【ニホンマムシのまとめ!】飼育方法や噛まれた際の対処法等7個のポイント!

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みなさんこんにちは。

本日は、ニホンマムシの生態についてまとめていきたいと思います。

 

古来より毒蛇として、また「食えない人物」の象徴としても知られていたマムシ。

ですが名前は知っていても、全貌を知らない人は案外少なくありません。

 

今回は、ニホンマムシについてのポイント、

①ニホンマムシの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
②ニホンマムシの生息地はどこなの?絶滅危惧種なの?
③ニホンマムシが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④ニホンマムシの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
⑤ニホンマムシの子供(赤ちゃん)の時の育て方は?
⑥ニホンマムシの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
⑦ニホンマムシに噛まれたらどうするの?

 

以上7個の点についてお伝えします。

 

危険なヘビだからこそ、情報は知っておきたいですよね。

それでは、ニホンマムシの写真を見ていきましょう!

 

ニホンマムシの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?

 

これがニホンマムシの写真になります。

 

コブラのようなわかりやすい特徴はありませんが、頭が三角形なのが見て取れますね。

アオダイショウやジムグリなど、無毒で大人しいヘビがなめらかな頭をしているのに対し

この頭の形は特徴的です。

 

さらにマムシの体全体を見てみますと、やはりふてぶてしい恰好から、その危険性が感じられます。

ずんぐりとした体は、「長細い」というヘビのイメージとはあまりそぐうものではありません。

 

その昔は、獲物を喰らって膨れた腹と、その体の短さが相まって「ツチノコ」と思われたことがあるそうです。

それぐらい、見た時の違和感があります。

 

 

カラーは別段派手なところはありません。ですが虎や蜂に似た横縞で形成されるヒョウ柄に、

良からぬ気配を感じることはできます。

 

 

「頭」「胴体」「柄」。

これこそがマムシを見分ける3つのポイントです。

 

もし見かけたヘビにこれらの特徴が合致したならば、決して近づいてはいけませんよ!

 

さて、このニホンマムシですが、「日本」と名がつきます。

 

一体どんなところに潜んでいるのでしょうか…?

次は、ニホンマムシの生息地をお伝えします!

 

ニホンマムシの生息地はどこなの?絶滅危惧種なの?

 

 

ニホンマムシの生息地は、日本全国、どこにでもあります。

 

基本的に北に生息するものが巨大化する傾向にあるそうです。

沖縄諸島での生息は確認されていません(が、ハブがいましたね…)

 

水辺近くの草むらや森林に生息し、田んぼ脇の用水路を蛇行して泳ぐ姿も珍しくはありません。

人家に積極的に侵入してくる種類ではありませんが、少しでも緑の多い環境に住む人ならば

いくらでも遭遇する可能性があるわけです。

 

また夏の間は夜行性の傾向を示し、暗い中を平気で這いずり回ります。

当然人間の足すれすれを横切ることもあるわけで、くれぐれも気をつけたいところです!

 

実は彼らは絶滅危惧種です。

開発によって住処が徐々に失われたということや、不用意な人間が生息地に来た挙句、神経質に捕殺していったのが原因とされています。

 

お互いに程よい距離を持ちたいところです。

一般人ならば、1m以内に近づかなければいいんですから…。

 

次に、ニホンマムシの大きさと寿命をお伝えします!

 

ニホンマムシが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

アオダイショウに比べ、マムシはそこまで巨大にはなりません。

平均で45㎝、大きいものでも60㎝が限界です。

 

もちろん小さいからといって油断していいわけがありません。

下手に追いやろうとするとバネのある体で飛びついてくるので注意が必要です!

 

寿命は飼育下で12年の記録があります。野生でも5~6年は生存するのではないでしょうか。

 

次は、ニホンマムシの飼育(飼い方)方法をお伝えします!

 

ニホンマムシの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!

 

 

ニホンマムシを飼う…。

 

古来より、あえて危険生物を飼うことで、何らかの欲望を果たす人は多く、毒ヘビともなると

その毒だけでなく魅力的な外見を愛でるために飼いたがる人も多いでしょう。

 

ですが本種に関しては(本当は)「諦めて」というほかありません。

なぜなら、法律で飼育が禁止されているからです。

「特定動物」という、厚生労働省が定める「特別な許可が必要」な動物であるためです。

 

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/tokutei.html

 

特定動物に指定されるのは、毒を持つ以外、大型で力が強い猛獣であるとか、繁殖力が強く逃げる・捨てるなどされると日本の生態系に悪影響を与えるなどされる動物です。

 

ニホンマムシはその毒性が問題視されています。

 

ですがもし飼育をどうしてもしてみたい…!と言われる方は、まず飼育環境を完全に備えてから

飼育許可申請をしましょう。

 

まずはヘビを一生飼いきれる丈夫な水槽と、逃げないようにする金網、南京錠が必要です。

もちろん爬虫類を飼育する上で重要なUVライト・バスキングライトも欠かせませんし、

かなりの費用が必要となるでしょう。

 

また、万が一「逃がして」しまった場合は、警察沙汰になることも覚悟しないといけません。

いずれにせよ茨の道ですので、よくよく考えることをお勧めします。

 

次に、ニホンマムシの子供(赤ちゃん)の時の育て方をお伝えします!

 

ニホンマムシの子供(赤ちゃん)の時の育て方は?

 

昔から迷信で「マムシは口から子どもを産む」というのがありますが、実際のマムシは

卵胎生です。直接子ヘビを産むのが、想像力を刺激したのでしょう。

 

問題なのは生まれた後です。ニホンマムシは相当気性が荒いヘビです。

ヘビの中には同族だとわかると、ある程度の距離を保つものもいますが、本種はそんな気遣いが

ありません。共食いすらします。

 

大人と一緒にしておくと、噛まれるだけではすまないでしょう。

ですから子どもと大人は別にする必要があります。

 

次は、ニホンマムシの餌と量、与え方をお伝えします!

 

ニホンマムシの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

 

ヘビは全てが肉食です。

 

ニホンマムシは鶏卵やカエル、鼠などの小動物の他、魚も捕獲します。

いずれにせよ活餌しか食べないので、コストは高くつきます。

 

噛まれる危険性を鑑みて、長いピンセットで餌付けするか、水槽に直接放すやり方がよいでしょう。

食べ残しは不衛生なので、すぐ取り除きます。

 

それでは最後に、ニホンマムシに噛まれたらどうするのかをお伝えします!

 

ニホンマムシに噛まれたらどうするの?

 

 

ヘビ毒にはいくつか種類がありますが、ニホンマムシの毒は「出血毒」です。

「神経毒」も合わさっています。

 

それぞれどういう毒かというと、出血毒はまず、血液の一部を凝固させてしまいます。

ゼリー状にしてしまうのです。

 

本来人間は血を止める機能が備わっているのですが、出血毒はその止める作用を一気に消費してしまい、

次から次へと出てくる血液を止めることができなくさせてしまいます。

 

おまけに放っておくとどんどん細胞を破壊し、新たな血液を生み出すのです。

この症状の為「出血毒」と呼ばれているのです。

 

それとはまったく違う作用なのが「神経毒」です。こちらはその名の通り、神経に作用します。

 

脳から出る指令「右手を開け」という随意運動や、「心臓を動かせ」という不随意運動を阻害し

結果呼吸困難に陥ったり、心停止してしまう恐ろしい毒です。

 

出血毒と違い、見た目に派手さがないので、気づいた時には誰にも助けを求められないまま…

ということが少なくありません。

 

ニホンマムシはこの恐ろしい兵器を2つも持っているわけです。

もしそんな殺人兵器に噛まれてしまったら、どうすればよいのでしょう?

 

まずはヘビから離れ、近くの人にヘビの危険性を伝えます。

そして急ぎ119番通報して救急車で搬送してもらうか、自力で病院に急いだほうが早いならば

そうします。無論、後者は健康で体力面に問題のない大人に限られますが。

 

毒を吸い出す、縛りあげるなどの措置は効果がないばかりか、更なる毒の巡りを誘うか、

手足の壊死に繋がるので、絶対にしてはいけません!

酒やツバなどの民間療法も無駄です。唯一の対処法は病院しかありません。

いいから早く病院へ行きましょう。

 

病院に行けば「抗血清」というものを出してもらえます。

いくつか種類がありますが、一番オーソドックスなのは、ヘビ毒を馬などに注入し、

馬の体が持つ免疫システムにやっつけてもらう段階で出た必殺武器「抗体」のことです。

これを人体に適用すれば、体内の毒を抑えることができます。

 

もっともこの抗血清も万能というわけではなく、人によっては副作用が出る場合もあります。

一番良いのは「噛まれないようにすること」です。

 

怪しい草むらに入るときは、長袖長ズボン、スニーカーや長靴などの露出の低い靴を履いて、時折足元を注視しましょう。

 

マムシだけでなく、ヒルやマダニなどの有害な生き物を阻止することもできますよ!

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

ニホンマムシのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ニホンマムシの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?

三角の頭、太く短い胴体、ヒョウ柄が特徴です。

相当気性が荒いヘビで、懐くことは決してありません。

 

②ニホンマムシの生息地はどこなの?絶滅危惧種なの?

日本ならばいたるところに生息しています。

ですが近年開発や執拗な捕殺により、減少しています。

 

③ニホンマムシが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

平均で45㎝、最大で60㎝程度です。

飼育下で12年は生きるとされています。

 

④ニホンマムシの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!

水槽ならば60㎝以上のサイズでしょうが、特定動物ですので

許可を得るまでが大変です。

 

⑤ニホンマムシの子供(赤ちゃん)の時の育て方は?

親と別にして飼育しなくてはいけません。

喧嘩や共食いが発生します。

 

⑥ニホンマムシの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

活餌をピンセットでやるか、直接水槽に放します。

危険なため、あまり手を近づけてはなりません。

 

⑦ニホンマムシに噛まれたらどうするの?

急いで病院に行き、抗血清を打ってもらいます。

それ以外できることはありません。

 

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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