みなさんこんにちは。
今回は、ブコブラの一種、ブラックマンバの生態について探っていきたいと思います。
コブラと言えばヘビの中のヘビ!王様ですね!
今回はブラックマンバについてのポイント、
以上11つの点についてお伝えします。
それでは早速、ブラックマンバの姿を見てみましょう!
目次(クリックで飛べます)
ブラックマンバの写真(画像)!ペットにできるの?
ブラックマンバとは「口内が真っ黒」という意味です。
まずはお顔を拝見。
そしてお口。
アナコンダと比べれば幼顔でカワイイんですが、なんか口を見るだけで不安になってきますね…。
さて、この不気味カワイイブラックマンバをペットに…?
できるわけがないですね!
コブラの一種という時点でもうお分かりでしょう。
コイツは純然たる猛毒ヘビです!
気が荒く、瞬発性に優れ、気に食わない相手には瞬時に噛みつき!
未治療ならば致死性100%の毒を注入するヘビを、どうやって一般人が飼えるというのでしょうか…。
まるでヒットマンですよ、これは。
次に、そんな恐ろしいブラックマンバの生息地についてお伝えします。
ブラックマンバの生息地はどこなの?
ブラックマンバの生息地は、悠々たる自然がある、アフリカ大陸です。
ライオンがいるサバンナから、チンパンジーのいる森林まで、様々な場所に見られます。
恐ろしいのは、これらの動物が、ブラックマンバが現れた途端パニックになるということ…。
もちろん、現地人は言うまでもありません。
それだけコイツの毒は恐れられているのです。
幸いにも人間の居住区とは重ならず、頻繁な被害は避けられているようですが
それでも年間何人もの犠牲者は出ているのです…。
そんな恐ろしい猛毒。現地の人達はどうやって対処しているのでしょうか?
次に、ブラックマンバに噛まれたらどうすればいいのかお伝えします!
ブラックマンバに噛まれたらどうすればいいの?
ブラックマンバの毒の種類は「神経毒」です。
これは脳や神経に作用し、呼吸や心臓の鼓動を停止させ、死に至らしめる、恐ろしい毒です。
ヘビ毒には、これと「出血毒」「筋肉毒」など3種類の毒があるとされています。
出血・筋肉毒は、血液がどろどろになったり、肉がとろけたりするのですが…。
それに比べればビジュアルはまだマシかもしれませんね…。
さて、こういった生物毒に人間側も無策ではいられません。
知恵を絞った結果「血清」なるものが生み出されました。
まず大量に集めて、とても弱くした毒を、馬や山羊などに注入します。
無論死なないように少しずつです。
そうすると体内で自然に「抗体」と呼ばれるものができます。これが毒に対抗する武器なのです。
後は検体から抗体入りの血液を頂き、フィルターで濾すなどして出来上がりです。
ヘビに留まらず、ハチやバクテリアなどの毒性に対しても有効策となるので、
特に被害の多い地域ではかかせないものです。
ブラックマンバに噛まれたら、即座にこれを注射する他ありません!
もちろんそんな事態にならないように気をつけるのが第一ですが、
アフリカに出張に行くハメになったときの為に覚えておいてください。
最も発展途上国の多くは、十分な量・質の血清が常に不足しているのですが…。
アナフィラキシーショックはまた別ですし…。
何にせよ関わらない方がいいブラックマンバ。
さて、成体はどのくらのサイズ・寿命なのでしょうか?
ブラックマンバが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
コブラの類はもともとヘビの中では大きい方です。
ブラックマンバも、2~3mは普通です。大きいと4.5m程になるのだとか…。
キングコブラに次いで、世界で2番目にデカい毒ヘビなのです。
ただでさえ素早い動きと凶暴さなのに、サイズもでかいとか信じられませんね!
その分見つけやすくはあるので、まだマシですが。
寿命は10年程とされていますが、何分まだ研究が進んでおらず、
民間でももちろん買ってみよう!なんて無謀なチャレンジャーが出ない為に
なかなかわかっていません。
次はブラックマンバの飼育方法についてお伝えします。
まあ一般では…(省略)
ブラックマンバの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
一般人が飼えるわけがないので、気にすることはありません!
飼っている人がいたら、たくさんの法律を犯していますからね。
動物園などでは、脱走の危険性がないアクリルガラスのケースに入れていることが多いようです。
次はブラックマンバのエサについてお伝えします。
ブラックマンバの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
自然界では、ネズミなどの小動物や、小鳥を捕食しています。
ボア・パイソンなどの「獲物を絞め殺して食う」大型種と違い、彼らは貴重な毒を
適切につかって獲物を効率的に仕留めていくスタイルです。
特に樹上の小鳥の巣を襲うとされています。
飼育下でも卵や生餌でマウスなどが適しているでしょう。
あとは適度にビタミン剤でしょうか。
次にブラックマンバがかかりやすい病気についてお伝えします。
ブラックマンバがかかりうる病気は?対策方法も!
アフリカのヘビなので、他の熱帯・亜熱帯産のヘビ同様、特に寒さには弱いと考えられます。
日光浴の不足でも、満足に脱皮できないなどの異常事態になるでしょう。
仮に日本で飼育・管理するとなると、温度と湿度が死活問題と思われます。
次に、ブラックマンバの繁殖についてお伝えします。
ブラックマンバの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
ブラックマンバの出会いの季節は夏。
条件が良ければ2回程チャンスがあるそうです。
オス同士は毒牙を封印し、絡み合いレスリングでメスを巡って喧嘩します。
胎生のヘビもいますが、ブラックマンバはオーソドックスな卵生です。
メスは安全な場所へ隠れると(時に人家にも!)一度に6~15前後の卵を生みます。
現地ではポコポコ生まれてくる様を見て大騒ぎだとか…。
まあ、そうでしょうね…。
次にブラックマンバの販売価格についてお伝えします。
ブラックマンバの販売価格や値段はどれくらいなの?
何を隠そう「特定動物」のブラックマンバ。
日本では環境庁から許可が下りないと飼えません。
そもそも一般人宅で下りるわけがないんです。
…アメリカだと5万円程度で購入できるそうですが…。
しかし日本ではどうやろうと無理です。
毒ヘビを密輸しようとして警察に捕まった例も後を絶たないそうですが
興味がある人は動物園など、専門家が飼育している場所を訪れましょう。
次に、向かうところ敵なし!みたいなブラックマンバの天敵についてお伝えします。
実は意外な生き物が苦手なんです。
ブラックマンバの天敵はなに?
ブラックマンバの最大の武器が「神経毒」ですが、実は自然界には神経毒に対して耐性がある
生き物が生息しているのです。
その筆頭が「ラーテル」。
黒と白のカラーが特徴の、ひらぺったいスカンクのような見た目の動物です。
分類としてはイタチに近い種類です。
見た目は案外のほほんとしているのですが、彼らもまた、大分ファンキーな性格と生態をしているのです。
ラーテルは一言でいえば「命知らずの乱暴者」。
自分の数十倍ある動物にも果敢に挑んでいく様は、有名です。
飼育されている個体でも、脱走ついでに別の檻にいたライオンに喧嘩を売りにいくなど、
そのやんちゃっぷりは度を越しています。
こんな性格で、しかも毒が効かない体質ならば、ブラックマンバなどまったく怖くはありません。
例え噛まれても少し休めば回復してしまうラーテルは、ブラックマンバを食べてしまいます!
これにはブラックマンバもお手あげ。
彼らにとっては幸運なことに、あまり生息域が被っていないため、決闘に至ることはほぼないそうですが
出会ってしまったら確実にブラックマンバが負けてしまうことでしょう。
まるでハブとマングースのような関係(向こうはでっち上げに近いですが)
さて次は、そんなブラックマンバを日本で見られる場所についてお伝えします。
ブラックマンバを日本で見ることはできるの?
上記でお伝えした「血清」を思い出してください。
あれは常時ヘビ毒を仕入れることができ、尚且つ出来た血清を保管しておく場所がないとダメになってしまうシステムです。
ですが日本には、ヘビ毒に対抗するための施設が存在します。
その施設こそ、群馬県太田市、藪塚温泉の近くにある「ジャパンスネークセンター」!
なんだか立地条件から怪しげな見世物小屋みたいな感じがしてきますが、実際は
とても真面目で価値ある研究所です。
ここでは日本固有の毒ヘビ、ヤマカガシの血清が唯一製造・保管されている場所。
そして研究の一環として「ブラックマンバ」も飼育されているのです!
とはいえ、どうも元々毒ヘビに関連する事件で押収された個体を引き取った模様で
購入したわけではないのですが。
熱帯蛇類温室という施設の中でも最も新しいエリアにいます。
センターは一般にも公開されています。大人1000円・子ども500円です。
機会があれば、是非(?)見てみたいものですね!
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ブラックマンバのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ブラックマンバの写真(画像)!ペットにできるの?
全体的に黒黒としており、口の中も真っ黒なことから名前がつきました。
猛毒を持つヘビで、日本では「特定動物」にされています。当然飼育できません。
②ブラックマンバの生息地はどこなの?
アフリカです。サバンナから密林まで、生息域が広いです。
③ブラックマンバに噛まれたらどうすればいいの?
血清を急いで打つ他方法がありません。
他には何をやっても無駄です。
④ブラックマンバが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
最大で4m程になるようです。
寿命は10年程とされています。
⑤ブラックマンバの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
専門の研究所にお任せしましょう。
ここはアメリカではありません。
⑥ブラックマンバの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
小動物や小鳥、その卵を食べます。生餌がベストです。
⑦ブラックマンバがかかりうる病気は?対策方法も!
日光浴や温度・湿度調整が不十分なことによる皮膚への問題が考えられます。
⑧ブラックマンバの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
夏に1~2回程チャンスがあります。
⑨ブラックマンバの販売価格や値段はどれくらいなの?
日本では特定動物のため、販売も輸入も厳禁です。
⑩ブラックマンバの天敵はなに?
ラーテルというイタチの仲間です。神経毒をものともしません。
⑪ブラックマンバを日本で見ることはできるの?
群馬県のジャパンスネークセンターで見ることができます。
なんとも愛嬌のある顔のクセに、ひたすら恐ろしいブラックマンバでした。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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