みなさんこんにちは。
本日は、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の生態についてまとめていきたいと思います。
トビヘビはナミヘビ科トビヘビ属に分類されるヘビの仲間です。
正式名称はパラダイストビヘビです。
今回は、トビヘビ(パラダイストビヘビ)についてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
それでは、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の写真(画像)を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の写真(画像)!特徴や性格は?毒性は強い?飛ぶ蛇なの?学名や英語名はなに?
(画像引用元:Instagram fabiustan_32様)
こちらがトビヘビ(パラダイストビヘビ)の写真です。
トビヘビ(パラダイストビヘビ)は、黒色の背面にオレンジ色や緑色の市松模様のような柄が入り、とても美しい外見をしているヘビです。
樹上棲のヘビで、名前の通り飛ぶことができます。
飛ぶと言っても鳥類のように翼を広げて羽ばたくわけではなく、木の頂上からジャンプして滑空していきます。
トビヘビは水平距離で最大で100mも滑空することができるのです。
滑空する際には肋骨を広げて体を扁平にすることで空気抵抗を増し、より長い時間空中にいられるようにしています。
体を波打たせることで空中での方向転換も可能です。
木から木へ移動するためや、敵から逃げるためなどの目的で滑空すると考えられています。
また、トビヘビは比較的大人しいですが神経質でもあります。
トビヘビは後牙類で毒がありますが、とても弱い毒なので人間にはほぼ無害です。
トビヘビの学名は「Chrysopelea paradisi」、英名は「Paradise tree snake」または「Paradise flying snake」です。
次は、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の生息地(分布)をお伝えします!
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の生息地(分布)はどこなの?日本に生息するの?
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の生息地は、タイやインドネシアやフィリピン、シンンガポールなどの南アジアや東南アジアです。
熱帯雨林に生息していて、樹上から降りてくることはあまりありません。
日本にはペットとして流通しているだけで、野生のトビヘビは生息していません。
次に、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の大きさと寿命をお伝えします!
トビヘビ(パラダイストビヘビ)が成体になると最大でどれくらいの全長や体長に成長する?寿命は?
トビヘビ(パラダイストビヘビ)は全長100~120㎝まで成長します。
滑空するためか、体が細く長いことも相俟って更に小型に感じますね。
トビヘビの寿命は10年以上です。
次は、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の飼育(飼い方)方法をお伝えします!
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の飼育(飼い方)方法は?なにを餌にしているの?
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の飼育は難しいと言われていますが、しっかりと環境を整えてあげれば不可能ではありません。
トビヘビの飼育に必要な物は、飼育ケージと床材と保温器具と流木とシェルターと水容器です。
トビヘビは小型なので飼育ケージは横幅60㎝以上、高さ60㎝以上あれば問題ないと思います。
また、ケージは通気性も重視して選びましょう。
床材はウッドチップやヤシガラマットを使用して、週に2~3回は霧吹きをして湿らせた状態にします。
脱皮の兆候がある場合には普段より湿度を高くします。
トビヘビは熱帯に生息しているので、保温器具は暖突とバスキングライトを併用します。
ケージ内の温度は27度程度にして、ホットスポットは30度程度になるようにします。
暑くなった時のために22度程度の涼しい場所も確保しておきます。
流木や止まり木はトビヘビが怪我をしてしまわないようにしっかりと固定します。
シェルターは中でとぐろを巻ける大きさの物を設置します。
水容器は全身が浸かるサイズのタッパーなどを使い、水は毎日取り換えて綺麗な状態にしてあげてください。
野生のトビヘビは樹上棲のトカゲやヤモリを餌としています。
トビヘビは日中に活動するので、飼育下では日中に餌用のヤモリを週に1~2回与えます。
慣れると生きたヤモリだけでなく冷凍ヤモリでも食べてくれます。
マウスに餌付く個体も多いので、その場合は冷凍マウスを与えても構いませんよ。
次に、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
トビヘビ(パラダイストビヘビ)のメスとオスは体格差で見分けます。
オスよりメスの方が大きくなり、頭部も少し丸みを帯びています。
しかし、この判別方法も確実なものではないため、DNA検査が最も確実だと言われています。
次は、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の繁殖についてはほとんどわかっていないため、繁殖時期も不明です。
トビヘビは卵生で、1度に6~11個の卵を産卵します。
生まれたばかりのトビヘビの赤ちゃんは15~20㎝です。
模様は大人のトビヘビと一緒ですが、体色が少し明るいです。
次に、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の販売価格や値段をお伝えします!
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の販売価格や値段はどれくらいなの?
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の販売価格は1万~2万円ほどです。
爬虫類専門店での取り扱いが多いですが、流通量はかなり少ないです。
それでは最後に、トビヘビ(パラダイストビヘビ)の種類や品種をお伝えします!
トビヘビ(パラダイストビヘビ)の種類や品種はなにがいるの?
トビヘビにはここで紹介したパラダイストビヘビも合わせて5種類が存在しています。
まず、ペットとして他の種よりも比較的多く流通しているゴールデントビヘビ。
こちらはインドやスリランカ、フィリピンなどに生息していて、3種の亜種がいます。
次に、こちらも稀にペットとして流通するベニトビヘビ。
タイやミャンマーに生息していますが、他のトビヘビよりも生息数が少なく地域によっては絶滅の心配もあります。
続いて、モルカントビヘビです。
インドネシアのアンボイナ島とスラウェシ島に生息していて、2種の亜種に分けられます。
そして最後にスリランカトビヘビです。
亜種はなく、スリランカにのみ生息しているトビヘビです。
ちなみに今回紹介したパラダイストビヘビには3種の亜種がいますよ。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
トビヘビ(パラダイストビヘビ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①トビヘビ(パラダイストビヘビ)の写真(画像)!特徴や性格は?毒性は強い?飛ぶ蛇なの?学名や英語名はなに?
トビヘビ(パラダイストビヘビ)は、黒色の背面にオレンジ色や緑色の市松模様のような柄が入り、とても美しい外見をしているヘビです。
トビヘビは水平距離で最大で100mも滑空できます。
比較的大人しいですが神経質でもあります。
トビヘビの毒は弱いので人間にはほぼ無害です。
トビヘビの学名は「Chrysopelea paradisi」、英名は「Paradise tree snake」または「Paradise flying snake」です。
②トビヘビ(パラダイストビヘビ)の生息地(分布)はどこなの?日本に生息するの?
トビヘビの生息地は、タイやインドネシアやフィリピン、シンンガポールなどの南アジアや東南アジアです。
日本には生息していません。
③トビヘビ(パラダイストビヘビ)が成体になると最大でどれくらいの全長や体長に成長する?寿命は?
トビヘビは全長100~120㎝まで成長します。
トビヘビの寿命は10年以上です。
④トビヘビ(パラダイストビヘビ)の飼育(飼い方)方法は?なにを餌にしているの?
トビヘビの飼育に必要な物は、飼育ケージと床材と保温器具と流木とシェルターと水容器です。
高さと通気性を重要視したケージを選び、温度は高めに飼育します。
日中に餌用のヤモリまたはマウスを週に1~2回与えます。
⑤トビヘビ(パラダイストビヘビ)の性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
メスのトビヘビの方が体が大きく、頭部も丸みを帯びています。
確実な判別方法はDNA検査です。
⑥トビヘビ(パラダイストビヘビ)の繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
トビヘビの繁殖の時期については明らかになっていません。
1度に6~11個の卵を産卵します。
⑦トビヘビ(パラダイストビヘビ)の販売価格や値段はどれくらいなの?
トビヘビの販売価格は1~2万円ほどです。
爬虫類専門店で稀に取り扱われます。
⑧トビヘビ(パラダイストビヘビ)の種類や品種はなにがいるの?
パラダイストビヘビを合わせて5種類のトビヘビがいます。
ゴールデントビヘビやベニトビヘビ、モルカントビヘビ、スリランカトビヘビがいます。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(アイキャッチ画像引用元:Instagram untamed_paths様)
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