【アイフィンガーガエルの生態!】鳴き声の特徴や販売価格等6個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、アイフィンガーガエルの生態についてまとめていきたいと思います。

 

日本で唯一!一風変わった繁殖方法をとるこのカエル。

その謎に迫っていきましょう。

 

今回は、アイフィンガーガエルについてのポイント、

①アイフィンガーガエルの写真(画像)!鳴き声の特徴や性格は?英語や和名はなに?名前の由来は?
②アイフィンガーガエルの生息地(分布)はどこなの?沖縄にいるの?
③アイフィンガーガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④アイフィンガーガエルの飼育(飼い方)方法は?どう餌やりすればいい?
⑤アイフィンガーガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
⑥アイフィンガーガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

以上6個の点についてお伝えします。

それでは、アイフィンガーガエルの写真(画像)を見ていきましょう!

 

アイフィンガーガエルの写真(画像)!鳴き声の特徴や性格は?英語や和名はなに?名前の由来は?

 

アイフィンガーガエルはアオガエル科アイフィンガーガエル属に分類されます。

 

 

こちらがアイフィンガーガエルの画像です。

パッと見た感じは、色素が薄いニホンアマガエルのように見えます。

 

この様な体色の個体が大多数ですが…時折、極端に緑がかった個体も発見されるそうです。

背中にはいぼ状の細かな突起が無数あり、褐色のブチ模様が点在します。

 

尾部から鼻部にかけて2本の筋状に隆起した二本線が伸び、生息地が重複し特徴が酷似する「リュウキュウカジカガエル」とは、この特徴で見分けることが可能です。

 

英語では「Eiffinger’s Tree Frog(アイフィンガー・ツリー・フロッグ)」と呼ばれ、国内で専ら用いられる「アイフィンガーガエル」という名はこれに準じます。

アイフィンガーという名は、この種の研究を行ったドイツ人生物学者「アイフィンガー」から取られました。

また別称で「ホネナガキガエル」という完全な和名もあります。

 

鳴き声は非常につつましく、小さな声で「フィッ・フィッ・フイッ」と鳴きます。

人によっては「キッキッキ…」「ピッピッピ…」などと聞こえますが、ごく小さな鳴き声で、同じ音を続けて鳴くという点は変わらないようです。

 

性格は非常におっとりとしています。

同サイズの攻撃的でないカエルならば、簡単に同居させることも可能です。

 

次は、アイフィンガーガエルの生息地(分布)をお伝えします!

 

アイフィンガーガエルの生息地(分布)はどこなの?沖縄にいるの?

 

 

アイフィンガーガエルは列記とした国内種です。

 

生息地はかなり限定的で、国内沖縄県の「西表島」「石垣島」の2島にのみ生息しています。

国外では東アジアの台湾にも分布するようです。

 

次に、アイフィンガーガエルの大きさと寿命をお伝えします!

 

アイフィンガーガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

アイフィンガーガエルは、完全な「樹上性」のカエルです。

つまり、英語で言う所のツリーフロッグ…木の上や草むらなど植物の生茂ったような環境が大好きです。

そのため地上性のヒキガエルの様に、大型には慣れません。

 

樹上性のカエル全般に言えますが、一部の例外を除いて立体活動をするカエルは小型になる傾向があります。

アイフィンガーガエルも例外ではありません。

 

アイフィンガーガエルは全長が3.3~4.0cmほどと、非常に小さなカエルです。

メスの方が巨大化し、4cm程になります。

オスは3.3~3.5cm程で成体となるんです。

 

ただ雌雄の体長差はかなり微々たるものです。

あくまで「最大全長が4.0cm」と考えてください。

平均値はこれよりやや低めです。

 

寿命ですが、そこはやはり小型ガエル…2~3年ほどでその生涯を終えてしまいます。

ただ飼育下ではやや長くなる傾向があり、5年ほど寿命を全うした個体もいるそうです。

 

次は、アイフィンガーガエルの飼育(飼い方)方法をお伝えします!

 

アイフィンガーガエルの飼育(飼い方)方法は?どう餌やりすればいい?

 

アイフィンガーガエルの飼育は「非常に容易」です。

 

樹上性のカエルなので奥行き・幅より、高さのあるケージが求められます。

また自然界では植物などがシェルターとなっています。

 

これらがないと落ち着かずストレスが溜まり、最悪死に至るので、ポトスなど管理が容易で成長の早い植物は絶対に入れてあげます。

 

ただ3cm程の小型ガエルなので、そこまで神経質になることはないでしょう。

厳密に「この高さがあればいい」とは断言し難いのですが…例えばシェルターとなる植物が十分に生育できない・葉を広げることができない、そんな極端に狭く小さなケージはNGです。

 

アイフィンガーガエル自体はそこまで光量は必須ではありませんが、活動域となる植物の葉の成長のため、植物種に必要な光量を持つライト等の器具は必要です。

 

時々水分補給もしますので、毎日の霧吹きは欠かさないようにします。

缶のような細長い形状の容器に、半分ほど水を入れておくと、カエル自身も時々浸かりに来ます。

 

また繁殖期には産卵場になるので、こちらもアイフィンガーガエルの生態を楽しみたいのなら必需品となります。

 

気温・湿度計を入れ、気温や湿度が正常かどうか?常に気にかけてください。

基本的に自然種の生息地は高温多湿です。

湿度などは飼育する地域で変動しますが、気温はなるべく20℃を維持してあげましょう。

 

餌についてですが、こちらは全く苦労いらずです。

食性は完全な「動物食」で、野生では昆虫、節足動物を主食としています。

 

購入するならss~sサイズの小さなコオロギ、同サイズのワラジムシ・レッドローチ、水槽壁面にイトミミズなどを上手いこと貼り付けても食べてくれます。

慣れてくるとピンセットから給餌もできるほどです。

小型に砕いたレプトミン・カエル用フードなどを、アイフィンガーガエルの鼻先で小刻みに揺らすと食いついてくれるかもしれません。

 

近くに活餌を販売しているショップがない…という方は、自家採集でも良いでしょう。

ただ国内種とは言え、地域の気候が全く違うので病気等を持ち込む危険性もゼロではありません。

この場合は完全自己責任でお願いします。

 

次に、アイフィンガーガエルの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!

 

アイフィンガーガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?

 

アイフィンガーガエルの繁殖期はこれといってなく、一年中産卵をします。

 

オスとメスのやる気が合致すれば、繁殖はかなり容易な部類といえます。

 

アイフィンガーガエルは自然下では、木のうろに溜まった水たまり・クワズイモの葉の基幹部、そして現地では観光客等が捨てた空き缶プラスチックゴミにさえ産卵するそうです。

卵は一度に30~60個、多い場合は100を超える卵を、水中ではなく水たまり付近のへりなどに産みつけます。

産みつける場所も一カ所ではなく、数カ所に及ぶので、普段からケージ内にこのような個所を複数設置しておくと上手く行きます。

 

そしてアイフィンガーガエルの一番変わった特徴は「子育て」をする、国内唯一のカエルということです。

 

メスは複数の産卵場所をしっかり覚え巡回し、オタマジャクシたちに餌として自身の無精卵を与えます。

自然下ではオタマジャクシの餌は、このメス親の無精卵のみです。

ですので飼育下繁殖の場合も極力産みつけられた場所には手を着けないようにしましょう。

 

蛇足ですがどうしても緊急的に隔離する場合…例えば産卵数の過多・メス親の死亡などが挙げられます。

 

そんな時は「鶏卵の卵黄」が一番良い代替食となります。

代替食には他に「他種カエルの卵」「魚類の卵」「イモリなど他両生類の卵」、「コオロギなどの昆虫の死骸」、「腐葉土」等が挙げられます。

 

ただ記載順に生存率は落ち、腐葉土等の栄養を含む土では殆どのオタマジャクシが、上陸までに至りません。

 

それでは最後に、アイフィンガーガエルの販売価格や値段をお伝えします!

 

アイフィンガーガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

変わった生態を持ち、国内種は西表島・石垣島にしか分布しません。

ですがその類の動物としては、かなり安価です。

 

IUCNも「絶滅の危険度は極めて低い」と報告しており、現地では普通に見られるカエルです。

 

一般のペットショップで扱うことは少ないのですが、爬虫類専門店・生き物即売会等のイベント、で目にする機会があります。

 

ペットショップの方が高くなり、一匹10,000円前後です。

イベントなどの卸価格では数千円と見ましょう。

 

また成体の通販は爬虫類までは法律で禁じられていますが、魚類・両生類は2021年12月現在、通販が可能です。

実際に生体のコンディション等を確認できませんが、ネット通販の例を挙げると3,000~5,000円ほどで購入可能でした。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

アイフィンガーガエルのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは6個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①アイフィンガーガエルの写真(画像)!鳴き声の特徴や性格は?英語や和名はなに?名前の由来は?

連続したか細い声で鳴きます。

和名はホネナガキガエル、英名はEiffinger’s Tree Frogと言います。

英名はドイツの生物学者、アイフィンガー氏の由来です。

 

②アイフィンガーガエルの生息地(分布)はどこなの?沖縄にいるの?

国内種は沖縄県の西表・石垣両島にのみ分布します。

国外種は台湾に生息します。

 

③アイフィンガーガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

小型のカエルであり、最大でも4cmです。

寿命は野生で2~3年、飼育下で5年ほどとなります。

 

④アイフィンガーガエルの飼育(飼い方)方法は?どう餌やりすればいい?

樹上性のカエルなので、高さのあるケージ、成体と同時に植物も育てる意識で臨みましょう。

コオロギ・ワラジムシのごく小さなサイズを目の前に落とし、捕食するか確認し給餌します。

慣れるとピンセットからも食べるので、人工飼料への切り替えも期待できます。

 

⑤アイフィンガーガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?

通年繁殖・産卵を行います。

 

⑥アイフィンガーガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?

販売価格はピンキリですが、最も安いのは爬虫類系のイベントかネット通販です。

一般のペットショップではまずお目にかからないので、爬虫類専門店など、その手の動物の専門店を探してみましょう。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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