を試みる人もいるようですが、やはり自然な食性に沿った活餌が一番面倒が
ないと思われます。
中には巨大な水槽に多種多様な魚と共に本種を飼育し、生態系の一部として完全に成立させている人も
いるようです。設備と場所が十分に用意可能ならば、是非やってみたいですね!
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次はヒゲミズヘビがかかりうる病気と対策方法をお伝えします!
ヒゲミズヘビがかかりうる病気は?対策方法も!
普通の爬虫類につきものなのが「脱皮不全」です。
「湿度不足」「カルシウム不足」など、理由はいろいろありますが、水棲ヘビの場合湿度に関しては
特に問題はありません。なにせ水中にいますし。エサも特に偏りがなければ栄養不足にならないでしょう。
以下の図のように、水中で「脱げて」いるなら大丈夫です。
問題は「空気」代りの「水」そのものの質にあります。
水が極端に食べ残しや排泄物で汚れていると、細菌やカビが発生しやすくなり、皮膚や内臓の疾患の
原因となります。
次にヒゲミズヘビの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
ヒゲミズヘビの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
爬虫類には大きく分けて2種類の繁殖方法があります。
それが「卵生」と「胎生」です。
卵生は一般的に知られるように、卵を土や苔に産み付ける殖え方ですが、胎生は卵を腹の中で孵して
子どもを出産します。
ヒゲミズヘビは後者・胎生の生き物で、1回の出産で平均7匹前後は生むようです。
水棲ヘビということ、性成熟までの条件を満たすのが難しいことから、日本の飼育現場では中々
繁殖まで至らないようです。
次はヒゲミズヘビの販売価格や値段をお伝えします!
ヒゲミズヘビの販売価格や値段はどれくらいなの?
相場は大体2万半ばから3万円前後でしょうか。
特にオスメスで値段が変動することはありません。
ただし柄が「ストライプ」か「斑点」かで異なる可能性はあります。
今までヘビを飼ったことがあるという人でも、水棲ヘビだとまた違った器具が必要になります。
水槽などは水漏れがしないか、インテリアは水に浸して良い素材か一度確かめ、必要ならば順次買い替えていきましょう。
場合によっては生体より、器具の方が高くつくかもしれません。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ヒゲミズヘビのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヒゲミズヘビの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
口の両側に「ぴょこっ」と生えている鬚状突起がチャームポイントです。
大人しく、暴れることがありません。
②ヒゲミズヘビの生息地はどこなの?
タイなどの高温湿潤な東南アジアです。
泥混じりの水中で暮らしており、滅多に陸には上がりません。
③ヒゲミズヘビが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
最大でも1mを超えません。
寿命は10~20年とされています。
④ヒゲミズヘビの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
しっかりした水槽に深めに水を張り、陸上のスペースはごく最小限にとります。
熱帯魚の飼育を参考にしましょう。
⑤ヒゲミズヘビの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
生きた小魚を中心に与えます。
待ち伏せ型のハンターなので、水中に潜める場所を作りましょう。
⑥ヒゲミズヘビがかかりうる病気は?対策方法も!
水質が悪化することにより、皮膚炎や内臓疾患の可能性が出てきます。
ゴミを取り除く、ろ過するなどで水質を保ちましょう。
⑦ヒゲミズヘビの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
繁殖期はよくわかっていませんが、胎生なので運が良ければ
いつしか子ヘビが生まれているかもしれません。
⑧ヒゲミズヘビの販売価格や値段はどれくらいなの?
2万半ばから3万前後です。
柄・色合いで変動が考えられます。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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