みなさんこんにちは。
本日は、オビトカゲモドキの生態についてまとめていきたいと思います。
オビトカゲモドキは「Banded ground gecko」と「ryukyu grounded gecko」という二つの英名を持っています。
学名では、Goniurosaurus kuroiwae splendens と呼ばれていますね。
今回は、オビトカゲモドキについてのポイント、
以上6個の点についてお伝えします。
それでは、オビトカゲモドキの写真(画像)を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
オビトカゲモドキの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
オビトカゲモドキは、トカゲモドキ科トカゲモドキ属の夜行性のヤモリの仲間です。
画像:instagram takarabako_of_tokunoshima様より
こちらがオビトカゲモドキの写真になります。
オビトカゲモドキの体の色は昼間は濃く、夜は薄くなり名前のとおり体からしっぽにかけて横に帯をまいたような模様があるのが特徴です。
オビトカゲモドキの背中の色は淡い黒紫色で、首に1本体に3本帯模様があり、昼間はサーモンピンクに夜は白に近い淡いピンクに見えます。
普通のオビトカゲモドキのしっぽは青白い縞模様が5本ありますが、敵に襲われて自分でしっぽを切って再生した場合は、模様がサバのように不規則な斑模様になったり、太くなったりします。
威嚇にしっぽを立てて使うので、再生しっぽの個体が結構多いです。
オビトカゲモドキの眼は赤褐色でネコ目に似ています。
オビトカゲモドキはヤモリの仲間ですが、ヤモリのように窓や扉にぴたっと貼りつくような指下板はありません。
そのかわりに小さな爪が生えていて、コンクリートや石垣などを上り下りすることができます。
オビトカゲモドキは肉食です。
特に昆虫や昆虫の幼虫、クモ、ミミズなどを食べますね。
そんなオビトカゲモドキの性格は、ストレスに弱いようです。
飼育されていた個体はピンセットからエサを食べるくらいはなついていたということです。
次は、オビトカゲモドキの生息地(分布)をお伝えします!
オビトカゲモドキの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種なの?
オビトカゲモドキは鹿児島県の、奄美群島のなかの徳之島の固有種です。
オビトカゲモドキは2003年に鹿児島県の指定天然記念物と、のちに環境省の絶滅危惧種1B類(EN)に指定されました。
指定以前に飼育して繁殖させた個体を人にあげることができませんし、あらたに飼育することも禁止されたので、どうしても飼いたいという場合は環境大臣の許可をとりましょう!
オビトカゲモドキは徳之島の内陸の湿った森林や丘陵地、その周りなどに生息してます。
人間の集落の周りでも、人が寄り付かなくなった水辺のあるところであれば見られるでしょう。
昼間は倒れた木や、石灰洞、洞穴などに隠れています。
次に、オビトカゲモドキの大きさと寿命をお伝えします!
オビトカゲモドキが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
オビトカゲモドキの体は6cm~8cm、しっぽまで入れると12cm~16cmほどのトカゲモドキの仲間では一番小型の種類です。
オビトカゲモドキは現在、飼育することができないため、正確な寿命はわかっていません。
次は、オビトカゲモドキは何を餌にしているのかをお伝えします!
オビトカゲモドキは飼育できるの?何を餌にしているの?
オビトカゲモドキが天然記念物や絶滅危惧種に指定される前に、飼育していた例があります。
ペット用として流通していたので、爬虫類マニアの中では飼育したことがある人もいるでしょう。
オビトカゲモドキは30℃にならない温度と適度な湿度、人の気配にストレスを感じるらしいので対策のシェルターの設置や餌への一工夫で、環境が整えば繁殖もできたそうです。
薄暗い場所での飼育が適していたそうですよ。
自然界では、昆虫や昆虫の幼虫、クモやミミズなどを食べていますが、飼育下ではイエコオロギをあげていました。
ただし、後ろ足に鋭いトゲが生えているので足ごと取り、触覚も取ってピンセットで1日1匹与えています。
次に、オビトカゲモドキの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
オビトカゲモドキの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
画像:instagram ziyozi7336 様より
自然界でのオビトカゲモドキの繁殖期は6月~7月で、7月~8月に1回に2つの卵を産みます。
飼育下では5月に産卵したという例があります。
オビトカゲモドキの卵は2ヵ月くらいで孵化し、うまれたベビーは大きさが違い細いだけで親と同じ模様をしています。
それでは最後に、オビトカゲモドキの販売価格や値段をお伝えします!
オビトカゲモドキの販売価格や値段はどれくらいなの?
先述したように、オビトカゲモドキは現在、鹿児島県の天然記念物と環境省の絶滅危惧種に指定されています。
そのため、購入することはできません。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
オビトカゲモドキのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは6個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①オビトカゲモドキの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
オビトカゲモドキは夜行性のヤモリの仲間で、昼間は体色が濃くなり夜には薄くなるのが特徴です。
首と体に4本の薄いピンク色の帯模様があり、しっぽには青白いラインが5本ありますが、しっぽが切れて再生するとまだら模様になり太くなる傾向があります。
オビトカゲモドキの手には小さな爪が生えていて、ヤモリのような指下板はありません。
性格は穏やかで、ストレスに弱いようです。
ピンセットで与えたエサを食べるくらいにはなつくようです。
②オビトカゲモドキの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種なの?
オビトカゲモドキは、鹿児島県の奄美群島のなかの徳之島の固有種です。
現在、鹿児島県の天然記念物と、環境省の絶滅危惧種1B(EN)に指定されています。
③オビトカゲモドキが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
オビトカゲモドキは成体になると、体は6cm~8cmしっぽを含めると12cm~16cmになり、最大でも18cmくらいです。
正確な寿命はわかっていません。
④オビトカゲモドキは飼育できるの?何を餌にしているの?
オビトカゲモドキは現在、飼育はできません。
しかし、以前飼育が可能だった時期には、イエコオロギの足を切断したものを与えていたという例があります。
⑤オビトカゲモドキの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
オビトカゲモドキの繁殖期はだいたい6月~7月で、7月~8月に1回に2個の卵を産みます。
⑥オビトカゲモドキの販売価格や値段はどれくらいなの?
現在、オビトカゲモドキの販売はされていません。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(アイキャッチ画像はinstagram vet_for_oriental_galapagos 様より)
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