みなさんこんにちは。
今回は、ビルマニシキヘビの生態についてまとめていきたいと思います。
ビルマニシキヘビは「インドニシキヘビ」という種類のヘビの亜種です。
非常に大型ですがおとなしく、「ペットとして飼育できる最大の動物」とも言われています。
この記事では以下のポイントに絞って生態を探っていきたいと思います!
それでは、ビルマニシキヘビの写真を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
ビルマニシキヘビの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
まずは、ビルマニシキヘビの特徴や性格についてまとめます!
ビルマニシキヘビは、ニシキヘビ科ニシキヘビ属のヘビです。
胴体は褐色で、黒で縁取られた褐色の斑点があります。
野生では褐色や黒色の個体が多いですが、ペット用にクリーム色などに品種改良された個体もおり、日本の動物園などでも見ることができます。
食性は完全な肉食性で、主にウサギやシカ、イノシシなどの中型から大型の哺乳類を捕食します。
毒はないため、狩りの際には大きな体で獲物を絞め殺してから丸のみにします。
目は悪く、ほとんど見えていませんが、その分嗅覚が発達していて、舌を出してにおいの成分を取り込んで周囲の様子を探ります。
また、あごの近くに熱を感じ取る器官があり、それを使って獲物の位置を判別します。
性格はおとなしく、積極的に人間に咬みついたりすることはまれですが、爬虫類のためなつくということはありません。
ただ、おとなしいので人に馴れることはあり、馴れた個体であればハンドリングも可能です。
次は、ビルマニシキヘビの生息地について探っていきます!
ビルマニシキヘビの生息地はどこなの?
今回は、ビルマニシキヘビの生息地について探っていきます!
まず、「ビルマ」とは今でいうミャンマーのことです。
ミャンマーの他にもインドネシアやカンボジア、タイ、マレーシア、ラオス、中国南部など、アジアの熱帯雨林に広く分布しています。
アメリカのフロリダ州にも定着していますが、こちちらはペットとして持ち込まれた個体が逃げだしたなどで野生化したようですね。
フロリダには天敵がおらず、野生動物を食べる外来種としてフロリダでは問題になっています。
基本的に地表性ですが、幼体時にはよく木にも登ります。
また、水中への適応力も非常に高く、息継ぎなしで30分以上潜ることも可能です。
次は、ビルマニシキヘビの大きさや寿命について探っていきます!
ビルマニシキヘビが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
今回は、ビルマニシキヘビの大きさや寿命について探っていきます!
ビルマニシキヘビの成体は、雄で2.5m~3.5m、雌で3~4.5mです。
雄よりも雌の方が大型になり、最大で8m23㎝という記録があります。
ただし、飼育下では5mを越えることはまれなようです。
寿命は約30年と言われていますが、飼育下では運動不足による肥満などで、それより短命に終わろことが多いようですね。
次は、ビルマニシキヘビの飼い方やケースの選び方について探っていきます!
ビルマニシキヘビの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
それでは、ビルマニシキヘビの飼い方について探っていきます!
ビルマニシキヘビはおとなしい性格のため、ペットにすることは可能です。
一方で大きな体を持ち、締め付けられれば人間でも命の危険があるほどの動物のため、動物愛護管理法で「特定動物」に定められています。
そのため、ペットにするのはまずは都道府県知事など、行政の許可を取りましょう。
また、万が一にでも脱走しないように頑丈で鍵がかかるケースは必須になります。
脱走防止のためには、ケースを飼育部屋も完全密閉された鍵付きの部屋にする必要があります。
ビルマニシキヘビは性格はおとなしいとは言え、原産地では人間を食べた記録もある危険なヘビです。
無許可で飼うと厳しく罰せられます。
実際に、日本でも無許可でビルマニシキヘビを飼育し、逮捕された例もあります。
飼育したい人は必ず行政の許可を取り、脱走防止の準備を万全にしましょう。
また、特定動物には生体へのマイクロチップの埋め込みが不可欠になります。
ケースの大きさですが、非常に大型のヘビのため、横幅170㎝×奥行60㎝×高さ60㎝は必要です。
このサイズの既製品はありませんので、特注で作ってもらいましょう。
飼育環境ですが、バスキングは必要ありませんが、ケース内の温度を30~35℃に維持しましょう。
また、熱帯雨林のヘビなので湿度は70%程度を維持する必要があります。
この他、ビルマニシキヘビは水が好きなので、全身が浸かれる大きな水入れも必要です。
次は、ビルマニシキヘビのエサの量やあげ方について探っていきます!
ビルマニシキヘビの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
今回は、ビルマニシキヘビのエサの量やあげ方について探っていきます!
ビルマニシキヘビは非常に栄養の吸収率が高い動物のため、頻繁にエサをあげる必要はありますん。
成体であれば1カ月に1回程度、エサ用のウサギを5匹程度あげましょう。
一方で、幼体時には10日に1回程度、体の大きさに合わせたラットやウサギをあげて、成長を促進させましょう。
動物園などでは、生体には豚をまるまる1頭与えているようなので、用意できる方はその方が手間はかからないかもしれません。
エサをあげるときには、必ずトングなどを使い、素手で与えないでください。
エサのにおいが手に移っていた場合、ヘビがエサと勘違いして咬みついたり、巻き付いたりして大事故につながる可能性もあります。
次は、ビルマニシキヘビの性別の見分け方について探っていきます!
ビルマニシキヘビの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
今回は、ビルマニシキヘビの性別の見分け方について探っていきます!
ビルマニシキヘビに限らず、ヘビには胴体としっぽの境目に「総排泄腔」という、糞や尿をまとめて出す穴があります。
生殖器も総排泄腔にあるため、ここに専用の金属棒をいれて雌雄の判別をします。
雄の場合、ペニスが入る袋があるため、金属棒が奥まで入ります。
逆に雌にはペニスがないため、金属棒は奥まで入りません。
外から見分ける方法としては、雄の場合は総排泄腔の下側に、ペニスが格納されているふくらみがあります。
雌はふくらみがなく、しっぽにはいるといきなり細くなるため、ここで雌雄を見分けましょう。
他にも、雄が5mを越えることはほとんどないため、5mを越えていたらまず雌と思って間違いないでしょう。
次は、ビルマニシキヘビの病気について探っていきます!
ビルマニシキヘビがかかりうる病気は?対策方法も!
今回は、ビルマニシキヘビの病気について探っていきます!
まず、注意する必要があるのは「マウスロット」と呼ばれる症状です。
これは、エサをさべる際などに口内を傷つけてしまい、炎症を起こしている状態です。
口がしっかりと閉まらず、常に泡のようなものを吹いている状態であればマウスロットとみて間違いありません。
専門の獣医さんの診察を受けましょう。
次に、寄生虫にも注意しましょう。
体内に住む寄生虫の防止策としては、野生で捕まえてきたエサをあげないことです。
必ず、信頼できる先で購入したエサか、自分で繁殖させたエサを与えましょう。
また、野生個体を捕まえて、売りに出されたものの場合、もとから寄生虫が住み着いていることもあります。
購入先に、野生個体だったかどうかを確認し、獣医さんに虫下しをしてもらった方が無難です。
また、外部の寄生虫で危険なのはダニです。
ダニは、ヘビの体液を吸い、徐々に弱らせていきます。
放置すれば命にかかわることもあるため、見つけたら徹底的に駆除しましょう。
方法としては、市販の薬剤、ダニ取りマットの使用、温浴させてダニを溺死させるなどがあります。
また、一度ダニを見つけたらケースを移し、それまで使っていたものは徹底的に消毒しましょう。
この他にもかかりうる病気はあります。
爬虫類は、病気になっても症状が現れにくく、気づいた時には深刻になっていことが多いです。
ビルマニシキヘビに限った話ではありませんが、爬虫類を飼うときは日々の観察を怠らず、必ず専門の病院を日頃から調べておき、何か異常があればあればすぐに診察を受けましょう。
次は、ビルマニシキヘビの繁殖について探っていきます!
ビルマニシキヘビの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
今回は、ビルマニシキヘビの繁殖について探っていきます!
ビルマニシキヘビの繁殖期は主に5~8月の温かい時期です。
繁殖の形態は卵生で、雌は一度に20~40個、最大では100個の卵を産みます。
雌はとぐろを巻いて、産んだ卵を温めるという、爬虫類にしては珍しい生態もあります。
繁殖人成功した場合は、雌が水入れに産卵してしまうと幼ヘビがおぼれてしまうため、産卵するまでは水入れは撤去しましょう。
また、産卵場所としてミズゴケなどを敷いた、スペースを作ってあげるといいでしょう。
とぐろを巻いて卵を温めるので、十分なスペースは必要です。
次は、ビルマニシキヘビの販売価格につい探っています!
ビルマニシキヘビの販売価格や値段はどれくらいなの?
それでは、ビルマニシキヘビの販売価格について探っていきます!
ビルマニシキヘビは、大きさや色によって違いますが、成体で40万~50万円程度の価格になります。
幼体であればもう少し安価で手に入れることもできるでしょう。
また、飼育には自治体の許可を取るための費用やマイクロチップの埋め込み代も必要になるため、成体代+10万円前後は見ておきましょう。
次は、ビルマニシキヘビの英名について探っていきます!
ビルマニシキヘビの英名はなに?
今回は、ビルマニシキヘビの英名について探っていきます!
ビルマニシキヘビは、英語で「Molurus Python」と言います。
学名をPython Molurusのため、学名をほとんどそのままつけているようです。
次は、これまで探ってきたビルマニシキヘビの7つのポイントについてまとめます!
ビルマニシキヘビのまとめ!
それでは、ビルマニシキヘビの7つのポイントについてまとめていきましょう!
①ビルマニシキヘビの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
褐色の胴体に、黒で縁取りされた模様が入っています。
爬虫類なのでなつきませんが、馴れることはあります。
②ビルマニシキヘビが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
雄は2.5~3.5m、雌は3~4.5mです。
5mを越える大型の個体も見られ、最大記録は8.23mです。
寿命は30年ほどです。
③ビルマニシキヘビの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
特定動物のため、行政の許可と鍵付きの頑丈な飼育ケース、マイクロチップの埋め込みが必須です。
ケースは横170㎝×奥行60㎝×高さ60㎝以上の、特注品を使いましょう。
高温多湿の環境の維持が必要です。
④ビルマニシキヘビの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
総排泄腔に、専用の金属棒を入れることで判別できます。
また、ペニスのふくらみの有無や大きさでも判別できます。
⑤ビルマニシキヘビの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
繁殖期は5から8月の温かい時期です。
雌は一度に20~100個の卵を産みます。
⑥ビルマニシキヘビの販売価格や値段はどれくらいなの?
成体で40~50万円です。
他にも行政の許可取得の費用を見ておきましょう。
⑦ビルマニシキヘビの英名はなに?
Molurus Pythonです。
それでは今回は、これで失礼します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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