【カモノハシガエル(イハラミガエル・イブクロコモリガエル)の生態!】子育ての方法や絶滅の理由等5個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、カモノハシガエルの生態についてまとめていきたいと思います。

 

カモノハシガエルと言われるとカエルではなく、別の生き物を想像する人も多いのではないでしょうか。

ですが、名前にもある通りカモノハシガエルはれっきとしたカエルの一種です。

 

今回は、カモノハシガエルについてのポイント、

①カモノハシガエルの写真(画像)!特徴や性格は?クローンは存在するの?英語や別名はなに?
②カモノハシガエルの生息地(分布)はどこだったの?絶滅の理由は?
③カモノハシガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④カモノハシガエルは何を餌にしていたの?
⑤カモノハシガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?胃の中で子育てするの?

 

以上5個の点についてお伝えします。

それでは、カモノハシガエルの写真(画像)を見ていきましょう!

 

カモノハシガエルの写真(画像)!特徴や性格は?クローンは存在するの?英語や別名はなに?

 

(引用元:Instagram extinct_animals_page様)

こちらがカモノハシガエルの写真です。

 

カモノハシガエルはカメガエル科に分類される水棲のカエルです。

夜行性のため、昼間は水辺の岩の下などで隠れて過ごします。

 

背中の皮膚はさめはだ状、もしくは顆粒状でブツブツしています。

体色は背面側が褐色や黄褐色、黒色で不明瞭な暗色班が入り、腹面側は白色で淡黄色の模様があります。

 

英語では「Southern platypus frog」「Southern gastric brooding frog」と呼ばれています。

意味は「南方のカモノハシガエル」「南方の胃の中で子育てをするカエル」となります。

 

実は、カモノハシガエルは2種類存在していて、もう一方を「キタカモノハシガエル」と呼んでいるため「南方のカモノハシガエル」と呼ばれたようですね。

 

そんなカモノハシガエルの別名は英名でも呼ばれているように、「イブクロコモリガエル」「イハラミガエル」です。

胃の中で子育てをすることからその名が付きました。

 

ちなみに、どうしてカモノハシガエルと呼ばれているのかと言うと、カモノハシと同様にオーストラリアが生息地であること、滅多に陸上に上がってこないことから付けられたと言われています。

 

カモノハシガエルは残念なことに絶滅してしまっています。

 

しかし、オーストラリアの博物館にはカモノハシガエルの綺麗な標本がいくつか保存されていて、それらを使用してクローン技術で復活させる研究が進められています。

 

それでも、胚の初期段階(卵からオタマジャクシになる前)までが限界で、そこからは数日で死んでしまって上手く成長しないようです。

 

研究が上手く進み、いつかカモノハシガエル達が元気に跳ね回る姿が見られるようになるといいですね!

 

次は、カモノハシガエルの生息地(分布)はどこだったのかをお伝えします!

 

カモノハシガエルの生息地(分布)はどこだったの?絶滅の理由は?

 

カモノハシガエルはオーストラリアの固有種で、クイーンズランド州南東部にのみ生息していました。

山地の湿潤硬葉樹林内を流れる岩場の多い渓流で暮らしていました。

 

カモノハシガエルは以前から発見されていましたが、1972年に正式な学名が付けられました。

しかし、その後急速に数を減らして1981年には野生個体は確認されなくなってしまいました。

 

研究所で飼育されていた個体も1983年に死んでしまい絶滅種となりました。

カモノハシガエルの絶滅の詳しい原因は不明となっています。

 

ですが、カモノハシガエルの生息地は管理保護区となっていて環境汚染ではなく、「カエルツボカビ症」という感染症が原因となったのではないかと考えられています。

 

次に、カモノハシガエルの大きさと寿命をお伝えします!

 

カモノハシガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

カモノハシガエルの成体の大きさはオスが3~4cm、メスが4~5cmほどです。

メスの方が少し体が大きいんですね。

 

また、カモノハシガエルの寿命については明らかになっていないようです。

 

次は、カモノハシガエルは何を餌にしているのかをお伝えします!

 

カモノハシガエルは何を餌にしていたの?

 

カモノハシガエルは動物食で、ミミズや昆虫を食べていたようです。

陸上の獲物めがけて突進し、舌を伸ばすのではなく口で咥えて捕食していました。

 

それでは最後に、カモノハシガエルの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!

 

カモノハシガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?胃の中で子育てするの?

 

カモノハシガエルの繁殖時期は11月~翌年の1月です。

そんな寒い時期に繁殖するの?と思われるかもしれませんが、カモノハシガエルの生息地であるオーストラリアは南半球に位置するので現地では夏なんですね。

 

1回に18~25個の卵を産みます。

他のカエルに比べるとかなり少ないですが、カモノハシガエルにとってはこれくらいの量でないとダメなんです。

 

と言うのも、先ほどお伝えしたようにカモノハシガエルは胃の中で子育てをするからです。

卵の発生がある程度進むとメスは卵を飲み込んで、小さなカエルになるまで胃の中で育てます。

 

孵化から小さなカエルに変態するまで6~7週間かかります。

その間、卵やオタマジャクシは胃液で消化されないように、胃酸の分泌や消化作用を妨げる「プロスタグランジンE2」という成分を出します。

 

もちろん、メスは子供達が胃の中から出てくるまで絶食です。

このように、カモノハシガエルはとても興味深い子育てをするんですね。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

カモノハシガエルのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは5個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①カモノハシガエルの写真(画像)!特徴や性格は?クローンは存在するの?英語や別名はなに?

カモノハシガエルは水棲のカエルで、背中の皮膚はさめはだ状、もしくは顆粒状になっています。

背面側は背面側が褐色や黄褐色、黒色で不明瞭な暗色班が入り、腹面側は白色で淡黄色の模様があります。

英語では「Southern platypus frog」「Southern gastric brooding frog」と呼ばれています。

別名は「イブクロコモリガエル」「イハラミガエル」です。

クローン技術による復活が試みられていますが、現時点ではまだ成功していません。

 

②カモノハシガエルの生息地(分布)はどこだったの?絶滅の理由は?

カモノハシガエルはオーストラリアの固有種で、クイーンズランド州南東部に生息していました。

山地の湿潤硬葉樹林内を流れる岩場の多い渓流に生息していました。

詳しい絶滅の原因は不明ですが、「カエルツボカビ症」が原因ではないかと考えられています。

 

③カモノハシガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

カモノハシガエルの成体の大きさはオスが3~4cm、メスが4~5cmほどです。

寿命については明らかになっていません。

 

④カモノハシガエルは何を餌にしていたの?

カモノハシガエルは動物食で、ミミズや昆虫を食べていました。

舌を伸ばすのではなく、口で咥えて捕食していました。

 

⑤カモノハシガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?胃の中で子育てするの?

カモノハシガエルの繁殖時期は11月~翌年の1月です。

1回に18~25個の卵を産み、卵の発生がある程度進むとメスは卵を飲み込んで、小さなカエルになるまで胃の中で育てます。

卵やオタマジャクシは胃液で消化されないように、胃酸の分泌や消化作用を妨げる「プロスタグランジンE2」という成分を出します。

6~7週間で胃の中から出てきます。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

(アイキャッチ画像引用元: Instagram listmega100様)

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