みなさんこんにちは。
本日は、ミドリガストロカナヘビの生態についてまとめていきたいと思います。
「カナヘビ」には見覚えある人も、舌を噛みそうな修飾語付きで戸惑ったでしょうね。
今回はミドリガストロカナヘビについてのポイント、
以上6つの点についてお伝えします。
それでは早速ミドリガストロカナヘビの姿を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
ミドリガストロカナヘビの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
ご覧ください。
これがミドリガストロカナヘビの姿です。
緑…!圧倒的緑一色…!!
看板に偽りなしといったところでしょうか。
どこかとぼけたユーモラスさは、私達日本人が知る「カナヘビ」とそう違いはありませんが
カラーリングだけまったく違いますね。
むしろニホンカナヘビが2Pカラーのよう…。
(実は日本産のカナヘビでも「アオカナヘビ」「サキシマカナヘビ」などは
グリーンなのですが)
性格は日本のものと相違ないようで、臆病ですが慣れてくる個体もいます。
他のカナヘビの仲間に比べ、割と大型で割とおっとりしているそうなので、幼体から
育てれば慣れの度合いも違うでしょう。
地表をちょろちょろ走って、しばしば草木のてっぺんに陣取るだけのニホンカナヘビと違い、
ミドリガストロカナヘビは完全な樹上性です。
このエメラルドグリーンは、木々の木の葉に馴染むためのカラーなんですね。
さて、この宝石のような美しいカナヘビ。
明らかに日本産ではないですが、どこ出身なのでしょうか?
次はミドリガストロカナヘビの生息地についてお伝えします。
ミドリガストロカナヘビの生息地はどこなの?
ミドリガストロカナヘビは、アフリカ大陸はケニア・タンザニアといった国々の固有種です。
向こうでは茶色ではなく、グリーンのカナヘビが普通なんて、世界は広いですね。
意外にも森林真っ只中に生きているわけでなく、沿岸部に近い場所がホームです。
よく見ると木々の葉の陰に、こいつらがいるのが分かるレベルです。
しかし現地では沿岸部の開発が進むにつれ、生息状況が危ぶまれているのだとか…。
今すぐ保護対象というわけではなさそうですが、留意しておきましょう。
次に、ミドリガストロカナヘビのサイズ・寿命についてお伝えします。
ミドリガストロカナヘビが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
カナヘビは体の3分の2が尻尾というバランス。
ですがミドリガストロカナヘビはもう4分の3くらいは尻尾です!
手に取ると胴体部分がすごく控えめなのがわかります。
ミドリガストロカナヘビも、尾を含めた体長はわずか30㎝前後しかありません。
最大で70㎝程度になります。でもやっぱり尻尾。
手に乗せるとご覧の通り。細長ーい印象を受けるかと思います。
もちろんこんな華奢な体躯ですので、優しく扱わないとダメですよ。
でないとトカゲ特有の能力「自切」により、尻尾を切ってまで逃げようとしますから。
尾はある程度再生するとはいえ、できれば生まれたままの姿を保ってほしいものです。
寿命は飼育下では10年に満たないくらいでしょうか。
カナヘビの仲間では中々頑強な質なので、飼育次第では長生きします。
やはり外国産ですので、細かな温度・湿度の微調整が鍵のようです。
さて次は、いよいよ本格的なお話になります。
ミドリガストロカナヘビの飼育方法についてお伝えします。
ミドリガストロカナヘビの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
爬虫類の中には強力なパワーでガラスを突き破ったり、巨体で網を破壊したり
すさまじいジャンプ力で脱出を試みるものが大勢います…。
それに比べるとミドリガストロカナヘビの飼育は、容易といっていいでしょう。
破壊魔達(主にボアやパイソン)と違い、一番平均的なサイズ、45㎝の水槽で間に合います。
最も樹上性の為に、流木などを入れてあげる必要があるので、スペースを鑑みると
もう少し大きい方が見栄えがいいかもしれません。
縦に延びるイメージで作ると美しくなるでしょう。
ケージ内の温度は28度と、人なら汗ばむくらいの暑さに。
体を温めるホットスポットは、45度~50度くらいの温度で、隅っこに設定しましょう。
バスキングライトのみならず、UVライトの使い方も重要になってきます。
夜間は20~25度程度に下げておきます。
アフリカと言えど、日の全てが灼熱の暑さではありません。
きちんと昼間と夜間で温度のメリハリをつけましょう。
また、登れるオブジェを入れる他、隠れ家もつくって安心させましょう。
カナヘビは基本的に臆病なので、丸見えだと落ち着かず、衰弱してしまうのです。
一応多頭飼いできる種ではありますが、逃げ場が不足していると、ずっと喧嘩をしているそうです。
性別関係なく喧嘩は起きるので、のどかに飼いたい方、繁殖させたい方は最初から120㎝くらいの
大きいテラリウムを作る気持ちでいた方が楽です。
さて、飼育環境が整いましたら。
次にミドリガストロカナヘビのエサについてお伝えします。
ミドリガストロカナヘビの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
肉食ですので、活きのいい昆虫を中心に与えます。
コオロギやミールワームが最もショップで手に入りやすい種類でしょう。
時折ビタミン剤も与えて栄養バランスを整えます。
人工フードも食べてくれるそうなので、飼いやすい種類です。
慣れた個体は、ピンセットからつまんでくれますよ。
回数は週に1回か2回程で大丈夫です。
食欲旺盛なときはもう1回程増やしてもよいですが
カナヘビはもともと餌切れには強い生き物。
環境の変化に戸惑って食欲不振になっていないのであれば、無理やりコオロギを何匹も
投入することはやめましょう。かえって不衛生です。
水は霧吹きで毎日ケースを湿らせる程度で大丈夫ですが
ウェットシェルターを設置して、常時飲めるようにしてもかまいません。
次にミドリガストロカナヘビの値段についてお伝えします。
ミドリガストロカナヘビの販売価格や値段はどれくらいなの?
ミドリガストロカメレオンは、国内ではまだ左程流通していません。
野生個体も保護がかかりつつある状況で、数少ない国内繁殖した個体がたまに出るくらいです。
その為お値段も6万5千円程はします。ペアなら2匹分です。
水槽も買わなくてはいけませんし、多頭飼いは余程金銭と時間に余裕があるときだけ
チャレンジしてみましょう。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ミドリガストロカナヘビのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは6つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ミドリガストロカナヘビの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
見事なエメラルドグリーンです。でもフォルムはニホンカナヘビと一緒。
アオカナヘビなどと混同されますが、まったくの別種です。
②ミドリガストロカナヘビの生息地はどこなの?
アフリカ大陸のケニア・タンザニアの沿岸部に生息しています。
樹上性なので、青々した木々の中に隠れています。
③ミドリガストロカナヘビが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
平均で30㎝前後くらい。最大で40㎝。
寿命は10年もいかないくらいです。
④ミドリガストロカナヘビの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
45㎝~60㎝大のガラスケースに、登り場と隠れ家を儲けます。
UV・バスキングライトの設置・調整は必須です。
⑤ミドリガストロカナヘビの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
コオロギなどの生きた虫を与えましょう。
慣れればピンセットからでもつまんでくれます。ビタミン剤も忘れずに。
⑥ミドリガストロカナヘビの販売価格や値段はどれくらいなの?
1匹6万5千円前後します。実際飼育するとなると水槽などにもお金がかかるので
多頭飼いは初心者ならやめておきましょう。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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