みなさんこんにちは。
本日は、モンキヨコクビガメの生態についてまとめていきたいと思います。
カメは潜水したり、敵の様子を伺うためなどで、首が長~い種類がいくつかいます。
本種はそんな「ろくろ首」的外観を要していそうな名前ですね!
一体どれだけ長~~~いのでしょうか?
今回は、モンキヨコクビガメについてのポイント、
以上7個の点についてお伝えします。
それでは、モンキヨコクビガメの写真を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
モンキヨコクビガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
気になる長~~~~い首はどのようになっているのでしょうか?
こちらがモンキヨコクビガメの姿になります!
なるほど、「モンキ」(紋黄)の名の通り、頭部にある黄色の模様がお洒落ですね。
この模様は大人になるにつれて薄れてしまいます。
ベビーから若者にかけての特権お洒落というわけです。
さて本種ですが、黄色いスポット以外にも、もちろん、名前の通り長い首を持っています!
日常生活のほとんどを水中で過ごすため、息継ぎやエサ取りのための重要器官が発達しています。
花もよく見るとスッポンモドキなど、同じく長時間水に潜っている種類と似て、ブタバナになっています。
水棲ガメは生活上、あまり人間に懐いてくれる生き物ではありません。
モンキヨコクビガメも、あまりふれあいを好む種類ではありませんが、攻撃的な種でもないため
毎回のエサやりや運動で、地道に絆を紡いでいきましょう。
次は、モンキヨコクビガメの生息地をお伝えします!
モンキヨコクビガメの生息地はどこなの?
水棲ガメの生息地はいろいろありますが、「ミドリガメ」こと「ミシシッピアカミミガメ」や、
その亜種「キバラガメ」のように、アメリカ大陸原産のカメは丈夫ですくすくと成長しやすいもの。
繁殖力も強くて、飼いきれるかどうかはともかく、販売者としては大助かりです。
実は本種はそれらのカメとほど近い場所に生息しています。
南アメリカ大陸の、コロンビア、ベネズエラ、ペルー、ブラジル、エクアドルなどが主な原産国です。
コーヒーで有名な各国ですね!
これらの国に共通するのは、アマゾン川流域ということ。
現地では水棲性が強く、日光浴や産卵以外滅多なことでは陸に上がりません。
湖沼や河川に住むのは当然として、雨が降り続けた結果出来た大きな水たまりにもちゃっかり潜んでいたりします。
肉や卵が食用にされることもあったので、人間に対する警戒心も強いのです。
次に、モンキヨコクビガメの大きさと寿命をお伝えします!
モンキヨコクビガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
モンキヨコクビガメは、水棲ガメの中でも結構大柄です。
なんと甲長46㎝もの記録があるのだとか…。
一時期一世を風靡した「ミシシッピアカミミガメ」ですら30㎝行くのが精一杯なのに対し本種はプラス15㎝以上なのです。
寿命ははっきりとはわかっていませんが、同じサイズの水棲ガメを参考にするなら、25~30年程です。
犬や猫の倍近く長生きする生き物なのです。
次は、モンキヨコクビガメの飼育(飼い方)方法をお伝えします!
モンキヨコクビガメの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
典型的な水棲ガメは、当然ある程度の水深を称えられる水槽が必要です。
まずは大きさ。
小さい頃は60㎝程度でも大丈夫ですが、成長に伴い90㎝~120㎝クラスの水槽がベターだと想定しておきます。
水深は泳げる程度…つまり甲羅が隠れるギリギリが最低限です。
ベビーから成体に近づくにつれて水深を増していきます。成体は30㎝はあると良し。
日光浴をする場所は浮島を入れてもよいのですが、長じてちゃんとした陸地を作ると安定します。
砂利を盛る他、煉瓦で積むのもよいでしょう。
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ろ過能力の高いフィルターをつけた装置を稼働させておくことも重要です。
水は水棲ガメにとって、飲み水かつ住処でもあります。
汚したままだと一気に病気の温床です。気をつけましょう。
また、出来ることならば水質は弱酸性を保ちましょう。
簡単に濁ったような水を再現できる「ブラックウォーター」はおすすめです。
1,2か月に1回、水の全とっかえは必須です。インテリア類も皆消毒します。
水の温度は28度前後をキープし、冬場は水中ヒーターを使います。
事故のないように、各種ライト類はしっかりとりつけましょう。
また、冬季や悪天候時には家の中に避難させるという前提があるならば、屋外での飼育も可能です。
人工池を作る、運動場を併設するなど、飼育スペースは色々工夫のしどころがあります。
直射日光が当たらないようにしたり、猫やカラスの侵入を防いだり、カメ同士のじゃれ合いで
脱走したりしないよう、設計には気をつけましょう。
次に、モンキヨコクビガメの餌と量、与え方をお伝えします!
モンキヨコクビガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
モンキヨコクビガメは、植物性に偏った雑食です。
現地ではまるでクジラのように大きく口を開け、植物プランクトンを濾しとって食べています。
飼育下では野菜や雑草に加えて、植物性のリクガメフード、イグアナフードが使用可能です。
小松菜やキャベツ、良く洗ったオオバコなどの雑草、ゆでササミや小魚などはおすすめです。
無論、タンパク質は、成長が早いベビーの頃だけにとどめておきます。
雑食の場合、草食のカメと違って汚れる・臭うスピードが速いので、掃除はこまめに行いましょう。
次は、モンキヨコクビガメの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
モンキヨコクビガメの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
繁殖を行うには、ある程度のサイズが必要です。
本種の場合、オスは20㎝以上、メスは30㎝前後から成熟します。
冬眠により体が出来上がる種もいますが、本種は例に外れています。
産卵にはある程度の陸地が必要です。
水ゴケなどを敷いたシェルターを設置するなどして、メスを誘導しましょう。
それでは最後に、モンキヨコクビガメの販売価格や値段をお伝えします!
モンキヨコクビガメの販売価格や値段はどれくらいなの?
モンキヨコクビガメ本種はワシントン条約によって保護されている種です。
現地では食用として扱われ長年特に保護されていなかったところ、近年のペットブームのあおりを受け、
乱獲が進み、数が激減してしまったがためです。
飼育の場合は必ず信頼できるショップから、「繁殖個体」を購入しましょう。
これは野生個体とは違い、ブリーダーの間で飼育している個体を繁殖させた子どもを指します。
販売個体の相場は、1万数千円程度です。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
モンキヨコクビガメのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①モンキヨコクビガメの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
子どもの内だけの黄色いスポットと、長い首が特徴的です。
人馴れはしませんが、ぐんぐん泳ぐ様を魅せてくれます。
②モンキヨコクビガメの生息地はどこなの?
ブラジルやエクアドルなどのアマゾン川流域です。
普段は水中にずっと隠れ潜み、滅多なことでは陸に上がりません。
③モンキヨコクビガメが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
最大で46㎝程で、もう少し大きくなる余地もあります。
30年近くは生きるとみてよいでしょう。
④モンキヨコクビガメの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
子どもの内は60㎝位から始め、長じて120㎝クラスを用意しましょう。
水質や清浄さにはくれぐれも気をつけます。
⑤モンキヨコクビガメの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
植物性のエサ及び、人工フードで育てます。
子どもの時だけ小魚をやるなどしましょう。
⑥モンキヨコクビガメの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
日本の飼育下で繁殖まで至ったケースはあまりないようです。
産卵は陸地で行うので、適した場所を用意しましょう。
⑦モンキヨコクビガメの販売価格や値段はどれくらいなの?
1匹1万半ば程度です。
当然ながら繁殖個体に限ります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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