みなさんこんにちは。
本日は、キアシガメの生態についてまとめていきたいと思います。
名前からして「黄色っぽそう」なイメージを受けますが…?
今回はキアシガメについてのポイント、
以上8つの点についてお伝えします。
では実際のキアシガメの姿から見てみましょう!
名前のとおり黄色いのでしょうか?
目次(クリックで飛べます)
キアシガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
…思ったほど「黄色」ではないですね。
そもそもカメの仲間はトカゲ等と違い、レモンイエローなどビビットな色にはならないようです。
特にリクガメは住んでいるところが、陸上。土の上や落葉の上を歩いているわけで…。
そんな派手な色をしていたら危険なだけですものね。
このキアシガメの場合、ブラジルやボリビアなど、南米の熱帯雨林の地面をちょこまかしていますが
日光を求めて草原にもやってくるようです。
暗い所と明るい所を交互に行き交うとは言え、あまり目立ちすぎるのは難しいのでしょう。
でもよく見てみたら、足は美しいモザイク調の山吹色が美しく、かわいらしい容姿です。
性格は大型のカメにありがちでのんびり。
小型のカメのように勢いよく飼い主について回るといった行動こそとりませんが、子どもの時から育てていれば懐くようです。
エサを決まった時間に与え、ベルを鳴らす・手を叩くなどのアクションを取り入れると
「エサをくれる人=飼い主」の認識を抱きます。
根気よく刷り込みましょう!
さて、このキュートなキアシガメ。
成体のサイズと、その寿命はどれほどでしょうか?
キアシガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
画像だけ見るとピンときませんが、キアシガメは手のひらサイズのカメなんかではありません!
キアシガメは、最大で90㎝程とされています。
その大きさたるや、南米大陸に生息するカメの中では最大の大きさ。
まさに「リクガメ」というに相応しい堂々とした姿に成長します。
ただし飼育下ではそこまで巨大にするのはなかなか難しいようです。
通常は40~50㎝止まりになるでしょう。
比較的、オスよりもメスのほうが大きくなりやすいようですね。
(爬虫類にありがちなお話です)
寿命はなんと50~60年!子どもの頃に飼育を始めたら、同じタイミングでお年寄りになるのです。
なんとも心惹かれることではありますが、それだけの長生きする生き物、途中で飼えなくなったり
したら大変です!
ひとり身や後ろ盾のない人が飼うにはおススメしません。
次に、キアシガメの飼育方法についてお伝えします。
キアシガメの飼育(飼い方)方法は?温度や湿度、ゲージの選び方も!
キアシガメは日本土着のイシガメや、身近なクサガメとはまるで違う環境で生きています。
「熱帯雨林」に属する場所は日本には存在しません。
そんな場所のカメを飼うのですから、道具は当然専門のものを揃える必要があります。
カメは飛び跳ねたりよじ登ったりする生き物ではない為、飼育ケースは「高さ」は要りません。
ですが「幅」と「頑丈さ」は必須。
幼体から中程度の個体ですと、60cm×90cm程で良いでしょう。
最大時は2.5m×2.5mくらいのスペースは欲しい所ですが、さすがに一般人が購入できる水槽で
そのサイズはそうそうありません。
室内に大きなサークルを敷いて飼育するなり、専用の飼育ブースを屋外へ作るなりしましょう。
無事に水槽なりサークルなりを設置出来たら、床材を入れ、ヒーターで温度調節します。
まず室温は25度を下らないようにしましょう。
冬眠をしないカメなので、365日、常に一定の温度を保ち続けます。
それだけは水棲ガメと違い楽かもしれませんね。
日光浴も天然に頼ってばかりだと心もとないので、UVライトを購入します。
食後はホットスポットに移動できるようにし、日光浴も好きにできるように
ライトや、日影の位置を調整しましょう。
床材は熱帯雨林のカメと言えど、そこまでしっとりした土でなくてよさそうです。
ある程度保湿できる植物性ベースのものがおすすめです。
というのも、砂や小石まじりの土だと、カメが飲み込みやすく、体調悪化の恐れがあり
泥に近ければあっというまに汚れて外見が損なわれるからです。
次に、キアシガメのエサについてお伝えします。
キアシガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
キアシガメは雑食です。
基本は花や果実を食べていますが、時折虫や動物の死骸なども口にするあたり、
食性の幅は広いと言えます。もちろん生餌を捕まえるような種類ではありません。
基本的にカメ用のペットフードに新鮮な果物や野菜を与えればOKです。
食後にホットスポットへ移動し、消化のための温度を保持できるか見守って
あげましょう。
次に、キアシガメの性別の見分け方についてお伝えします。
キアシガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
カメ全般に言えることですが、尾が長く太く、「総排泄孔」が甲羅の外にあるならオス。
その逆で尾が短く細く、「総排泄孔」が甲羅の中に収まっているならメスです。
ただしこれはよくよくカメを見慣れている人でないと、区別がしにくいです。
繁殖の時期、オスは執拗にメスを追いかけて交尾を迫り、それとわかりますが、それ以外は
素直にプロの判断に任せたほうがよいでしょう。
さて、もしキアシガメが体調を崩したらどうしたらよいのでしょうか?
キアシガメのかかりうる病気とその予防についてお伝えします。
キアシガメがかかりうる病気は?対策方法も!
上記で挙げた通り、床材などを飲み込んで消化不良になることはよくあります。
また日光浴が足りていないと、くる病や甲羅の形成不全など、様々な身体的障害が
多く発生します。これはビタミンDが上手く作れなくなるからです。
爬虫類飼育に必須のUVライトですが、本種は特に必要です。いの一番で購入しましょう。
>また温度・紫外線に気をつけていても、忘れがちな「湿度」。</b
乾燥に弱いために、あまりに湿度が低すぎると内臓疾患にかかってしまいます。
日本では比較的再現しやすいですが、彼らの故郷は本当に高温多湿。保湿を心がけましょう。
さて、病気も乗り越えて、無事にすくすく育ったキアシガメに、子どもを作って欲しいと
願うのは自然な気持ちですね。
次に、キアシガメの繁殖についてお伝えします。
キアシガメの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
キアシガメは野生では年中繁殖の機会があります。
中でも8月から2月にかけてが盛んです。
オスはメスを追いかけて、交尾をせがみます。
うまく交尾が終わり、カルシウム量が十分であれば、産卵にまで至ります。
4~8個程の卵が4~5か月程で孵化します。
飼育下では少し様子が異なるようで、もっと早く孵化したり、そもそも産卵まで至らなかったり
個体差が大きいようです。
最後に、キアシガメの相場価格についてお伝えします。
キアシガメの販売価格や値段はどれくらいなの?
子どものキアシガメは、3万半ば程、大人で7~8万円程します。
野生のものは数が少なくなっていることもあり、繁殖させた個体が主に出回っています。
巨体の割に金額は左程しませんが、もちろん広大な飼育スペースを必要とする種類。
実際にかかる金額は軽く数十万はかかると覚悟しましょう!
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
キアシガメのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①キアシガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
黄色い鱗がチャームポイントの大きなリクガメです。
根気よく慣らせば飼い主を認識します。
②キアシガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
最大で90㎝程ですが、平均は40~50㎝程です。
寿命は長くて60年と、おいそれとは飼育できないご長寿です。
③キアシガメの飼育(飼い方)方法は?温度や湿度、ゲージの選び方も!
熱帯雨林のカメなので、特別温度・湿度に気をつけなくてはいけません。
できれば部屋を丸々一つ使う飼育スペースを用意したいところ。
④キアシガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
市販のリクガメフードに、果物や新鮮な菜っ葉を取り入れます。
ビタミンやカルシウムがきちんととれているかに注意しましょう。
⑤キアシガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
尾の形状や総排泄孔の位置で見分けます。
判断はショップ店員などのプロに任せましょう。
⑥キアシガメがかかりうる病気は?対策方法も!
床材を飲み込むことによる消化不良の他、日光不足により深刻な症状が出ます。
飼育ケースは常に清潔に保ち、ヒーターやUVライトで生息地の環境へ近づけます。
⑦キアシガメの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
年中通して繁殖しますが、産卵に至るにはカルシウムの配合量が決め手になります。
卵は平均4~8個程で、4~5ヶ月程で孵化します。
⑧キアシガメの販売価格や値段はどれくらいなの?
子どもで3万半ば、大人で7~8万円。
飼育スペースを整えるほうにお金をかけましょう。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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