みなさんこんにちは。
本日は、ダイヤモンドバックテラピンの生態についてまとめていきたいと思います。
美しい生き物には古来より貴金属や宝石の名がつきがちですが、
今回の生物は、名前だけではとんと姿の想像がつかないかと思われます。
光り輝いているのかな…?
今回はダイヤモンドバックテラピンについてのポイント、
以上9個の点についてお伝えします。
それでは、ダイヤモンドバックテラピンの写真を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
ダイヤモンドバックテラピンの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
これがお待ちかね。
ダイヤモンドバックテラピンの全貌でございます!
配色がすごいカメですね!
白肌に浮かんだマーブル模様に、隆起した甲羅の1枚1枚に入った複雑な模様。
確かに貴石の輝きに似ています。
これはノーマルカラーですが、アルビノはまた違った美しさを魅せてくれます。
本種は亜種がいくつか存在しますが、どれも白肌に散った模様と、複雑な柄の甲羅が特徴的です。
かなり活発で運動量が多いため、大人しいイメージが強いカメと同様に扱うと面喰うかも。
その分見ていて飽きませんが。
次はダイヤモンドバックテラピンの生息地をお伝えします!
ダイヤモンドバックテラピンの生息地はどこなの?
こんなに美しいカメ、どこに生息しているのでしょうか?
カラーリングをひとしきり愛でると、そんな疑問が湧いてきます。
生き物が派手な理由はいろいろあります。
異性に対するアピール(婚姻色)だったり、有毒のアピールだったり(警告色)…
薄暗い生息地で、仲間同士すぐわかるようにするため、というのもあります。
ダイヤモンドバックテラピンは、ではどのような環境で生きているかというと
答えは「種類」を調べればすぐわかります。
ダイヤモンドバックテラピンは、「キスイガメ」と呼ばれるカメの一種です。
キスイとは「汽水」。つまり淡水と海水が入り混じっていることを指します。
彼らはアメリカはカロライナ州の、海にほど近い河口や、マングローブ林に潜んで生きています。
熱帯魚が派手な理由に、サンゴなどの背景にかえって紛れるから…という説が挙げられますが
本種もそんな理由があるのかもしれません。
汽水で生活するために、彼らは塩分を濾して排出する機能が高く、そのため気軽に川から海へと移動することが可能です。
次にダイヤモンドバックテラピンの大きさと寿命をお伝えします!
ダイヤモンドバックテラピンが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
一般的な淡水ガメの寿命は、20~30年程が平均的です。
本種も20年以上の寿命です。飼育次第ではもう少し伸ばすことができるかもしれません。
大きさは20㎝程で、60㎝を越す「ヌマガメ」の類と比べると、とてもコンパクト。
女性や子どもでも扱いやすい大きさですね。
基本的に水中生活が主なので、ひとたび頑丈で大きめの水槽を持てば、それ以上のスペースを
そこまで必要としません。
次はダイヤモンドバックテラピンの飼育環境をお伝えします!
ダイヤモンドバックテラピンの飼育環境はどうするの?飼育ケースの選び方も!
「汽水ガメ」の名の通り、汽水を作り出すのが一番の難関です。
もちろん淡水でも海水でも生きていくことはできるのですが、あまり極端な環境は、
カメの体に良くありません。
淡水と海水の中間…塩分を極力薄めにした「汽水」を上手く調合し、水槽に満たしましょう。
淡水を0、海水を1とすると、4分の1程の濃度の「海水」を作れば大丈夫です。
場合によっては1%を切る場合もありますので、水槽の大きさ・個体の年齢を鑑みて調節しましょう。
水槽の大きさは60㎝大が一番です。
余裕があるのならばそれ以上のサイズを用意して、優雅に泳ぎ回る様を観察したいところ。
陸地とシェルターも忘れずに作りましょう。息継ぎや休憩、産卵の場として必要です。
その他の設備は、UVライト、バスキングライト、水中ヒーター、ろ過装置など、およそ一般的な
淡水ガメ飼育と変わりありません。
水温は24~27度程、冬眠防止に冬の間は水中ヒーターをつけましょう。
次にダイヤモンドバックテラピンの餌と量、与え方をお伝えします!
ダイヤモンドバックテラピンの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
人間もカメも、よく動く者のほうがよく食べます。
ダイヤモンドバックテラピンは、カメの中ではアスリート級のエネルギッシュさを持ち
ぐんぐん泳ぎ回ります。
エサは肉食よりの雑食なので、栄養価が高いものを与えましょう。
人工フードの他に、殖やした小さな金魚やメダカを入れてあげると、大喜びでとって食べます、
肉食性が強い為、水はどうしても汚れがちになります。
食べ残しは早めに捨て、汚染を防ぎましょう。
次はダイヤモンドバックテラピンの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!
ダイヤモンドバックテラピンの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
カメは一般的に総排泄孔の様子で雌雄を見分ける他ありません。
ですが本種は比較的外見だけで判別が可能です。
メスはオスより多少大きく、甲羅に走る隆起こと「キール」がやや目立たなくなります。
オスはメスより小さめですが、キールが目立ち、甲羅の意匠が派手に見えます。
どちらも美しい生き物ですから、好みや環境によってどちらを選ぶのかは慎重にしたいところですね。
次にダイヤモンドバックテラピンがかかりうる病気と対策方法をお伝えします!
ダイヤモンドバックテラピンがかかりうる病気は?対策方法も!
水を汚しやすい本種は、掃除が追い付かねば容易に皮膚病や呼吸器の疾患になりえます。
カビの繁殖を抑えるために、こまめな食べ残しの撤去と、フィルターの定期的なチェックが
必要です。
ただし「汽水」で飼育していると、そもそもの塩分でカビ・細菌の繁殖は抑えられます。
要はあまりに汚れが目立つと病気になるということ…。
そこまで神経質になることはないでしょう。
また「脱皮不全」も爬虫類を悩ますものですが、本種は甲板があまり剥がれない性質がありますが、
通常の飼育方法に則っているのならば、少しくらい剥がれた甲板にお目にかかれなくても神経質にならずとも大丈夫です。
次はダイヤモンドバックテラピンの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
ダイヤモンドバックテラピンの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
繁殖の時期は2~4月。
春いっぱいといったところでしょう。
成熟したオスとメスが同じ水槽にいると、発情して交尾をします。
オスは交尾前にメスのお尻に注目するなどアピールします。
産卵後は、55~70日くらいで孵化するようです。
温度により性別が変わり、最低限の24度ならば全部オス、30度近いならばメスに偏るようです。
大体26~28度程度で孵化させると、バランスが良いのではないでしょうか。
次にダイヤモンドバックテラピンの販売価格や値段をお伝えします!
ダイヤモンドバックテラピンの販売価格や値段はどれくらいなの?
美しいダイヤモンドバックテラピン、相当値が張るのでしょうか?
調べてみたところ、幼体ならば6万前後、成体ならば18~20万前後で販売されている模様です。
元々このカメ、現地では食用にされるくらい身近なカメなのですが、乱獲や自然破壊のせいで
現在は野生種の輸入は禁じられているのです。
その為数に限りある繁殖個体の値が上がると言うわけ。
どうしてもお迎えしたい方は、お金をしっかりと溜めてから飼育しましょう。
水槽やヒーターなど、器具にも結構お金がかかりますからね!
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ダイヤモンドバックテラピンのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ダイヤモンドバックテラピンの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
美しい白地に斑の模様、宝石のような甲羅が特徴的です。
活発でぐんぐん泳ぎます。
②ダイヤモンドバックテラピンの生息地はどこなの?
アメリカのカロライナ州の、汽水域に生息しています。
海近くの河口、マングローブ林などがいい例です。
③ダイヤモンドバックテラピンが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
メスは20㎝を超えるときもありますが、オスは精々10㎝代の後半です。
20年は生きるとされています。
④ダイヤモンドバックテラピンの飼育環境はどうするの?飼育ケースの選び方も!
汽水を用意しなくてはいけません。よく泳ぐので、水槽は大きめで。
あとは通常の淡水ガメと同じ器具を用意します。
⑤ダイヤモンドバックテラピンの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
肉食性が強いので、人工フードの他に殖やした小魚などを与えると
大喜びします。食べ残しはすぐ捨てましょう。
⑥ダイヤモンドバックテラピンの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
オスよりもメスの方が大型なので、比べるとよくわかります。
他にもメスは甲羅がドーム状になり、キールが目立たないなどのポイントがあります。
⑦ダイヤモンドバックテラピンがかかりうる病気は?対策方法も!
水を汚しやすいので、それによるカビ・細菌の増加による皮膚病などに注意。
基本的は掃除をしっかりしていれば防げます。
⑧ダイヤモンドバックテラピンの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
春に交尾をして、産卵します。
温度が密接に性別決定に関わります。
⑨ダイヤモンドバックテラピンの販売価格や値段はどれくらいなの?
幼体は6万前後、成体は20万程で販売されています。
全て繁殖個体です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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