みなさんこんにちは。
本日は、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の生態についてまとめていきたいと思います。
ミドリヒキガエルはヒキガエル科ヒキガエル属に分類されるカエルの1種です。
同じくミドリヒキガエルと呼ばれる『アメリカミドリヒキガエル(テキサスミドリヒキガエル)』がいますが、本種とは別物です。
この他にも『エジプトミドリヒキガエル』という名前で親しまれているカエルがいるのですが、こちらはヨーロッパミドリヒキガエルと同一種です。
エジプト産の個体群かヨーロッパ産の個体群かの違いで呼び方が変わるようです。
今回は、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)についてのポイント、
以上7個の点についてお伝えします。
それでは、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の写真(画像)を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?学名はなに?
(画像引用元:Instagram adam_radovanvic様)
こちらがヨーロッパミドリヒキガエルの写真です。
ミドリヒキガエルの腹面はクリーム色、背面は薄灰色または薄茶色の体色に緑色の模様があり、迷彩のような柄をしています。
ベースとなる体色と模様の色が似ていて、模様が見えにくい個体もいます。
夜行性で、夜間に街灯の明かりに集まっている虫を食べる姿がよく目撃されます。
昼間に活動する姿も見かけることがありますが、日中は基本的に物陰に隠れて過ごします。
ミドリヒキガエルは名前の通りヒキガエルの仲間ですから、危険を感じると首の後ろにある耳腺から臭い毒液を分泌します。
また、ミドリヒキガエルは温厚で物怖じしない性格の個体が多いです。
ミドリヒキガエルは人に懐くことはないですが、餌が貰えることを覚えて人に慣れることはありますよ。
そんなミドリヒキガエルの学名は「Bufo viridis」といいます。
英語では「European green toad」とそのままの名前で呼ばれています。
次は、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の生息地(分布)をお伝えします!
ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の生息地(分布)はどこなの?北海道にいるの?
ミドリヒキガエルはヨーロッパ中部から中央アジア、北アフリカなどの幅広い地域に生息しています。
草原や耕作地、民家の近くなど比較的乾燥している場所に生息しています。
現在は日本に未定着となっていますが、要注意外来生物に選定されています。
北海道にも定着はしていませんが、ブルーリストに入っていて定着しないように警戒されている状態です。
また、暖かい地域に生息しているミドリヒキガエルは、冬眠の代わりに夏眠をすることがあるようです。
次に、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の大きさと寿命をお伝えします!
ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)が成体になると最大でどれくらいの体長や大きさに成長する?寿命は?
ミドリヒキガエルは成体になると、8㎝ほどに成長する中型のカエルです。
最大でも10㎝程度なので、それほど大きくならないです。
ミドリヒキガエルの寿命は野生下では4年程度、飼育下では10年程度と言われています。
自然界は過酷な環境なので、飼育下に比べるとどうしても寿命が短くなってしまいますね。
次は、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の飼育(飼い方)方法をお伝えします!
ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の飼育(飼い方)方法は?温度設定はどうする?なにを餌にしているの?
ミドリヒキガエルの飼育には、飼育ケージと床材と水容器と保温器具と流木などの隠れ家になる物が必要となります。
飼育ケージは横幅と高さ共に30㎝以上のやや大型のプラケースや水槽などを使用します。
床材には鹿沼土や赤玉土などをなるべく厚く敷き詰めて、底は多湿にして上部は乾燥させるようにします。
ミドリヒキガエルは乾燥地帯に生息しているので、夜間のミドリヒキガエルの活動時間帯に軽く霧吹きを行う程度で構いません。
浅めの水容器を設置して最低限の水分補給ができるようにして、水は毎日新鮮なものと交換しましょう。
ミドリヒキガエルの適温は25度前後ですが、比較的低温にも高温にも強いです。
15度程度でも問題なく活動できますが、消化不良などの心配もあるので20度以上は保つようにします。
冬はパネルヒーターを使用してケージの半分程度を温めてあげましょう。
隠れ家として使える物なら流木でもシェルターでも問題ありません。
ミドリヒキガエルは肉食なので、野生下では小型の昆虫を餌にしています。
ミドリヒキガエルは餌付きがいいので、飼育下では基本的にどんな餌でも食べてくれます。
コオロギやデュビアなどの餌用の生きた昆虫でも、人工飼料でも食べますよ。
次に、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!
ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
ミドリヒキガエルはメスの方がオスよりも大きくなります。
小さいオスだと3㎝ほどしかない個体もいますが、平均サイズは6㎝程度です。
メスは8~10㎝とかなり大きくなりますよ。
次は、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
ミドリヒキガエルの繁殖時期は4~6月です。
例外として、南方のミドリヒキガエルは2~3月と8~9月の年に2回繁殖を行います。
冬眠から目覚めた春先に活発に繁殖を行うようになります。
この時期になるとオスのミドリヒキガエルの前肢に婚姻瘤が見られるようになりますよ。
ミドリヒキガエルのオスは水の中で「キュッキュッ」という声を出してメスを呼びます。
メスは水の流れのない水たまりや池、プールなどに1度に数百から数万個の黒いヒモ状の卵を産卵します。
それでは最後に、ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の販売価格や値段をお伝えします!
ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の販売価格や値段はどれくらいなの?
ミドリヒキガエルは2000~8000円程度で販売されています。
販売店によってかなり値段にバラつきがある印象です。
ミドリヒキガエルは爬虫類両生類の専門店の他に、ネット通販やネットオークションでも購入できますよ。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?学名はなに?
ミドリヒキガエルの腹面はクリーム色、背面は薄灰色または薄茶色の体色に緑色の模様があり、迷彩のような柄をしています。
危険を感じると首の後ろにある耳腺から臭い毒液を分泌します。
物怖じしない性格ですが、懐くことはありません。
ミドリヒキガエルの学名は「Bufo viridis」です。
②ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の生息地(分布)はどこなの?北海道にいるの?
ミドリヒキガエルはヨーロッパ中部から中央アジア、北アフリカなどの比較的乾燥している地域に生息しています。
北海道を含む日本全土には定着していませんが、要注意外来生物となっています。
③ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)が成体になると最大でどれくらいの体長や大きさに成長する?寿命は?
ミドリヒキガエルは成体になると、8㎝ほどに成長する中型のカエルです。
ミドリヒキガエルの寿命は野生下では4年程度、飼育下では10年程度です。
④ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の飼育(飼い方)方法は?温度設定はどうする?なにを餌にしているの?
ミドリヒキガエルの飼育には、飼育ケージと床材と水容器と保温器具と流木などの隠れ家になるものが必要となります。
飼育ケージは横幅と高さ共に30㎝以上のやや大型のプラケースや水槽などを使用します。
床材に鹿沼土や赤玉土を敷いて、底は多湿で上部は乾燥させて25度前後で飼育します。
ミドリヒキガエルは生きた餌でも人工飼料でもなんでも食べます。
⑤ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
ミドリヒキガエルのメスは8㎝ほど、オスは6㎝ほどなので体格差で見分けることができます。
⑥ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
ミドリヒキガエルの繁殖時期は通常4~6月で、南方では2~3月と8~9月の年に2回繁殖を行います。
水の流れがない場所に数百から数万個の卵を産卵します。
⑦ミドリヒキガエル(ヨーロッパミドリヒキガエル)の販売価格や値段はどれくらいなの?
ミドリヒキガエルは2000~8000円程度で販売されています。
爬虫類両生類専門店やネット通販、ネットオークションなどで購入できます。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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