今回は日本に住んでいる人ならば最も身近な爬虫類をご紹介しましょう!
ズバリ、「ニホンカナヘビ」です!
皆さん、人生で一度は見たことあるのでは?
今回は、ニホンカナヘビについての情報をお伝えしていきますね。
以上12つのポイントをお伝えします!
…ひょっとしたら「ニホントカゲ」とごっちゃになっている人、いますかね?
それでは「ニホンカナヘビ」の画像を見てみましょう!
目次(クリックで飛べます)
ニホンカナヘビのかわいい写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
「ニホンカナヘビ」の姿はこんな感じです。
岩や瓦礫をどけると、「なんだよ」とでもいう感じでのっそり出てくるアイツ。
ちなみに「ニホントカゲ」はこっちですからね。
なんとも言えない愛くるしい姿ですね。
ずんぐりむっくりした、まさに「トカゲ」の代名詞のような姿です。
(それでもニホントカゲの方がさらに太いのですが)
海外のトカゲが優に1m越えも珍しくなく、フォルムも「恐竜」に近いのに対して
このミニマム感がたまりません。
愛くるしい蛇、ということで「愛蛇(カナヘビ)」とつけられた説もあるほど。
それほど日本人には親しみのある動物なのですね。
ただし、「自切」にはじまる神経質なところがあるために、スキンシップはとれません。
なつくとピンセットからエサを食べたりはしますが、無闇に触るのは厳禁です。
次は、ニホンカナヘビの生息地についてお伝えします。
名前からしてネタバレですけれどね…。
ニホンカナヘビの生息地はどこなの?
もちろん「日本」とつくのでニホンカナヘビなのです。
北海道から屋久島まで!生息地が広く、どこでも見かける生き物といっていいでしょう。
ただし爬虫類ゆえ、あまり極端な環境では生きていけません。
ちょっとした原っぱや空き地のような、人間にもお馴染みの地形で暮らしています。
山や海岸部に住むものもいますけどね。
積極的に草花に登るために、発見が容易です。
もしくはは人の置いた植木鉢の下とか、煉瓦の隙間などにひっそりと隠れています。
それこそ自宅の庭で勝手に日向ぼっこしているくらい身近なので、「どこでも」という
言い方は大体あっているかと思います。
ですが最近東京付近では「準絶滅危惧種」扱いだそうでして…。
都会では見かけなくなりつつあるようです。
次は、ニホンカナヘビの成体の大きさについてお伝えします。
ニホンカナヘビが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
日本は温帯に属し、メリハリある四季がある国です。
爬虫類にとっては、厳しい冬がネックなわけです。
そのため南米あたりの大トカゲやイグアナと違い、日本の爬虫類はそこまで大きくなりません。
ニホンカナヘビも同様で、精々25㎝程度まで行けばいい方でしょう。
しかもこれは尻尾が多くを占めています。南に行けば行くほど!
幼体では5㎝程しかありません!
大きくなっても、子どもが手のひらに余裕で乗せられる大きさですね。
このため幼稚園児程度でもお世話しやすいペットとして、人気だったりします。
ただし冬眠など難しい世話次第で、5~7年の寿命も減ってしまいます。
そこは覚悟しておきましょう。
さて、園児でも飼育できるニホンカナヘビ、より適切な飼育方法をお伝えしましょう!
ニホンカナヘビの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
イグアナなど、熱帯や乾燥地帯で暮らす爬虫類を飼育する際、その大きさに合わせ巨大な水槽を
購入し、UVライトで現地の環境に近づけてあげないといけません。
ですがニホンカナヘビにとって、日本こそがホーム。
室外と室内の環境があまり変わりなければOKです。
むしろ猫やカラス、蛇の危険性がないだけ、飼育されている方が暮らしやすいかもしれません。
イモムシに比べればマシとはいえ、彼らは野生では「おやつ」感覚ですので…。
子どもが使うプラスチックケースでもよいのですが、通気性にやや難があります。
できれば45㎝の水槽を用意し、土や植物、隠れ家を入れてあげます。
野生ならば取ってきた場所と近づける感じですね。
(条件がそろっていれば、ニホントカゲとも飼えるのです!)
本格的に飼育したいならば、日光浴がかかせません。
長生きさせたいのなら、バスキングライトやUVライトも検討しましょう。
ただし、海外のトカゲ用の強いものは、かえって弱る原因になります。
亜熱帯程度の爬虫類向けくらいがよいでしょう。
次は、幼体の頃のニホンカナヘビの飼育方法についてお伝えします。
ニホンカナヘビが赤ちゃんの時にはどのように育てればいいの?
ニホンカナヘビが卵を生んだ!あるいは幼体を手に入れた!
となると、成体と一緒に飼育するのは考え物です。
ニホンカナヘビは獰猛な種類ではありませんが、子どもを積極的に育てはしません。
間違えて卵を食べてしまうかもしれませんので、湿った土をひいた別ケースに移しましょう。
幼体は成体よりずっと小さいので、エサにも配慮します。
食べやすいエサをピンセットで挟むなどして与えると、懐きやすくなります。
次はニホンカナヘビのエサについてお伝えします。
ニホンカナヘビの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
ニホンカナヘビは、野生では生きた虫を捕まえて食べています。
外で捕まえてこれれば、ビタミン剤を適量振りかけるだけで安上がりですが
そう簡単にはいきません。
市販のミールワームや小型コオロギを与え+ビタミン剤がよいでしょう。
食いつくようならフードでも大丈夫です。
ビタミン剤がいるのは、野生では食べたバッタが食べていた植物から、必要な栄養素を取っているのでは?と考えられるためです。
人間が飼育する場合、不足分を補わなくてはいけません。
水分は綺麗な水を水滴状になるよう、霧吹きで皿や植物にかけておきます。
ニホンカナヘビはたまった水を好みません。
次に、ニホンカナヘビの性別の見分け方についてお伝えします。
ニホンカナヘビの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
頭が大きければオスという見分け方もありますが、一番良いのは尻尾の付け根を腹側に
向かって軽く圧迫してみること。
白っぽいふくらみが見えてきたら、オスの可能性が高いです。
また妊娠したメスは、やはり腹部が目立ちます。
一度交尾すると、オスによるV字の噛み傷が残るので、それで見分ける方法もあります。
次は、ニホンカナヘビがかかりやすい病気についてお伝えします。
ニホンカナヘビがかかりうる病気は?対策方法も!
ニホンカナヘビは、極端な乾燥や湿気で体調を崩すときがあります。
またニホンカナヘビは自然下では冬眠する生き物ですが、爬虫類を飼っている人は割と
冬眠をスキップすることもあるでしょう。
ですがそれが不十分だと、冬眠も出来ず、かといって活発に動くこともできず、弱ってしまいます。
寂しいですが、中途半端にかまうよりは、水ゴケ等を用意し、3月まで冬眠状態にする方が無難です。
また野生個体を捕獲した場合、中々警戒して餌を食べずに衰弱することもあります。
その時は残念ですが、機を見て元の場所に帰してあげましょう。
次は、立派に冬を越し、繁殖の準備ができた個体についてお伝えします。
ニホンカナヘビの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
ニホンカナヘビは割と交尾可能な時期が長い種類です。
4月から7月、春から夏にかけてチャンスが訪れます。
冬眠から醒めてしばらくは、オス・メスの発情期がずれているかもしれません。
4月くらいまでは別々にしておき、交尾が確認されたら予後を観察します。
数回に分けて卵を生むために、1回の産卵は最大8個程度ですが、合計で50近くなることも珍しくありません。
草木の陰に生み落とされた卵は、1㎝程度の楕円形で、どんどん大きくなっていきます。
次に、ニホンカナヘビの販売価格についてお伝えします。
ニホンカナヘビの販売価格や値段はどれくらいなの?
ニホンカナヘビを購入する…?
字面で不思議に思われた方は多いでしょう。
そこら辺にいるじゃないか!と思うでしょう。
ですが野生と違い、飼育個体は健康な幼体から飼育スタートできるという強みがあります。
寄生虫や、自切経験が多い個体は、弱りがち。かつ成体は中々懐きません。
ちゃんとペットとして面倒を見るのなら、購入もアリです。
そのお値段はというと…800円前後。
十分買えますね。個体そのものより、エサや水槽のが高くつくのです。
さて、それでも野生個体に拘りたい方。
次はニホンカナヘビの捕まえ方についてお伝えします。
ニホンカナヘビの捕獲(捕まえ方)の仕方は?
手でわしづかみ!ができるならそれに越したことはありません。
ですが「トカゲには「自切」があります。尻尾を切り離して難を逃れる、あれです!
ニホンカナヘビももちろんこの能力はあり、切り離した尾は骨がないものの、
再生させることが可能です。
ですがせっかく家に迎えるのに、乱暴はしたくないですよね。
ニホンカナヘビを捕まえるなら、冬眠明けでぼんやりしている春先がおススメです。
草や蔓を登っているときに、後ろ足から挑みかかり、網などを下に持ってきます。
彼らはどうもくるりと逆方向に逃げるクセがあるようです。
頭から行くよりは後ろからの方が成功するでしょう。
ペットボトルの頭を切り、胴体に押し込み、中にコオロギなど入れるトラップを自作しても良いのですが、
警戒して入らないときも多々あります。
次に、混同されやすいニホンカナヘビとニホントカゲについて見分け方をお伝えします!
ニホンカナヘビとニホントカゲの違いや見分け方は?
上記でも記しましたが、姿が全く異なります。
ニホンカナヘビが比較的スマートで茶褐色です。
それに対し、ニホントカゲはむっちりとして、青のグラデーションが綺麗なメタリックカラー。
住処もニホンカナヘビが高い所も平気なのに対し、ニホントカゲは土に潜りたがります。
一緒に飼育できるほど性格はおだやかですが、細かいところで違いがあるんですね。
最後に、ニホンカナヘビについてまとめていきましょう!
ニホンカナヘビのまとめ!
①ニホンカナヘビのかわいい写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
しっぽは綺麗な青色をしていました。
②ニホンカナヘビの生息地はどこなの?
日本全国の草地や林などに生息しています。人家周辺にも多く住んでいます。
③ニホンカナヘビが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
大きいもので25㎝程度です。寿命は上手くいけば7年に達することも。
④ニホンカナヘビの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
できれば水槽にて、日光浴ができるようライトをつけましょう。
⑤ニホンカナヘビが赤ちゃんの時にはどのように育てればいいの?
卵や幼体は親としばらく離して飼育します。
⑥ニホンカナヘビの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
生餌を中心に、フードやビタミン剤で補います。
⑦ニホンカナヘビの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
頭や、尾を押したときの見た目、噛み傷で確認します。
⑧ニホンカナヘビがかかりうる病気は?対策方法も!
極端な乾燥・湿気はよくありません。冬眠もしっかりさせます。
⑨ニホンカナヘビの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
春から夏にかけて、何回かに分けて卵を生みます。
⑩ニホンカナヘビの販売価格や値段はどれくらいなの?
800円程度で、お小遣いで買えてしまいます。
⑪ニホンカナヘビの捕獲(捕まえ方)の仕方は?
尻尾を切らないよう注意して後ろから捕まえるか、トラップをしかけます。
⑫ニホンカナヘビとニホントカゲの違いや見分け方は?
カナヘビはスマート、トカゲはむっちり。
色もトカゲの方が綺麗です。
それでは今回はこれで失礼します。
かわいいニホンカナヘビに、皆さんが出会えることを祈ります!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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