みなさんこんにちは。
本日は、クロサンショウウオの生態についてまとめていきたいと思います。
日本には、サンショウウオの仲間が40種類以上います。
体長1メートルを超えるオオサンショウウオを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今回はオオサンショウウオとは違い、15㎝ほどの小さなサンショウウオ、クロサンショウウオの紹介です。
今回は、クロサンショウウオについてのポイント、
以上10個の点についてお伝えします。
それでは、クロサンショウウオの写真(画像)を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
クロサンショウウオの写真(画像)!特徴や性格は?天然記念物なの?天敵はだれ?英語名はなに?
こちらがクロサンショウウオの写真です。
(Instagram chihiron0928様 より)
サンショウウオ科サンショウウオ属に分類されます。
英名ではJapanese Black Salamanderと呼ばれます。
体色は暗褐色で、胴体の左右にそれぞれ皺が入っています。
尾は縦に平たく、長いのが特徴です。
幼体は3対の外鰓(がいさい)とバランサーと呼ばれる器官を持ちます。
サンショウウオは基本的におとなしい生き物で、じっとしていることも多いです。
クロサンショウウオは長野県では天然記念物に指定されています。
天敵としては、鳥類や哺乳類、水中にいるものだと水生昆虫やアメリカザリガニなどが挙げられます。
次は、クロサンショウウオの生息地(分布)をお伝えします!
クロサンショウウオの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?
クロサンショウウオの原産地は日本で、各地に広く分布しています。
具体的には、青森県、秋田県、石川県、茨城県北部、岩手県、岐阜県、群馬県、埼玉県北西部、栃木県、富山県、長野県、新潟県、福井県、山形県に生息しています。
主に山地にある森林に生息しており、夜行性なので昼間は落ち葉や石の下などに隠れています。
サンショウウオには「流水性」(渓流に棲む)と、「止水性」(流れが緩やかな水場に棲む)に分かれるのですが、クロサンショウウオは後者の「止水性」です。
次に、クロサンショウウオの大きさと寿命をお伝えします!
クロサンショウウオが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
クロサンショウウオが成体になると、体長は13~16㎝になります。
サンショウウオはどの種も長生きで、クロサンショウウオの寿命は10年以上です。
上手に飼育すれば、15年以上生きることもあるようです。
次は、クロサンショウウオの飼育(飼い方)方法をお伝えします!
クロサンショウウオの幼体からの飼育(飼い方)方法は?冬眠するの?飼育環境(飼育温度や)や飼育ケージの選び方も!
クロサンショウウオの幼体は水槽で飼育します。
1匹であれば、30㎝程度の水槽で飼育可能です。
複数同時に飼育する場合は、60㎝くらいの広い水槽が理想的です。
水温は常温~25℃くらいで、スポンジフィルターを設置しましょう。
強い水流は苦手なので、フィルターで強い水流が起きないようにします。
水換えは週に1~2回程度、水質や水温の急変が起こらないように行ないましょう。
成体の姿に近づいてきたら、陸地を用意してあげます。
野生下でのクロサンショウウオは冬眠をしますが、常温で飼育していれば冬眠させる必要はありません。
次に、クロサンショウウオの餌と量、与え方をお伝えします!
クロサンショウウオの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
健康的に育てるためには、幼体の時期の餌が重要です。
おすすめの餌は、孵化したての頃であればブラインシュリンプやミジンコ、ある程度成長してきたら冷凍アカムシなどを与えましょう。
熱帯魚専門店などで手に入ります。
食べ残しが出ない程度に毎日与えましょう。
成体になればワラジムシやミミズなどを与えます。
上陸後のクロサンショウウオには2~3日に一度の給餌をします。
与え方は、幼体の頃であれば底に沈んだ餌を食べてくれます。
上陸後のクロサンショウウオは、ピンセットで餌をつかみ、目の前で動かしてあげます。
餌が生きているように見えると、食べてくれますよ。
次は、クロサンショウウオの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!
クロサンショウウオの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
クロサンショウウオの雌雄は、総排出口の形状の違いで見分けることができます。
総排出口は尾の付け根あたり、お腹側にあります。
オスは総排出口を中心にぷっくりと盛り上がっており、メスは平らです。
次に、クロサンショウウオがかかりうる病気や対策方法をお伝えします!
クロサンショウウオがかかりうる病気は?対策方法も!
クロサンショウウオがかかりやすい病気は、感染症です。
細菌や寄生虫などの病原体により引き起こされます。
原因としては、不適切な飼育がほとんどです。
例えば、水質の悪化、湿度や温度が適切でないこと、床材が清潔でないことなどで、栄養が足りずに免疫力が下がることも原因となります。
以上のような不適切な飼育を避け、病気を防ぎましょう。
両生類を診てくれる動物病院はとても少ないので、病気になると治療が難しいです。
次は、クロサンショウウオの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
クロサンショウウオの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
クロサンショウウオの繁殖期は2月~7月です。
池や沼、湿地等の止水域で、20~80個の卵が入った卵のうを産みます。
この卵のうは、水草や枝などに付着させます。
次に、クロサンショウウオとトウホクサンショウウオやイモリとの違いや見分け方をお伝えします!
クロサンショウウオとトウホクサンショウウオやイモリとの違いや見分け方はなに?
クロサンショウウオとトウホクサンショウウオは生息域が重なっており、よく一緒に発見されることがあります。
幼生の状態では見分けが難しいのですが、両者を見比べると、クロサンショウウオの方がやや胴が太いです。
クロサンショウウオの体色は黒一色なので、体色で見分けるのが良いでしょう。
また、トウホクサンショウウオの方が、尾が短いです。
そしてイモリとの違いですが、お腹の色や肌の質感、住んでいる場所で見分けることができます。
まず、イモリは「アカハライモリ」と呼ばれるように、お腹が赤いです。
サンショウウオのお腹は赤くなりません。
次に肌の質感を比べると、イモリはザラザラ、サンショウウオはつやつやとしています。
最後に、住んでいるところはイモリが水中、サンショウウオが陸地です。
以上の点で、見分けることができます。
それでは最後に、クロサンショウウオの販売価格や値段をお伝えします!
クロサンショウウオの販売価格や値段はどれくらいなの?
クロサンショウウオの販売価格は2,000円前後です。
大型のペットショップ等で探すか、ネットオークションで流通しています。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
クロサンショウウオのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①クロサンショウウオの写真(画像)!特徴や性格は?天然記念物なの?天敵はだれ?英語名はなに?
クロサンショウウオはサンショウウオ科サンショウウオ属に分類されます。
クロサンショウウオは長野県では天然記念物に指定されています。
天敵には鳥類や哺乳類、水生昆虫やアメリカザリガニなどが挙げられます。
②クロサンショウウオの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?
青森県、秋田県、石川県、茨城県北部、岩手県、岐阜県、群馬県、埼玉県北西部、栃木県、富山県、長野県、新潟県、福井県、山形県に生息しています。
③クロサンショウウオが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
クロサンショウウオが成体になると、体長は13~16㎝になります。
寿命は10年以上です。
④クロサンショウウオの幼体からの飼育(飼い方)方法は?冬眠するの?飼育環境(飼育温度や)や飼育ケージの選び方も!
30~60㎝の水槽を飼育する個体数に応じて用意します。
水温は常温~25℃くらいで、スポンジフィルターを設置しましょう。
⑤クロサンショウウオの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
孵化したての頃であればブラインシュリンプやミジンコ、ある程度成長してきたら冷凍アカムシなどを毎日与えます。
成体になればワラジムシやミミズなどを数日おきに与えます。
⑥クロサンショウウオの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
オスは総排出口を中心にぷっくりと盛り上がっており、メスは平らです。
⑦クロサンショウウオがかかりうる病気は?対策方法も!
クロサンショウウオがかかりやすい病気は、感染症です。
適切な飼育環境を心がけることで防ぐことができます。
⑧クロサンショウウオの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
クロサンショウウオの繁殖期は2月~7月です。
⑨クロサンショウウオとトウホクサンショウウオやイモリとの違いや見分け方はなに?
クロサンショウウオの体色は黒一色、トウホクサンショウウオの方が、尾が短いです。
イモリの肌はザラザラ、サンショウウオはつやつやしている点がわかりやすい見分け方です。
⑩クロサンショウウオの販売価格や値段はどれくらいなの?
クロサンショウウオの販売価格は2,000円前後です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(アイキャッチ画像はInstagram kurochi3様 より)
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