みなさんこんにちは。
本日は、サバンナモニターの生態についてまとめていきたいと思います。
時には、サバンナオオトカゲとも呼ばれます。
サバンナモニターが初めての爬虫類を飼育する経験になるという方も多いと思います。
そんな方でも、この記事を最後まで見れば飼育の仕方を知ることができます!
この記事では、以下のポイントに絞ってサバンナモニターの生態や飼育の仕方を探っていきます!
まずは、サバンナモニターの写真から見ていきましょう!
また、飼育する際に気になる性格や、なつくのかについても言及していきます。
目次(クリックで飛べます)
サバンナモニターの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
オオトカゲの入門種として知られているサバンナモニター(学名サバンナオオトカゲ)。
胴体と尻尾の太さが等しく、ムチムチとしているのが特徴です。
ある時期になるとワイルド個体のベビーやセミアダルトなどが大量輸入されますが、ワイルド個体でも国内ブリード個体でも性格に大きな差はありません。
ワイルド個体とはWC個体とも呼ばれる現地で捕られた野生個体の事を指しますがブリーダーの下で飼育繁殖された個体はCB個体と言います。
とても温厚な性格でお腹がいっぱいの時は触らせてくれたりもしますので、そういう機会に少しづつハンドリングして行くと人間にも慣れてくれますよ。
ハンドリングとは手に乗せて触ったり、人の身体に慣れさせる事を言います。
そんなサバンナモニターですが、どれだけ慣れても爬虫類です。
餌を食べる時などは恐竜のような荒っぽさも垣間見えることもありますが、
恐竜のような見た目で温厚な性格であるという二点を踏まえるとペットリザードとしてとても優秀な種類ですよ。
次に、サバンナモニターの生息地をお伝えします。
サバンナモニターの生息地はどこなの?
サバンナモニターは、アフリカのサバンナ地帯に生息しており、強い日光と温かい気温に恵まれながら生きています。
サバンナ地帯には乾期と雨期しか存在しません。
なので、基本的には雨期に活動し乾期は水辺近くの土の中に潜ってゆっくりと過ごしているようです。
昼行性の生き物で、温かい時間帯に小動物や昆虫類などを捕食しているんですよ。
次は、サバンナモニターの最大の大きさをお伝えします。
また、寿命はどれくらいなのでしょうか?
サバンナモニターが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
あくまで平均的な数字ですが、サバンナモニターの成体時の最大サイズは1m前後と言われています。
最大で120cm、最低でも80cmは超えると言われています。
孵化してからの最初の一年間で60cmほどになるまで急激に成長します。
一年目以降はゆったりと成長していきますが飼育下では90cm前後で成長が止まる事が多いようです。
そんなサバンナモニターの平均寿命ですが、飼育下では7年、野生では10年以上と言われています。
飼育下の寿命が短い理由として、肥満や乾期雨期による活動制限の有無などが考えられているようです。
飼育下でも3か月毎に運動をさせると寿命が延びたという研究結果もあるそうです。
次は、サバンナモニターの飼育の方法をお伝えします。
ついでに、ケージの選び方もお伝えしますね。
サバンナモニターの飼育(飼い方)方法は?ケージの選び方も!
サバンナモニターは孵化してからの成長スピードが速いためベビーやセミアダルト個体を購入される方は90cm以上のケージを用意する必要があります。
広すぎるとストレスになります。
脱走の危険性が増すなど言われていますが幼少期はとても敏感な時期なので、ハンドリングなどを控えて給餌回数は多めにした方が良いです。
サバンナモニターは、昼行性の生き物です。
なので、朝から夕方終わりまでは紫外線ライト(UVライト)を照射する必要があり、一日中バスキングライトでホットスポットを用意して、消化不良防止対策などする必要もあります。
湿度管理ですが、基本は湿度高めにしましょう。
繁殖を狙う場合や、野生化を意識する場合は乾期と雨期を再現すると良いです。
温度管理は高い所は30℃以上40℃未満、低い所は24℃~27℃ぐらいに管理するとサバンナモニターも快適に過ごせると言われています。
床材はウッドチップやペットシーツがおすすめです。
ペットシーツは手軽に交換できますが大人になり爪が伸びてくるとペットシーツ自体が破られてしまいます。
なので、ベビー、ヤングまではペットシーツで、
セミアダルト、アダルト個体になりましたらウッドチップをおすすめします。
水場は体全体が浸かれるほどの容器を設置し、毎日綺麗な水に変えましょう。
体全体が浸かれるサイズを用意すると飲み水だけではなく、乾燥による病気の防止、脱皮不全予防などができます。
上記でも説明しましたが最初は90cm以上のケージ、狭くなったら180cmケージに変えるのがおすすめです。
ケージ自体は水槽でも爬虫類飼育ケージでも自作ケージでも構いませんが、90cmまでは水槽の方が安く手に入るため通気性の良い蓋を作るか、買うと良いです。
90cm以上のケージとなると自作したほうが安いですが、作り方がわからない等の心配ありましたら爬虫類用ケージを購入する事をおすすめします。
目安ですが1年目は90cmケージ2年目以降は180cm以上のケージで飼育するのが良いです。
次は、サバンナモニターの散歩についてお伝えします!
サバンナモニターは紫外線を浴びさせるために散歩が必要なの?
紫外線の為に散歩をさせる方がいますが、寄生虫や病原菌、ダニ等の感染を考えると、例え敷地内であろうと草木のある庭や公園での散歩は控えたほうが良いです。
紫外線自体はUVライトと時間がある時にカーテンを開けてお部屋の散歩をさせて太陽から直接紫外線を浴びさせてあげれば十分と言われています。
爬虫類の散歩自体は犬や猫と違い批判的な意見の方が多いです。
その子だけではなく周りに居る人や他の動物たちの危険も伴いますので、必ず外には出さずお部屋の中だけでお散歩させましょう。
次は、サバンナモニターの餌の種類と量についてと餌やり方法などお伝えします!
サバンナモニターの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
サバンナモニターの餌の種類は様々で昆虫類(デュビア、レッドローチ、コオロギ等)、野菜、卵、ささみ、小魚、カエル、マウス、ラッド等があります。
主食として餌にするのが昆虫類、副食とするのが野菜、たまご、ささみとなっています。
おやつとしてマウスやラッドをあげると喜びますので月に数回マウスやラッドをあげます。
大型トカゲなのにマウスやラッドを主食としない理由は脂肪分が多く栄養価が高すぎるためです。
飼育下ではどうしても運動不足になりがちなのでマウスやラッドを高頻度であげていると肥満になってしまいますので、
昆虫類を主食とし、カルシウムやビタミンなどをふりかけてあげるようにした方が良いです。
餌の頻度ですがベビーの時は週に5回、ヤング、セミアダルトになると2日に1回、アダルトでは週に2回ほど餌をあげます。
基本的に餌は自ら取って食べますので、食べきれる分の量をケージ内に直接入れてもいいですが、
お皿などに頭を潰した昆虫をいれてあげると誤飲の心配や汚れたりする心配もないのでおすすめです。
マウスやささみ等をあげる際は皮手袋をして手であげたり、ピンセットなどでつまんであげると人慣れし易いと言われています。
あくまで例ですが、マウスやラッドだけをあげて飼育している方々もいます。
運動不足にならないように運動をさせ、餌の頻度を減らしマウスやラッドのみで育てている方もいるので、
これが正解で、あれが不正解というのはとても言い難いです。
栄養価、運動量の計算などの手間を考えると手ごろに買うことができる昆虫類を主食とした方が良いという結論です。
次はサバンナモニターが餌を食べない場合の対処法等をお伝えします!
サバンナモニターが餌を食べない!大丈夫なの?
餌を食べない時はケージ内の温度と汚れや臭いがキツくないか確認してみて下さい。
ケージ内が汚れすぎているとサバンナモニターも餌食いが悪くなり、温度が低いと活動力低下しているためあまり餌を食べようとしません。
サバンナモニターはかなりの量を食べる子ですので、あまり餌を食べなくなる事は上記を除いて病気や寄生虫以外は特にありません。
もし食べなくなったら便や体調を確認し病院などに連れていきましょう。
もし何の異常もなく食べなかったとしても、大きさによって異なりますがアダルト個体だと3週間から1か月食べなくても平気と言われています。
次にお伝えするのは雄雌の見分け方についてです。
サバンナモニターの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
モニター種の雄雌の区別は難しいと言われており、ある程度大きくなった個体でもブリーダーや獣医でないと判別は難しいので、
自分の子が雄か雌か気になったら最寄りの爬虫類対応している動物病院などで判別してもらうと良いでしょう。
尻尾の付け根の大きさで判別する事ができますが、
隠れていたり小さかったりする場合や、飼い主とサバンナモニター両方のケガ等の危険性もあるためおすすめしません。
次にサバンナモニターがなる病気の種類と対策についてお伝えします。
サバンナモニターがかかりうる病気は?対策方法も!
大型のトカゲでも風邪をひきます。
鼻呼吸が難しくなり、口呼吸になりますのでその際は一目でわかると思いますが、何かおかしいと思ったらすぐに病院に行く事をおすすめします。
ビタミン等が不足すると瞼や気管支、脊髄や骨の以上に繋がりますので
ビタミンなどが不足しないようにカルシウムやビタミンなどの栄養剤添付を忘れずに給餌の時に行ってください。
紫外線不足でくる病などにかかる危険性もありますので紫外線照射も忘れずに行いましょう。
但し紫外線が強すぎると目をしばしばとさせたり、餌食いが悪くなりますので紫外線量は多すぎず少なすぎずを体の大きさに分けて照射してください。
次は繁殖、産卵、孵化の時期についてお伝えします!
サバンナモニター(サバンナオオトカゲ)の繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
サバンナモニターは1年半すぎたら繁殖させる事が可能と言われています。
しかし、母体の体調などを含め2年経ってから繁殖させることをおすすめします。
繁殖自体は乾期と雨期、昼と夜をしっかいと1年を通して管理すると自然と繁殖させることができます。
ただリスクとして相性が悪かった場合はお互いに傷がついてしまいますのでご注意ください。
それに伴い冬前までに繁殖を成功させると冬終わり頃に産卵し春先に生まれてきます。
春先の温かくなる頃から孵化していきますので春半ば頃にショップなどに行くとベビーサイズが大量に輸入されています。
次は気になるサバンナモニターの相場についてお伝えします!
サバンナモニターの販売価格や値段はどれくらいなの?
比較的安価で手に入ると言われているサバンナモニター。
平均価格は5000円~10000円ほどです。
サイズが大きくなればなるほど値段も上昇していきますのでより安価で手に入れたい場合は小さめの個体やイベントやショップさんのセール中などはもっと安く手に入ります。
イベント等ですとヤング個体で6000円前後で売られている場合がありますので、ベビーだと怖いけど安く手に入れたい場合はイベントでの購入をおすすめします。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
サバンナモニターのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①サバンナモニターの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
大型トカゲの中でも人に慣れやすい種です。
ムチムチとしたずんぐりな体系と恐竜のような迫力が魅力的です。
②サバンナモニターの生息地はどこなの?
アフリカのサバンナ地帯に生息しています。
1年を通して乾期と雨期の2種類しかなく、乾期は休眠し雨期は活発に行動します。
③サバンナモニターが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
最大1m前後まで成長します。
寿命は飼育下では7年ほど、野生化では10年以上とされていますので10年近く共にすると考えましょう。
④サバンナモニターの飼育(飼い方)方法は?ケージの選び方も!
大きいサイズのケージに床材を敷いてUVライト、バスキングライト、水飲み場を設置してケージ内での湿度を霧吹きで管理し、温度差をホットスポットで管理しましょう。
ベビーからヤングサイズまでは90cm、セミアダルトからは180cm以上のケージをおすすめします。自作でも水槽でも爬虫類用ケージでも脱走防止と通気性が良ければ問題ありません。
⑤サバンナモニターは紫外線を浴びさせるために散歩が必要なの?
屋外での散歩はしない方が良いです。
紫外線はUVライトとお部屋の中の窓近くでお散歩させてあげれば十分です。
⑥サバンナモニターの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
温度とケージ内の汚れなどを確認して低い場合は温度上げ、汚い場合は掃除をします。
アダルト個体だと3週間~1か月食べなくても大丈夫。心配であればすぐに病院に。
⑧サバンナモニターの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
モニターの雄雌判別は難しいです。アダルト個体になっても判別は難しいので病院かブリーダーさんに直接聞くと良いでしょう。
尻尾の付け根の太さで雄雌の判別ができますが素人がやると人とモニター両方に危険があるので気になるようでしたら病院へ行く事をおすすめします。
⑨サバンナモニターがかかりうる病気は?対策方法も!
風邪やくる病、ビタミン欠如症、過剰症などの病気になります。
湿度管理とビタミン剤の添付を忘れないようにしてください。
⑩サバンナモニター(サバンナオオトカゲ)の繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
乾期と雨期を温度調整を1年を通して管理していると自然と繁殖します。
冬前に托卵し、春先に孵化します。
⑪サバンナモニターの販売価格や値段はどれくらいなの?
5000円から10000円ほどで購入でき、サイズが大きければ大きいほど値段も上昇します。
イベントなどで購入すると安く手に入ります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
サバンナモニターが野菜を食べるとは初耳でした。どんな野菜を食べるんでしょうかね?