【エゾアカガエルの生態!】飼育方法や鳴き声の特徴等9個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、エゾアカガエルの生態についてまとめていきたいと思います。

 

エゾアカガエルは両生網カエル目アカガエル科に分類されるカエルの一種です。

エゾアカガエルの学名は「Rana pirica」で、piricaはアイヌ語で美しいという意味です。

 

今回は、エゾアカガエルについてのポイント、

①エゾアカガエルの写真(画像)!オタマジャクシや卵の特徴は?どんな鳴き声をするの?和名や英語名はなに?
②エゾアカガエルの生息地(分布)はどこなの?
③エゾアカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④エゾアカガエルの飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!
⑤エゾアカガエルの餌(食べ物)と量はどうする?どう餌やりすればいい?
⑥エゾアカガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
⑦エゾアカガエルの繁殖期や産卵の時期はいつ?
⑧エゾアカガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?
⑨エゾアカガエルとアズマヒキガエルの違いや識別方法は?

 

以上9個の点についてお伝えします。

それでは、エゾアカガエルの写真(画像)を見ていきましょう!

 

エゾアカガエルの写真(画像)!オタマジャクシや卵の特徴は?どんな鳴き声をするの?和名や英語名はなに?

 

(引用元:Instagram _roppu_様)

こちらがエゾアカガエルの写真です。

 

エゾアカガエルはずんぐりとしていて黒褐色から赤茶色の体色で、吸盤はなく後ろ足の指の間には発達した水かきを持っています。

 

エゾアカガエルは他のアカガエルに比べると四肢が短いためジャンプ力はあまりありませんが、警戒心が強く近づくとすぐに逃げてしまいます。

 

エゾアカガエルの卵は産卵直後は小さいですが、水を吸って徐々に膨らんでいきます。

 

またエゾアカガエルのオタマジャクシは、捕食者であるエゾサンショウウオの幼生が生息している環境では、捕食されないように防御形態に変化するという特徴を持っています。

 

エゾアカガエルのオスは下顎に左右1対の鳴嚢(めいのう)という鳴き声を響かせる器官を持っていて、「キャラララキャラララ」と鳥のような声で鳴きます。

 

エゾアカガエルの和名はそのまま「エゾアカガエル(蝦夷赤蛙)」、英語では「Ezo brown frog」と呼ばれます。

エゾアカガエルは冬季の11月から翌年の4月まで水底で冬眠します。

 

次は、エゾアカガエルの生息地(分布)をお伝えします!

 

エゾアカガエルの生息地(分布)はどこなの?

 

エゾアカガエルは日本の北海道とロシアのサハリンに生息しています。

海岸に近い平地や湿地、標高2000mの山地や高山帯などの森林や草原に幅広く分布しています。

 

また、北海道に生息している個体とサハリンに生息している個体では、形態的にかなり違いがあると言われています。

 

実は北海道に生息する在来のカエルは、エゾアカガエルとニホンアマガエルのみなんです。

 

次に、エゾアカガエルの大きさと寿命をお伝えします!

 

エゾアカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

エゾアカガエルの成体はオスが4.6~5.5cm、メスが5.4~7.2cmとなります。

中型のカエルで、メスはオスよりも明らかに大きくなります。

 

エゾアカガエルは2年ほどで成熟し、平均寿命は5年ほどです。

カエルの中では短い部類に入りますね。

 

次は、エゾアカガエルの飼育(飼い方)方法をお伝えします!

 

エゾアカガエルの飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!

 

エゾアカガエルの飼育に必要な物は、ケージと床材と水容器とシェルターと温度計と湿度計と保温器具です。

 

ケージの横幅は30cm、縦幅40cmあれば十分に飼育できます。

脱走してしまわないように、網目状でしっかりと閉まる蓋を忘れずに用意しましょう。

 

床材は保湿性の高いソイルを使用し、水苔や多湿に強い観葉植物なども入れてあげるといいですよ。

水容器にはエゾアカガエルがしっかり浸かれる量の水を入れ、2~3日に1回は水替えをして綺麗に保つようにしてください。

 

エゾアカガエルは警戒心が強いので、シェルターなどの隠れ家があると落ち着きます。

 

温度は25度前後、湿度は60%以上を維持します。

エゾアカガエルは寒い地域に暮らしているので、特に高温には気をつけてくださいね。

 

冬は冬眠をしますが、飼育下では温度調整などが難しいためパネルヒーターなどの保温器具を使って通年飼育したほうがいいですよ。

 

次に、エゾアカガエルの餌と量、与え方をお伝えします!

 

エゾアカガエルの餌(食べ物)と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

エゾアカガエルは肉食性で、昆虫やクモ、土壌動物を食べます。

飼育下では、ペットショップに売られている餌用のコオロギやレッドローチなどを与えます。

 

昆虫だけでは栄養が偏るので、カルシウム剤を振りかけて与えてください。

餌の頻度は2~3日に1度、餌用昆虫を3匹ほど与えます

ピンセットで目の前に出して動かしてあげれば食いついてくれます。

また、ピンセットから食べてくれない場合は、餌皿などをケージ内に置いてそこに餌を入れておくと食べてくれる個体もいます。

 

どうしても餌を食べない場合は飼育環境の見直しや、餌の大きさを変えてみるなどの工夫をしてみてください。

 

次は、エゾアカガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!

 

エゾアカガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

エゾアカガエルのオスとメスは体格差で見分けます。

 

先ほどお伝えしたように、エゾアカガエルの成体はオスが4.6~5.5cm、メスが5.4~7.2cmとなっているので簡単に見分けることができますよ。

 

次に、エゾアカガエルの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!

 

エゾアカガエルの繁殖期や産卵の時期はいつ?

 

エゾアカガエルの繁殖は雪解け後となりますので、住んでいる地域によって時期が変わってきます。

平地では4~5月頃から、気温の低い高山帯では7月頃となります。

 

浅く流れのない池などの水辺に集まり、オスは主に夜に大きな声でメスを呼びます。

 

エゾアカガエルのメスは1度に700~1100個ほどの卵を産み、卵の周りの寒天質が水を吸って膨らんでプルプルの状態になります。

 

2週間ほどで孵化しそこから更に2ヶ月ほど経つと変態・上陸しますが、高山帯などの寒い地域ではオタマジャクシのまま越冬することもあると考えられています。

 

次は、エゾアカガエルの販売価格や値段をお伝えします!

 

エゾアカガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

エゾアカガエルは1000円前後で販売されています。

ペットショップやネット通販でも購入が可能です。

 

春から夏によく売られているようなので、気になる方は探してみてください。

 

それでは最後に、エゾアカガエルとアズマヒキガエルの違いや識別方法をお伝えします!

 

エゾアカガエルとアズマヒキガエルの違いや識別方法は?

 

アズマヒキガエルは日本の近畿地方以北に生息しているカエルです。

元々は北海道にはいませんでしたが、近年北海道でも野生の個体が見られるようになり国内外来種とされています。

 

アズマヒキガエルの体色は茶褐色から黒褐色でエゾアカガエルとよく似た色をしています。

ですが、アズマヒキガエルの生体は10cm以上になるやや大型のカエルなので、エゾアカガエルよりも大きいです。

 

また、アズマヒキガエルは背中に円形の突起状のイボがあり、鼓膜の上の耳腺と呼ばれるイボから毒液を分泌します。

これに対し、エゾアカガエルは毒を持っていません。

 

以上のことからアズマヒキガエルとエゾアカガエルは、体の大きさや背中のイボ、毒の有無で識別することができますね。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

エゾアカガエルのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①エゾアカガエルの写真(画像)!オタマジャクシや卵の特徴は?どんな鳴き声をするの?和名や英語名はなに?

エゾアカガエルはずんぐりとしていて黒褐色から赤茶色の体色で、四肢が短く吸盤はありませんが後ろ足の指の間には発達した水かきを持っています。

産卵直後の卵は小さく、徐々に水を吸って膨らみます。

エゾアカガエルのオタマジャクシは捕食されないように防御形態に変化するという特徴を持っています。

エゾアカガエルは「キャラララキャラララ」という鳥のような鳴き声をしています。

エゾアカガエルの和名は「エゾアカガエル(蝦夷赤蛙)」、英語では「Ezo brown frog」と呼ばれます。

 

②エゾアカガエルの生息地(分布)はどこなの?

エゾアカガエルは日本の北海道とロシアのサハリンに生息しています。

海岸に近い平地や湿地、標高2000mの山地や高山帯などの森林や草原に幅広く分布しています。

 

③エゾアカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

エゾアカガエルの成体はオスが4.6~5.5cm、メスが5.4~7.2cmです。

2年ほどで成熟し、平均寿命は5年程度です。

 

④エゾアカガエルの飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!

エゾアカガエルの飼育に必要な物は、ケージと床材と水容器とシェルターと温度計と湿度計と保温器具です。

ケージの横幅は30cm、縦幅40cm以上あれば問題ありません。

保湿性の高いソイルと水苔、隠れ家となるシェルターも入れて、水容器の水は2~3日に1回替えましょう。

温度は25度前後、湿度は60%以上を維持します。

 

⑤エゾアカガエルの餌(食べ物)と量はどうする?どう餌やりすればいい?

ペットショップに売られている餌用のコオロギやレッドローチなどにカルシウム剤を振りかけて与えます。

餌の頻度は2~3日に1度、餌用昆虫を3匹ほど与えます。

通常はピンセットで与え、ピンセットから食べない場合は餌皿を用意してみましょう。

 

⑥エゾアカガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

エゾアカガエルの成体はオスが4.6~5.5cm、メスが5.4~7.2cmとなりますので、体格差で見分けることができます。

 

⑦エゾアカガエルの繁殖期や産卵の時期はいつ?

エゾアカガエルの繁殖時期は平地では4~5月頃、高山帯では7月頃です。

浅く流れのない池などの水辺に1度に700~1100個の卵を産みます。

 

⑧エゾアカガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?

エゾアカガエルは1000円前後で販売されています。

ペットショップやネット通販でも購入できます。

 

⑨エゾアカガエルとアズマヒキガエルの違いや識別方法は?

アズマヒキガエルとエゾアカガエルは体色はよく似ていますが、体の大きさや背中のイボ、毒の有無で識別することができます。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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