みなさんこんにちは。
本日は、大型のヘビ、ボアコンストリクターの生態や飼い方についてまとめていきたいと思います。
ちなみに「アカオボア」という別名もあるようですが、爬虫類愛好家の中ではほぼボアコンストリクターの名前しか使われていません。
長い名前なので「ボアコン」という略称も定着しています。
この記事では、以下のポイントについて絞ってボアコンストリクターについて探っていきたいと思います。
まずは、ボアコンストリクターの写真を見ていきましょう!
また、特徴についてもお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ボアコンストリクターの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
それでは、まずはボアコンストリクターの特徴や性格についてお伝えしていきますね!
ボアコンストリクターはボア科ボア属のヘビで、細長く、全身が細かいうろこに覆われています。
体色は茶色や灰色、クリーム色などで、黒や赤褐色などの斑や帯状の模様が入っています。
活動場所は地表が多いですが、木に登ったり、泳いだりすることもあります。
活動時間帯は基本的には夜行性ですが、日中に活動することもあります。
食性は肉食性で、主にネズミなどの哺乳類、鳥、トカゲなどを食べます。
ちなみに、コンストリクターとは「絞め殺すもの」という意味があり、その名の通り狩りをするときは獲物を絞め殺して丸飲みにします。
毒は持っていませんが、その分締め付ける力が強く、長時間にわたって獲物を絞め続ける体力もあります。
性格はおとなしく、ペットにすることも不可能ではありませんが、飼育の際には締め付けられないよう注意が必要です。
爬虫類なので、なつくということはありませんが、人間に馴れることはあり、ハンドリングは可能です。
次は、ボアコンストリクターの生息地をお伝えします!
ボアコンストリクターの生息地はどこなの?
ボアコンストリクターの生息域は、主にメキシコ南部から南アメリカ大陸で、カリブ海の小アンティル諸島にも生息する、熱帯性のヘビです。
主に熱帯雨林やサバンナ、農耕地や民家の近くに生息しています。
次に、ボアコンストリクターの最大の大きさをお伝えしますね。
ボアコンストリクターの寿命も一緒にお伝えします!
ボアコンストリクターが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
ボアコンストリクターは原産地によって個体差が激しいのですが、平均すると雄の成体で1.8m~2.5m、雌で2~3mほどと幅があります。最大で5.4mまで成長したという記録もあるそうです。
ただし、飼育下では2.5m以下になることが多いようです。
体重は15キロ、胴体の太さは直径12cmほどまで成長します。
アオダイショウなどのナミヘビ科のヘビと比べると太さがあるので、小さめの個体でもかなりの迫力があります。
寿命は25~30年で、長寿の個体であれば35年以上生きることもあります。
ただ、飼育下では運動不足やエサの与えすぎによる肥満で短命になりやすく、20年程度で寿命を迎えることが多いようです。
次は、ボアコンストリクターの飼い方やケージの選び方をお伝えします!
ボアコンストリクターの飼育(飼い方)方法は?ケージの選び方も!
ボアコンストリクターは毒はなく、おとなしい性格のため飼育は可能です。
しかし、大型で力が強いため、日本では動物愛護管理法で人間に危害を加える可能性のある「特定動物」に定められています。
実際に、海外ではボアコンストリクターが人間やペットの犬などを絞め殺したという事件もありました。
飼育するためには、まずは都道府県知事の許可と鍵付きのケージと飼育部屋の準備が必要です。
大型のヘビのため、ケージの大きさは横幅150cm×奥行60cmは必要です。
このサイズの既製品はないため、特注で制作してもらいましょう。脱走の危険がないよう、鍵かかかる頑丈なものを用意しましょう。
脱走させれば事件になりますので、ケージの強度が弱まっていないか定期的にチェックする必要もあります。
また、特定動物の飼育には購入した生体にマイクロチップを埋め込むことが義務付けられています。
夜行性のためバスキングは必要ありませんが、ケージ内の温度は30度前後を保つようにしましょう。
このほか、全身が浸かれる程度の大きめの水入れも必要です。水入れは倒されないよう、重量のあるものを選んだ方がいいです。
次は、ボアコンストリクターのエサの量や与え方をお伝えします!
ボアコンストリクターの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
ボアコンストリクターは絶食に強く、逆にエサをあげすぎると肥満になります。
そのため、成体であれば20日~1カ月に1度、大きめの冷凍ラットを4~5匹程度あげましょう。
逆に幼体は栄養が必要なため、1週間に1回程度マウスをあげましょう。成長するにつれてエサを大きくし、頻度を減らしていきます。
ラットさえあげておけば、他に何も食べさせる必要はありません。
ラットが手に入らない場合は冷凍ウズラなども食べますが、ラットに比べ栄養価で劣るといわれているので、あくまで補食と考えた方がよさそうです。
あげ方は内臓までしっかりと解凍されたラットを顔の前にもっていけば自然と食べます。
エサをあげるときは時は必ずピンセットでラットをつまみましょう。
手で直接与えると、ボアコンストリクターが勢い余って指にかみつく可能性があります。
次は、ボアコンストリクターの繁殖や産卵の時期についてお伝えします!
ボアコンストリクターの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
雄は生後14カ月から18カ月、体長1.2m以上、雌は生後3年、体長1.8mを越え、体重が3.6キロを越えると繁殖が可能になります。
ただし、飼育下では雌は生後4年以上経過していた方が繁殖の成功率は高いようです。
繁殖期は4~8月で、お腹の中で卵を孵化させる胎卵性です。
そのため、繁殖に成功した雌は卵は産まず、一度に20~60匹の赤ちゃんヘビを産みます。
次は、ボアコンストリクターの種類についてお伝えします!
ボアコンストリクターの種類はなにがいるの?
ボアコンストリクターには、亜種が10種類存在し、それぞれ色や模様、大きさに違いがあります。
アルゼンチンの亜種に関しては、国際的な条約で輸出などが厳しく規制されています。
次はボアコンストリクターの販売価格についてお伝えします!
ボアコンストリクターの販売価格や値段はどれくらいなの?
ボアコンストリクターの価格帯は、成体で15万~30万円程度です。
幼体であればもう少し安くなります。
また、特定動物のため成体を購入する前に行政の許可をとる費用や、マイクロチップの埋め込み代も必要になりますので、生体代+5万~10万円前後は見ておいた方が無難です。
行政の許可は自治体によって費用が違うため、飼育を考えている方はお住いの役所に問い合わせてください。
最後に、今回お伝えした7つのポイントをまとめます!
ボアコンストリクターのまとめ!
さて、今回はボアコンストリクターについて7つポイントについてまとめました。
皆さん覚えているでしょうか?
一つづつ振り返っていきましょう!
①ボアコンストリクターの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
ボアコンストリクターは茶色や灰色で斑模様などが入っていて、おとなしい性格をしています。
基本的になつくことはありませんが、人馴れすることはありハンドリングは可能です。
②ボアコンストリクターの生息地はどこなの?
メキシコ南部、南アメリカ大陸、小アンティル諸島です。
③ボアコンストリクターが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
雄は1.8~2.5m、雌は2~3mで、最大では5.4mの記録があります。
寿命は25~30年です。
④ボアコンストリクターの飼育(飼い方)方法は?ケージの選び方も!
特定動物のため、飼育には自治体の許可と鍵付きの丈夫なケージが必須です。
ケージの大きさは150cm×60cmは必要です。
⑤ボアコンストリクターの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
成体は1カ月に1回程度、幼体は1週間に1回程度、体の大きさにあったエサをあげましょう。
⑥ボアコンストリクターの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
繁殖期は4~8月、一度に20~60匹の赤ちゃんヘビを産みます。
⑦ボアコンストリクターの種類はなにがいるの?
亜種は10種類あり、それぞれ色や模様、大きさが違います。
⑧ボアコンストリクターの販売価格や値段はどれくらいなの?
成体で15~30万円程度です。
ほかにもマイクロチップ代などが必要になります。
それでは今回は、これで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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