【アカアシガメの生態!】最大の大きさや飼育方法等8個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、アカアシガメの生態についてまとめていきたいと思います。

 

リクガメの仲間ですが、他種とは変わった特徴の多いこの「アカアシガメ」。

 

リクガメ科ナンベイリクガメ属に分類される列記としたリクガメです。

属名が示すように、他のリクガメが好む「乾燥」した環境ではなく、南米大陸の「高温多湿」な環境下で暮らしています。

 

今回は、アカアシガメについてのポイント、

①アカアシガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?成長速度は速いの?②アカアシガメの生息地(分布)はどこなの?
③アカアシガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④アカアシガメの飼育(飼い方)方法は?放し飼いや多頭飼いにできるの?飼育ケージや床材の選び方も!
⑤アカアシガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
⑥アカアシガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
⑦アカアシガメの販売価格や値段はどれくらいなの?
⑧アカアシガメは食べることができるの?

 

以上8個の点についてお伝えします。

それでは、アカアシガメの写真(画像)を見ていきましょう!

 

アカアシガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?成長速度は速いの?

 

アカアシガメは、爬虫綱カメ目リクガメ科ナンベイリクガメ属に属しています。

同属にはかの有名な「ガラパゴスゾウガメ」もいるんですよ!

 

そんなアカアシガメの写真がこちらです。

 

 

いかがでしょう?

特筆すべきは甲羅のふちや、前脚・後脚の突起物を中心にかかる赤みです。

性格は他のリクガメ同様おっとりとしています。

 

高温多湿の熱帯雨林の森林地帯に主に住んでいるので、他のリクガメより障害物等を避けるのは得意です。

 

平均体長がリクガメの仲間では、やや小型ということもあり(あくまでリクガメ基準ですが)成長速度は他のリクガメよりも緩やかです。

 

アカアシガメは発見当初から、広大な南米大陸全土に生息しており、何度も亜種の同定が行われた過去があります。

現在は亜種とまでいかない、地域変異の誤差として生物学者たちは考えているそうです。

 

次は、アカアシガメの生息地(分布)をお伝えします!

 

アカアシガメの生息地(分布)はどこなの?

 

中南米「パナマ」「アルゼンチン」「パラグアイ」「ブラジル」「ベネズエラ」が代表国ですが、その他にも移入されたと思しき個体が、「アメリカ(セント・グロイ島、プエルトリコ)」「トリニダードトバゴ」などにも生息しています。

現在はほぼ、南米大陸全土に生息していると考えていいでしょう。

 

 

特に今大人気なのは、ブラジルで人工繁殖させている「チェリーヘッド」「ドワーフチェリーヘッド」という品種です。

 

他のアカアシガメに比べ、頭部全体が真っ赤になることから、この品種名がつきました。

またドワーフ種は成長しても20cm足らずという触れ込みで販売されています。

 

ただ種親や系統分類の根拠が薄く、この品種自体の長期飼育の話を聞かないので、チェリーヘッドの品種はまだまだ正確な情報が少ないのが現状です。

 

次に、アカアシガメの大きさと寿命をお伝えします!

 

アカアシガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

アカアシガメの最大サイズは、実に甲長51cmという記録があります。

ただそこまで極端に大型になる種のリクガメではなく、本来はオス・メス共に甲長25~35cm程が普通サイズです。

 

次にアカアシガメの寿命についてです。

アカアシガメの寿命は野生種で30~50年ほどと言われ、飼育下の最高記録は30年となります。

飼育を視野に入れるなら、かなり長い付き合いができるリクガメでしょう。

 

次は、アカアシガメの飼育(飼い方)方法をお伝えします!

 

アカアシガメの飼育(飼い方)方法は?放し飼いや多頭飼いにできるの?飼育ケージや床材の選び方も!

 

アカアシガメの飼育方法ですが、まず南米大陸出身なので日中の気温は24~30℃以内に保ちます。

 

夜間は一日のリズムを作るため、やや低めが良いのですが、絶対に20℃以下にはしないように気を付けてください。

ケージ内全体を暖めるシートヒーターホットスポット、そして影を作るシェルターを必ず取り入れ、アカアシガメ自身に好適温度を選んでもらえるようにしましょう。

 

忘れてはいけないのが紫外線ランプです。

カメの仲間は紫外線をふんだんに浴びカルシウムを作り、骨格や甲羅などの成長材料にするので、昼間の日光浴は飼育の上でとても大切になります。

 

またアカアシガメは、高温と多湿の環境がセットで必要なカメです。

ケージ内には浅い水皿に常に水を張って、飲み水兼湿度を保つようにし、糞などで汚れたらすぐに清潔な水に取り換えます。

毎日のケージ内霧吹きは、ケージ前面に水滴がかかるほどのビチャビチャの量は避けてください。

 

実はアカアシガメは、日本での飼育環境によく適応することが知られています。

ですので飼育に関しては、他のリクガメより容易です。

 

ケージの大きさなのですが、リクガメのケージを選ぶ基準はズバリ「平面積」です。

アカアシガメは約30cmほどになるので、奥行き・横幅共に、将来は最低でも3倍ほどの90×90㎝のケージがラインとなります。

 

もちろん広ければ広いほど良いのは、言うまでもないでしょう。

 

床材は湿度を維持できれば、飼育者の好みで構いません。

 

ただ余りに水はけのよい「ピートモス」などは、明らかにアカアシガメの生態に合いません。

保湿に優れた黒土系の床材がベストです。

 

アカアシガメの多頭飼いについては問題なく行えますが、前述の90×90cm…つまり8100平方センチメートルより遥かに広大な床面積が必須です。

 

夏場など屋外飼育等もできますが、これは導入直後や幼体は避けてください。

アカアシガメのみならず、飼育初期の動物個体はまず環境や人に慣れてもらうことが最重要課題です。

 

ある程度飼い込み、余裕が出てきたときに、徐々に徐々に…慎重に屋外デビューさせましょう。

幼体はカラスやモズ、在来種のヘビ・肉食哺乳類の格好の餌になります。

 

若齢~成体に至ってもその危険性はあります。

 

屋外に出すときは必ず飼育者が注意深く見張る、もしくは頑丈なサークルを作るなどし、アカアシガメを守ってあげましょう。

 

次に、アカアシガメの餌と量、与え方をお伝えします!

 

アカアシガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

アカアシガメは完全雑食性です。

 

野性下では、葉菜・根菜・トマトなどの野菜類・果実等の植物質の他、ミミズ・ナメクジ・昆虫・陸生甲殻類・両生類等を捕食しています。

飼育下ではこれらに準じた野菜類・果物などや、餌用コオロギ・ピンクマウス・餌用カエルなど、バラエティに富んだ食事を用意します。

 

アカアシガメへの給餌方法ですが、まず冷凍ピンクマウスなどの「肉類」主体の際はカルシウム欠乏症に陥りやすいので、必ずパウダー状のカルシウム剤をふりかけて与えてください。

 

活餌が苦手という方は、最近のショップは「冷凍餌」のバリエーションが多いので、そちらに頼るのもいいかもしれませんね。

リクガメの専用フードも市販されているので、これらの餌とうまく組み合わせ、栄養のバランスを取ってください。

 

アカアシガメはステンレス製の給餌皿など、餌入れを用意しましょう。

意外と賢く、段々と餌入れだと認識してくれるようになりますよ。

 

次は、アカアシガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!

 

アカアシガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

オスのアカアシリクガメは、成長すると甲羅の両脇がくびれてきます。

上から見ると「ひょうたん型」をしているので、この点で雌雄判別が可能です。

 

ただ幼体の雌雄判別は非常に困難です。

これといった性差が外観上は見られないので、ある程度大きくなってくれるのを待ちましょう。

 

次に、アカアシガメの販売価格や値段をお伝えします!

 

アカアシガメの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

アカアシガメの店頭価格は概ねですが、2~3万円ほどです。

 

実はリクガメの仲間全てがサイテス入りしています。

商取引については現状そこまで厳しくありませんが、南米各国が個別の保護施策をとり、懸命な保護活動を続けています。

そのため今後の状況次第では、価格に大きな変動が起こりかねません。

 

また爬虫類の通信販売は、国内では全面的に禁止されています。

犯罪になってしまうので、ネット経由での通信販売をもし見かけても、決して手を出さないで下さい。

 

それでは最後に、アカアシガメは食べることができるのかをお伝えします!

 

アカアシガメは食べることができるの?

 

アカアシガメは古くから各国で、絶好の蛋白源として食されていたようです。

ただ一部の原住民族を除き、今は積極的にアカアシガメを食用にすることはありません。

 

食べれると聞かれたら「食べられる」と答えざるを得ませんが、21世紀の現在は厳重に保護され流通も確保できているので、敢えて「アカアシガメを食べよう」と考える人間の方がどうやら少ないようです。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

アカアシガメのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①アカアシガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?成長速度は速いの?

基本的に懐くというよりは観賞用のペットです。

成長速度はリクガメでは遅い部類でしょう。

 

②アカアシガメの生息地(分布)はどこなの?

今は移入が進んでしまい、原産国か移入種の国か分からない部分が多いのですが、ほぼ南米アメリカ大陸全土の熱帯雨林に広く分布します。

 

③アカアシガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

最大51cm、平均25~35㎝ほど。

寿命は野生下で30~50年、飼育下では30年の記録があります。

 

④アカアシガメの飼育(飼い方)方法は?放し飼いや多頭飼いにできるの?飼育ケージや床材の選び方も!

アカアシガメは底面積に依存します。

少し臆病な性格ですが穏やかでもあり、観葉植物やシェルターを上手く用いれば、多党飼育は全く問題ありません。

ただかなり巨大なケージが必要になります。

放し飼いは可能ですが、在来種の襲撃(特にカラスなど)の例があるので、飼育者は時間を決めしっかり見張りましょう。

 

⑤アカアシガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

餌は幼体で2~3回/日、成体で1回/日与えます。

量は運動に依存するのですが、目安としては一度に食べきれる量を与えます。

餌用の皿などに乗せて与えてください。

 

⑥アカアシガメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

充分育たないと雌雄差は表れません。

成体のオスは甲羅の脇が締り、上から見ると「ひょうたん状」に見えます。

 

⑦アカアシガメの販売価格や値段はどれくらいなの?

概ね2~3万円ほどです。

ちなみに通販は違法なので気を付けてください。

 

⑧アカアシガメは食べることができるの?

現地では昔は食用として用いられることもありました。

 

いかがでしたでしょうか?

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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