みなさんこんにちは。
本日は、オガサワラヤモリの生態についてまとめていきたいと思います。
今まで見た目やフィジカルにばかり注目していたアナタ。
そこばかり見ていたんではわからない、オガサワラヤモリの脅威の生態についてお教えします!
今回はオガサワラヤモリについてのポイント、
以上9つの点についてお伝えします。
まずは、オガサワラヤモリの写真をお見せします!
目次(クリックで飛べます)
オガサワラヤモリの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
まずはオガサワラヤモリの姿から見ていきましょう。
全体としてはこんな感じ。
https://www.instagram.com/p/ByTUaUzhLBO/?utm_source=ig_web_button_share_sheet
おや?意外と普通のヤモリですね。
ニューカレドニアに生息するゲッコー類のように色鮮やかなわけでもなく
東南アジアに生息するトッケイヤモリのように巨大なわけでもないのです。
この地味さ…真夏の夜に窓を開けたら、外壁にいくらでもいそうな感じ。
少なくともキャッチーさには欠けています。
好んで採集する対象にはなりにくいかもですね。
しかし本種は、かなり重大な秘密を持っているのです!
それは外見からは判らない「性別」と「生殖」にあります。
なんと本種は、「メスしか存在しない」かつ「単為生殖」が可能な唯一の生き物なのです!!
メスしか存在しないということは、当然「オスが存在しない」ということ。
つまりオガサワラヤモリは、メスのクローンが次々生まれることで種を繋ぐという
相当珍しい生殖サイクルを持っているのです!
人間で例えたら、男性が存在せず、女性のみが存在する世界。
祖母・母・娘と、女系のみで繋いでいく世界です。
う~んSFの舞台ですね。
こんな生殖サイクルの生き物ですから、単独で飼おうがお構いなしに産卵します。
多頭飼いが可能な生き物ですから、とにかくわちゃわちゃ飼育したい!
なんて人にはうってつけの爬虫類かもしれませんね。
次に、オガサワラヤモリの生息地をお伝えします。
オガサワラヤモリの生息地はどこなの?
オガサワラヤモリの生息地はもちろん小笠原…。
だけではありません。
実はこの種類、いわゆる「和名」がオガサワラヤモリというだけで、実際は世界の至るところで
確認されているのです。
今でもインド洋を中心に、分布を広げているとされています。
どうしてそんなことになっているのかというと、それは偶発的なもの…。
そう、つまり貿易の際の船の積み荷などに同乗したヤモリが、インドやオーストラリア、アメリカへ
生きたまま到着し、繁栄してしまったのです。
もちろん亜熱帯気候に慣れたヤモリですから、寒冷地では生きていくことが困難でしょう。
ですから偶々辿りついた「暖かい国々」だけで確認されているのです。
しかし温暖な国に住むその数だけも相当なものです。
次は、オガサワラヤモリの最大の大きさと寿命をお伝えします。
オガサワラヤモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
オガサワラヤモリは片手サイズの大きさです。
最大でも8㎝を超えません。
ヤモリは歯もないので、手で救い上げても特に攻撃されないのがありがたいですね。
また寿命は詳しいことはわかっていませんが、通常のヤモリですと寿命は10年。
オガサワラヤモリも同程度と考えられます。
次に、オガサワラヤモリの飼育(飼い方)方法をお伝えします。
オガサワラヤモリの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
基本的には通常のヤモリの飼育方法となんら変わりありません。
ガラスケースを用意し、床材や観葉植物で、小笠原の自然を再現しましょう。
温度は18~26度、湿度は高めで、60~70度が目安です。
霧吹きで時折水滴を壁につけておきます。
亜熱帯の生き物なので、ヒーターで温度を保ち、ライトでバスキングスポットを作ることも忘れずに!!
次に、オガサワラヤモリの餌と量はどうするのかをお伝えします。
オガサワラヤモリの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
エサについても、通常のヤモリと何ら変わりありません。
ピンセットでハエやミールワームなどをつまんで与えると、比較的慣れやすくなります。
カルシウム剤の添加は、産卵のことがありますから計画的に与えましょう。
回数は大体3日に1度程度、十分に与えましょう。
ただし個体によって異なるので、最初の内はリズムを把握することからおぼえてください。
次に、オガサワラヤモリの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします。
オガサワラヤモリの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
とにかくメス揃いのクローン繁殖…。
「雌雄の見分け方」がここまで意味をなさない生き物も珍しいです。
1年中繁殖が可能な本種は、少なくとも2度は産卵チャンスがあります。
ヤモリは通常、家屋の陰などに隠れて卵を産み付けますが、飼育下では往々にして
いきなりガラス面に産み付けたりする猛者がいます。
落下が不安な場合、下にクッションを置くか、移動できそうな場合安定した木の枝などに
移し替えましょう。
また産卵するとカルシウムが大量に失われます。
体調を崩さないように、またせっかく生んだ卵を食べてしまわないように
よくよく注意してみましょう。
次は、オガサワラヤモリがかかりうる病気の対策方法をお伝えします。
オガサワラヤモリがかかりうる病気は?対策方法も!
飼育ケース内を不衛生にしていることで、皮膚病や眼病、呼吸器病を招く恐れがあります。
特に本種は増えやすく、多頭飼いが多く成りがちです。
食べ残しやフン、脱皮後の皮や孵化後の卵の殻など、いくらでもゴミが出てきます。
こまめな掃除を試みましょう。
また産卵は多くのエネルギーを使うため、産卵後にぐったりしているヤモリをつつきまわすと
更なる疲労の恐れが…。
多頭飼いの場合難しいかもしれませんが、産卵したばかりの個体は特別気を遣いましょう。
次に、オガサワラヤモリの繁殖の時期や産卵の時期はいつかをお伝えします。
オガサワラヤモリの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
1年中繁殖可能な彼らに、「繁殖期」は存在しません。
もともと繁殖期は1年の内1回ないしは2回、栄養を蓄えて交尾や妊娠・出産の為に費やせる
特別な期間のこと。
オガサワラヤモリのように、特殊な生殖サイクルを持つ生き物には無関係です。
あるいは温度や湿度は多少関係してくるかもしれませんが、適温で飼育している場合
特段変化はないでしょう。
それでは最後に、オガサワラヤモリの販売価格や値段はどれくらいなのかをお伝えします。
オガサワラヤモリの販売価格や値段はどれくらいなの?
オガサワラヤモリは特別、捕獲や飼育が禁じられていません。
国外で外来種としてたくましく生きていることからわかるように、結構しぶとい種類です。
このことから、購入はせず野生のものを捕獲すると言うのも大いにアリ。
購入する場合、そもそも流通があまりないようです。
しかし普通のヤモリが1000円足らずなことを考えると、オガサワラヤモリも安価だと思われます。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
オガサワラヤモリのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①オガサワラヤモリの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
見た目は地味なヤモリそのものですが、メスのみで殖える
面白い特性を持っています。
②オガサワラヤモリの生息地はどこなの?
小笠原を始め、海外に進出した本種が多くの国で分布しています。
暖かい所ならばどこでも生きていけるようです。
③オガサワラヤモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
8㎝程度が限度のようです。
寿命は10年くらいと、普通のヤモリと変わりません。
④オガサワラヤモリの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
特別広いケースは必要ありません。
60㎝程度の中くらいのケースならば上々です。
⑤オガサワラヤモリの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
成体なら3日に1回程度。
ベビーは1日に1回程度で、栄養の豊富なものを!
⑥オガサワラヤモリの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
メスしか存在しないので、見分け方も何もありません。
突然変異でオスが生まれることもないようです。
⑦オガサワラヤモリがかかりうる病気は?対策方法も!
多頭飼いになりがちのため、飼育ケースが汚れがちです。
皮膚病や呼吸器の疾患の原因になるために、こまめな掃除を!
⑧オガサワラヤモリの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
一年中繁殖可能なので、特に繁殖期や産卵時期はありません。
栄養豊富で気候が良い時が、その時期でしょう。
⑨オガサワラヤモリの販売価格や値段はどれくらいなの?
あまり流通していないので、飼うならば野生の個体を
取ってくるのが一番です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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