【アオスジトカゲの生態!】飼育方法やニホントカゲとの見分け方等7個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、アオスジトカゲの生態についてまとめていきたいと思います。

 

 

「アオスジトカゲ」は英名で「Shanghai Lizard」「Elegant five-lined skink」とも呼ばれています。

 

前者は直訳すると“上海のトカゲ”という意味ですね。

その名の通り中国東部や台湾、そして日本の尖閣諸島にも分布しています。

 

今回は、アオスジトカゲについてのポイント、

①アオスジトカゲの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
②アオスジトカゲの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種なの?
③アオスジトカゲが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④アオスジトカゲの飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!
⑤アオスジトカゲの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
⑥アオスジトカゲの販売価格や値段はどれくらいなの?
⑦アオスジトカゲとニホントカゲの違いや見分け方は?

 

以上7個の点についてお伝えします。

それでは、アオスジトカゲの写真(画像)を見ていきましょう!

 

アオスジトカゲの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?

 

アオスジトカゲはトカゲ亜目スキンク下目スキンク上科に分類されるトカゲです。

 

 

日本各地で見られるニホントカゲとは近縁種です。

 

アオスジトカゲは幼体と成体と成長するごとに、その体色が変化します。

幼体の頃はオス・メス共にコバルトブルーの尾部を持ちますが、オスは成長するにつれくすんだ褐色に色変わりし、メスは幼体の対色を保持し続けるのです。

 

そのため雌雄の判別が非常に容易です。

 

アオスジトカゲの性格は基本的に臆病です。

「ニホントカゲ」の様に物陰を好む“負の走行性”があるので、臆病で神経質…触れ合うより観察がメインな動物なんです。

 

次は、アオスジトカゲの生息地(分布)をお伝えします!

 

アオスジトカゲの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種なの?

 

アオスジトカゲの生息地は台湾・中国東部であり、国内では魚釣島を含む「尖閣諸島」のみ分布します。

 

国内種は生息範囲の狭さや、家畜のヤギの野生化・狭い諸島内に住む…ということで数の減少が予測されています。

そのため平成18年12月に、アオスジトカゲは『種の保存法』に基づき、環境省レッドリスト『絶滅危惧ⅡB類』に指定されてしまいました

 

残念ですが現在の生息地の政情を考えると、尖閣諸島での生態調査は全く行われていません。

 

ただ餌不足のため、他の海鳥のおこぼれを頂戴することもあるそうです。

元々の食性を変えずには生き残れない危機的状況なのかもしれません。

 

次に、アオスジトカゲの大きさと寿命をお伝えします!

 

アオスジトカゲが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

アオスジトカゲは同じスキンクの仲間である日本トカゲより、一回り大きくなります。

最低でも17cmほど、20数cmには成体は成長すると言われています。

 

アオスジトカゲの寿命についてですが、こちらも台湾・中国間の政情問題に翻弄されており、限定的な地域に住むアオスジトカゲの生態調査はかなり不完全です。

生物界では今現在も「ミャンマーの琥珀問題」など、各国の都合に振り回されるという悲しい問題があります。残念な話です。

 

ただ、同じスキンクの仲間のニホントカゲが、胴体サイズ7~10cm程で寿命が10年にもなる個体がいます。

このことからアオスジトカゲは、10年以上の寿命はもっているのではないでしょうか。

 

次は、アオスジトカゲの飼育(飼い方)方法をお伝えします!

 

アオスジトカゲの飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!

 

残念ですが、アオスジトカゲは法律で守られているので、国産種の飼育・売買は禁止です。

 

ですが台湾・中国東部の個体に関しては、手に入れられる可能性があります。

もちろん成体の個人輸入の書類や、国家間移動の知識。そして現地の条例等で保護されていないか確認は必須です。

 

ハッキリ言うと何十万円もかかり、個人ではなかなか難しい状況と言わざるを得ません。

ただ運よく手に入れらた方は、気温以外はニホントカゲの飼育に準じましょう。

 

南方のトカゲですので、冬場でも20℃以上は必ず維持しましょう。

 

またアオスジトカゲ自体、広い平面や草木などのレイアウトを好みます。

平均20cm程になるので最低90cm~120cm代のケージが適していると思います。

 

次に、アオスジトカゲの餌と量、与え方をお伝えします!

 

アオスジトカゲの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

アオスジトカゲの主食は昆虫です。

 

そのため餌に関しては、レオパなどの他爬虫類、特にニホントカゲに準じると思われます。

イエコ・フタホシなどのコオロギにカルシウム剤を振り掛けたものがメイン食。

 

そしてハニーワーム・レッドローチ・陸のエビことワラジムシなども、カルシウム補給や喰い付きが落ちた時に、良い餌になると思われます。

アオスジトカゲについてはペット化の話を全く聞きません。

 

そのため与える時は竹製のピンセットなどで、目の前に落としてあげるのが良いでしょう。

 

次は、アオスジトカゲの販売価格や値段をお伝えします!

 

アオスジトカゲの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

アオスジトカゲの販売価格や値段は「なし」と言っていいでしょう。

 

国内種に価格がつく状況は、明らかに法律違反だからです。

国内での販売も外国産という可能性もありますが、まず販売されているという情報は耳にしたことがありません。

 

そのため現地で手に入れる価格=販売価格といえます。

こちらも難しく独力で採取するなら0円ですが、個体以上に渡航費などが莫大なものになります。

 

そのためアオスジトカゲは、値段がないトカゲと言った方が正しいのかもしれません。

 

それでは最後に、アオスジトカゲとニホントカゲの違いや見分け方をお伝えします!

 

アオスジトカゲとニホントカゲの違いや見分け方は?

 

アオスジトカゲとニホントカゲの簡単な見分け方はそのサイズです。

 

特に成体の場合、アオスジトカゲはニホントカゲより一回りほど小さくなります。

ただアオスジトカゲは、同じ尖閣諸島内でも食性や行動、そしてサイズに著しく差が出ることが知られています。

 

大陸側のアオスジトカゲも同様で、かなりの地域差があるトカゲと言っていいでしょう。

 

確実な見分け方として、胴体中央部の斜めに列になった背面の鱗の数(体列鱗数)があります。

ただこちらもニホントカゲは26列と変わらないのに対し、アオスジトカゲは地域により26~28列とバラバラです。

 

決め手となる分類法は、後ろ足に左右非対称に「大きな鱗」が点在するという、アオスジトカゲ独特の特徴です。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

アオスジトカゲのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①アオスジトカゲの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?英語でなんていうの?

「Shanghai Lizard」「Elegant five-lined skink」の英名を持ちます。

基本的に臆病な性格ですので、観賞をメインにしてください。

 

②アオスジトカゲの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種なの?

尖閣諸島・台湾・中国北部という政局不安定地に住んでいます。

そのためその生態は謎が多いんです。

国内種は環境省レッドリスト『絶滅危惧ⅡB類』に指定されてしまいます。

 

③アオスジトカゲが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

推測ですが寿命は10年付近、最大体長は尾部を含め27cmと言われています。

 

④アオスジトカゲの飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!

残念ですがペットとしての飼育方法は全く確立していません。

ケージは(あくまで)ニホントカゲに照らし合わせると、90~120cmほどが最低サイズでしょう。

 

⑤アオスジトカゲの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

餌に関しては「昆虫食」です。

市販の生餌なども有用と思われます。

 

⑥アオスジトカゲの販売価格や値段はどれくらいなの?

価格については販売されてない現状から「なし」と言わざるを得ません。

 

⑦アオスジトカゲとニホントカゲの違いや見分け方は?

決め手になるのは、後脚の鱗群です。

その他見分け方は種々ありますが、決め手に欠けると言えます…

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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