みなさんこんにちは。
本日は、スッポンモドキの生態についてまとめていきたいと思います。
スッポン…といえば「一度噛んだら離さない」的な生態ばかり先走りして、
肝心の詳細についてはあまり詳しく知らない人も多いかと思います。
ましてやモドキ。どんな生き物なのでしょう?
今回はスッポンモドキについてのポイント、
以上10個の点についてお伝えします。
まずは、スッポンモドキの写真をお見せします!
目次(クリックで飛べます)
スッポンモドキのかわいい写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
こちらがスッポンモドキの画像になります。
ふむ、顔は意外と可愛らしい感じですね。
本家本元のスッポンはこんな感じ。
こう見ると、顔が結構違うんですね。クサガメと比較すると、もう同じ亀とは思えないくらい。
亀界のひょっとこの名を欲しいままにしています。
そしてもう一度スッポンモドキを見てみると…。
失礼ですが、結構な「ブタバナ」であることがわかります。
英名でも「Pig nose」と、そのまま豚鼻の隠喩。
ユーモラスな外観が一番のチャームポイントのようです。
しかし本種は、そのとぼけた顔からは想像できない程ダイナミックに泳ぎ
暴れまわるやんちゃっ子です。
噛み癖があり、同種だろうが通りすがった魚だろうが、なんでも噛みついていきます。
単独で飼育しなくてはならない、とよく言われるのはそのためです。
次はスッポンモドキの生息地、寿命をお伝えします!
スッポンモドキの生息地はどこなの?寿命はどれくらいなの?
スッポンモドキは主にインドネシアやオーストラリアなど、暖かな国々の河川に生息します。
緩やかな清流で、そこに存分に潜れる綺麗な砂が沢山溜まっている環境を好みます。
息継ぎ以外はまったく浮上することなく、完全水棲を貫いています。
唯一陸上に上がるのは産卵するときだけど、筋金入りの生態です。
寿命は平均20年前後。
大切に飼育すれば、もう少し伸ばせるかもしれませんね。
次にスッポンモドキの大きさ、成長速度をお伝えします!
スッポンモドキの赤ちゃんは成体になると最大でどれくらいの大きさに成長するの?成長速度は?
平均で50㎝程の大きさになるスッポンモドキ。
巨大になりすぎて持て余すことが多く、捨てガメが続出した「ミシシッピアカミミガメ」が
精々30㎝前後だというのですから、その巨体たるや…。
実際は彼らが入る水槽や設備の分、つまり甲羅の2~4倍の面積は必要です。
十分で安全な飼育スペースが確保できないのなら、飼育しないのが無難でしょう。
特にこのような完全水棲の生き物は、リクガメのように外で囲いを作って飼育するのも難しくなります。
次はスッポンモドキの飼育(飼い方)、水温、水槽のサイズ選びをお伝えします!
スッポンモドキの飼育(飼い方)方法は?水温は何度?水槽のサイズの選び方も
スッポンモドキは完全水棲動物。
水槽は水を深めに溜められる、頑丈で大きめのものにしましょう。
120㎝クラスのものでないと、継続飼育は容易ではありません。
反面「はいあがる」「跳びはねる」とは無縁の生き物なので、よじ登り防止は特別必要ありません。
ただし呼吸補助のために、水面から突き出ている台や浮島は必要です。
水温は30度手前くらいと、ぬるめを好みます。
冬の間など、水温が26度以下にならないよう、水中ヒーターを併用しましょう。
またバスキングライト・UVライトも必須です。
強力なものでなくともいいので、水槽越しに光を届けられるよう気をつけます。
無論水の事故がないよう、しっかりと設置します。
次にスッポンモドキの餌(エサ)と量、与え方をお伝えします!
スッポンモドキの餌(エサ)と量はどうする?どう餌やりすればいい?
彼らは普段は水中で暮らしつつ、水草や果物などの植物性のものを食べていますが、場合によっては魚や虫も食す雑食です。
水に落とすために、あまりにアクがでる食べ物は向きませんが、レタスや水菜、イチジクなどを、
バランスよく野菜や果物を与えるといいでしょう。
子どものころは特にタンパク質を与えるべきです。
赤虫やササミなどがよいでしょう。
大人になってから、上記のエサのほか、水棲ガメ用の人工フードも併用しましょう。
小魚を繁殖させて、与えるのもいいですね。
もちろんエサを多く食べれば食べるほど、食べ残しもフンも多くなりますから、
こまめにゴミを取り除き、フィルターを稼働させ続けましょう。
また、月に一度は水槽を丸ごと清掃しましょう。
次はスッポンモドキの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!
スッポンモドキの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
本種に限らず、爬虫類の雌雄の見分け方は難しいもの。
基本的には総排泄孔の様子で雌雄を見分けましょう。
オスは総排泄孔が甲羅の外にあり、尾が太めです。
メスは総排泄孔が甲羅の内にあり、尾が細目です。
とはいえこれはあくまで目安でしかありません。
専門家の判断を仰いでください。
次にスッポンモドキがかかりうる病気、対策方法をお伝えします!
スッポンモドキがかかりうる病気は?対策方法も!
スッポンモドキはエサをよく食べ、よくフンをします。
掃除をさぼっていたり、フィルターの性能が低いものだと、すぐに水質環境が悪化します。
目や皮膚、呼吸器などの内臓に支障が出かねません。
この汚れやすさタルヤ、一度に2個のろ過装置を稼働させても良いくらいです。
水槽のタイプとカメの健康状態をよく見て、検討してみましょう。
次はスッポンモドキの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
スッポンモドキの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
スッポンモドキの繁殖は、7月から11月。
夏から晩秋にかけてと長めに取られています。
産卵は2度程するようです。
一度に40個近く産んだ個体もいるそうですが、何個にせよ、産卵時は本種が唯一といっていいほどの陸上へあがるイベントです。
飼育下で交尾・産卵の気配があったら、すぐに卵を救出して、別容器にて保管しましょう。
ただし孵化しても親と一緒にしてはいけません。
本種は噛み癖があり、単独でいないと直ぐ他の生き物を攻撃するからです。
次にスッポンとスッポンモドキの違いをお伝えします!
スッポンとスッポンモドキの違いはなに?
顔が違うのは上記であげた通りですが、生活スタイルがまず違います。
スッポンは時折陸にあがりますが、スッポンモドキはかたくなに陸上生活を拒みます。
唯一上がるのは卵のためにだけ。
他にもスッポンが柔らかな体をしているのに対し、モドキは固いしっかりとした甲羅を持っています。
手足のつき方も、結構異なります。
あくまでシルエットが似ているだけで、結構色々なところが違っているのです。
次はスッポンモドキの販売価格や値段をお伝えします!
スッポンモドキの販売価格や値段はどれくらいなの?
本種は大体2万の半ば前後で取引されています。
幼体は1万以下程度から始まり、高価なもので3万程でしょうか。
稀に流通しているプラチナカラーなどは、数十万の値がつくそうです。
カメというよりは熱帯魚を扱う業者が、ついでに取り扱っていることも多く
ペットショップではなかなか出会えないかもしれません。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
スッポンモドキのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①スッポンモドキのかわいい写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
ブタバナがかわいいユーモラスな見た目。
噛み癖があるので単独飼育必須です!
②スッポンモドキの生息地はどこなの?寿命はどれくらいなの?
パプアニューギニア、オーストラリアなど。
澄んで、下に綺麗な砂がいっぱい溜まっている河川。
③スッポンモドキの赤ちゃんは成体になると最大でどれくらいの大きさに成長するの?成長速度は?
最大で50㎝程度ですが、80㎝という例もあるのだとか。
1年足らずで10㎝は大きくなるそうです。
④スッポンモドキの飼育(飼い方)方法は?水温は何度?水槽のサイズの選び方も!
深めの水槽に最低限の陸地を作ります。
特大のサイズの水槽を用意しましょう。
⑤スッポンモドキの餌(エサ)と量はどうする?どう餌やりすればいい?
水棲ガメ用のフードと、野菜や果物、肉類を上手く使い分けよう。
よく食べる種類なので、食べるだけ与え、体を温めさせます。
⑥スッポンモドキの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
総排泄孔の様子で雌雄を見分けます。
ただし、成熟した個体のみ。
⑦スッポンモドキがかかりうる病気は?対策方法も!
水を汚しやすいので、水カビが発生しやすく、皮膚病の
原因になったりします。
⑧スッポンモドキの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
7~11月。夏真っ盛りから晩秋にかけてです。
自然界では、産卵した箇所が水没すると、子ガメがはい出てきます。
⑨スッポンとスッポンモドキの違いはなに?
住んでいる環境が似ていますが、よくよく見ると「違う」
ポイントが多くあります。
⑩スッポンモドキの販売価格や値段はどれくらいなの?
最低で1万5000円程度とされています。
ただし近年数を減らしていることもあり、今後高価になるかもしれません…。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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