【カジカガエルの生態!】生息地や飼育方法について等10個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、カジカガエルの生態についてまとめていきたいと思います。

 

カジカガエルは、アオガエル科カジカガエル属に分類されるカエルの一種です。

とても綺麗な鳴き声を持っていることで有名です。

 

名前だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、カジカガエルについてのポイント、

①カジカガエルの写真(画像)!鳴き声やオタマジャクシの特徴や性格は?鳴く時期はいつ頃なの?名前の由来はなに?
②カジカガエルの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種や天然記念物なの?
③カジカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④カジカガエルの飼育(飼い方)方法は?鳴かないけど大丈夫なの?飼育ケージの選び方も!
⑤カジカガエルの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?人工餌は食べる?餌を食べないけどどうすればいいの?
⑥カジカガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
⑦カジカガエルがかかりうる病気は?対策方法も!
⑧カジカガエルの繁殖の時期や産卵の場所や時期やはいつ?
⑨カジカガエルのおたまじゃくしの販売価格や値段はどれくらいなの?
⑩カジカガエルとアマガエルやアオガエルとの違いや見分け方は?

 

以上10個の点についてお伝えします。

それでは、カジカガエルの写真(画像)を見ていきましょう!

 

カジカガエルの写真(画像)!鳴き声やオタマジャクシの特徴や性格は?鳴く時期はいつ頃なの?名前の由来はなに?

 

こちらがカジカガエルの写真です。

 

カジカガエルの体は平べったく、灰褐色で体側面には暗色の斑模様があります。

足先には大きな吸盤がついていて、岩の上で過ごすことに適しています。

 

カジカガエルのオタマジャクシは暗灰色で、体の側面の赤い斑点が目立つ個体とそうでない個体がいるようです。

 

渓流での生活に適していて口が下を向いていて吸盤状になっているため、急流の中でも岩に張り付いて流されないようになっています。

 

カジカガエルは繁殖期となる4月~7月にかけて鳴くようになります。

 

カジカガエルの鳴き声はとても美しく清流の歌姫とも呼ばれ、古来から日本人に愛されていて和歌にも詠まれてきました。

 

高く澄んだ「フィーフィー」という鳴き声が鹿の鳴き声に似ていることから、『河鹿(かじか)』と呼ばれるようになったそうです。

 

また、カジカガエルはとても警戒心が強く、人が近づくとすぐに逃げてしまいます。

 

次は、カジカガエルの生息地(分布)をお伝えします!

 

カジカガエルの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種や天然記念物なの?

 

カジカガエルは日本の固有種で、本州・四国・九州の広い範囲に生息しています。

その中でも、山地の渓流や湖、その周辺の森林などの水の綺麗な清流に生息しています。

 

しかし、近年の環境汚染などによりカジカガエルの生息地である清流が失われ、数を減らしているようです。

そのため、千葉県では絶滅危惧種、その他の多くの地域でも準絶滅危惧種に登録されています。

 

また、山口県と岡山県の一部のカジカガエルの生息地が国の天然記念物に指定されています。

 

次に、カジカガエルの大きさと寿命をお伝えします!

 

カジカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

カジカガエルの成体は最大で7cmほどになります。

オスよりメスのほうが大きくなります。

 

そんなカジカガエルの平均的な寿命は8年程度と言われています。

 

次は、カジカガエルの飼育(飼い方)方法をお伝えします!

 

カジカガエルの飼育(飼い方)方法は?鳴かないけど大丈夫なの?飼育ケージの選び方も!

 

カジカガエルの飼育に必要な物は、広い水槽と温度計と湿度計と保温器具です。

 

カジカガエルは小型のカエルですが、ケージが小さすぎると運動が満足にできない可能性があるので、水槽は少し大きめの横幅が30cmはあるものを選ぶと良いでしょう。

 

また、カジカガエルは縄張り意識が強いので複数で飼育する場合はもう少し大きな水槽を用意する必要があります。

 

河鹿籠という籠での飼育もできますが、飼育環境の作りやすさから観賞魚用の一般的な水槽で飼うことをおすすめします。

脱走しないように通気性のある網目状の蓋でしっかりと蓋をしましょう!

 

飼育下での冬眠は難しいので、パネルヒーター等の保温器具で冬も活動できるように水槽内を温める必要があります。

 

水槽内の温度は20~25度、湿度は60%以上を維持するようにします。

高温には弱いので、夏場は冷却ファンなどを使って温度があがりすぎないようにします。

 

砂利などの床砂を1cmほど敷いた水槽に水深5cm程度の水を入れ、大きめの石やシェルターを設置して陸地を作ります。

 

また、水槽内にミズゴケやアクアテラリウム用の植物を植えてもカジカガエルが過ごしやすい自然環境に近づいて良いですよ。

2~3日に一回は水を替えるようにしましょう。

 

もし、飼育しているカジカガエルが繁殖時期になっても鳴かない場合は性別を確かめてみてくださいね。

鳴くのはオスだけで、メスが鳴くことはありません。

 

次に、カジカガエルの餌と量、与え方をお伝えします!

 

カジカガエルの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?人工餌は食べる?餌を食べないけどどうすればいいの?

 

飼育下ではペットショップで販売されているミニサイズのコオロギやデュビア、レッドローチなどの餌用昆虫を与えます。

 

慣れれば人工餌も食べるようですが、最初から人工餌に食いつく個体は少ないです。

そのため、メインとして昆虫を与えつつ、少しずつ人工餌に慣らしていく必要があります。

 

カジカガエルに餌を与える時は生きた餌や人工餌に限らず、ピンセットで与えるようにしましょう。

餌やりの頻度は2日に1回、コオロギなどを3匹程度与えてください。

 

ピンセットで与えることで水質汚染や餌の無駄遣いを防ぐことができます。

 

餌を食べてくれない場合は、飼育環境の見直しや餌のサイズを小さくして与えてみるなど餌のやり方を工夫してみてください。

 

次は、カジカガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!

 

カジカガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

先ほどお伝えしたようにカジカガエルはオスとメスで体の大きさが違います。

オスは3~4cm、メスが5~7cmなので一目見ればすぐにわかります。

 

次に、カジカガエルがかかりうる病気や対策方法をお伝えします!

 

カジカガエルがかかりうる病気は?対策方法も!

 

カジカガエルのかかりうる病気はいくつかあります。

 

まず、皮膚炎ですがストレスや不衛生な環境での飼育が原因とされています。

細菌性の皮膚炎では、主に皮膚に発赤や炎症が見受けられます。

 

頻繁に水替えを行うなど飼育環境を清潔に保ち、できるだけストレスを与えないようにしましょう。

 

また、皮膚にシワが寄ってカサカサになっていたら脱水症を疑いましょう。

餌の与えすぎによって消化不良を引き起こすがあります。

 

腹部が膨満していたり食欲不振がある場合は、異物を誤飲している可能性があります。

この他におう吐や下痢、いつもと違う便をしている場合は感染症を疑いましょう。

 

上記の病気や異常が見られた場合は専門の治療を必要とすることが多いので、早めに動物病院への受診をおすすめします。

 

次は、カジカガエルの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!

 

カジカガエルの繁殖の時期や産卵の場所や時期やはいつ?

 

カジカガエルの繁殖・産卵期は4月~7月です。

 

オスは水場の岩の上で美しい声でメスを呼びます。

ペアができると、メスは水中の石の下などに約500個の卵を数回に分けて産卵します。

 

卵は約2週間で孵化し、3~4ヶ月で成体になります。

 

次に、カジカガエルのオタマジャクシの販売価格や値段をお伝えします!

 

カジカガエルのオタマジャクシの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

カジカガエルは成体もオタマジャクシも1000~2000円ほどで販売されているようです。

 

爬虫類や両生類を専門に扱うペットショップやネットショッピングなどでも購入できるようです。

4月頃からよく販売されているようなので、購入したい場合はその時期にチェックしてみましょう。

 

それでは最後に、カジカガエルとアマガエルやアオガエルとの違いや見分け方をお伝えします!

 

カジカガエルとアマガエルやアオガエルとの違いや見分け方は?

 

アマガエルやアオガエルもカジカガエルと同じく日本に生息するカエルの一種です。

 

一般的にアマガエルと呼ばれるニホンアマガエルは水田の近くなどの水辺に生息しています。

アオガエルは種類にもよりますが、水田や湿地、低地や山地の森林に生息しています。

 

アマガエルは「ゲッゲッ」「クワックワッ」、アオガエルは「キリリッ」「カララッ」と鳴きます。

 

また、アマガエルの元々の体色は緑色で、灰色や茶色などの風景に似た色に変化できます。

アオガエルの元々の体色も同じく緑色ですが、褐色にのみ変化することができます。

 

これに対しカジカガエルは、灰褐色のまま体色を変化させることはできません。

 

この三種の大きな違いは生息地や鳴き声、体色の変化などがあげられますね。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

カジカガエルのまとめ!

 

さて、ここまで古くから日本人に親しまれてきたカジカガエルについてたくさんお話してきました。

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①カジカガエルの写真(画像)!鳴き声やオタマジャクシの特徴や性格は?鳴く時期はいつ頃なの?名前の由来はなに?

成体は灰褐色で体側面には暗色の斑模様があり、オタマジャクシは暗灰色です。

カジカガエルの高く澄んだ「フィーフィー」という鳴き声が鹿の鳴き声に似ていることから『河鹿(かじか)』と呼ばれるようになりました。

4月~7月にかけて鳴きます。

 

②カジカガエルの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種や天然記念物なの?

日本の本州・四国・九州の水の綺麗な清流に生息しています。

千葉県では絶滅危惧種、その他の多くの地域でも準絶滅危惧種に登録されています。

山口県と岡山県の一部生息地が国の天然記念物に指定されています。

 

③カジカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

カジカガエルの成体は最大で7cmほどになります。

平均寿命は8年です。

 

④カジカガエルの飼育(飼い方)方法は?鳴かないけど大丈夫なの?飼育ケージの選び方も!

横幅30cmほどの水槽、温度計と湿度計と保温器具を用意しましょう。

水槽内は水場と陸地を作り、温度は20~25度、湿度は60%以上を保ちます。

カジカガエルはオスしか鳴かないので、鳴かない場合は性別を確かめてみましょう。

 

⑤カジカガエルの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?人工餌は食べる?餌を食べないけどどうすればいいの?

2日に1回、ペットショップで売られているコオロギなどの餌用昆虫を3匹ほどピンセットで与えましょう。

人工餌は少しずつ慣らしていく必要があります。

餌を食べない場合は、飼育環境の見直しや餌の大きさを変えるなどの工夫をしてみてください。

 

⑥カジカガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

カジカガエルのオスは3~4cm、メスが5~7cmなので体格差で見分けることができます。

 

⑦カジカガエルがかかりうる病気は?対策方法も!

皮膚炎や脱水症、消化不良、異物の誤飲、感染症などの様々な病気にかかる可能性があります。

飼育環境を清潔に保ち、餌の与えすぎやストレスなどに注意しましょう。

いずれの症状も動物病院で診てもらうことをおすすめします。

 

⑧カジカガエルの繁殖の時期や産卵の場所や時期やはいつ?

カジカガエルの繁殖・産卵期は4月~7月、水中の石の下に卵を約500個産卵します。

 

⑨カジカガエルのおたまじゃくしの販売価格や値段はどれくらいなの?

成体もオタマジャクシも1000~2000円で販売されています。

 

⑩カジカガエルとアマガエルやアオガエルとの違いや見分け方は?

生息地や鳴き声、体色などから見分けることができます。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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