【コモリガエルの生態!】子育て方法や背中の特徴について等8個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、コモリガエルの生態についてまとめていきたいと思います。

 

コモリガエルはピパ科ピパ属に分類されるカエルの一種で、「ピパピパ」という別名でも有名です。

この「ピパピパ」という別名は、コモリガエルの学名の「Pipa pipa」をそのまま読んだものです。

 

今回は、コモリガエルについてのポイント、

①コモリガエルの写真(画像)!オタマジャクシの特徴や性格は?背中がグロいの?恐怖症の人もいる?
②コモリガエルの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種なの?
③コモリガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④コモリガエルの子育ての方法は?飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!
⑤コモリガエルの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
⑥コモリガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
⑦コモリガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
⑧コモリガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

以上8個の点についてお伝えします。

それでは、コモリガエルの写真(画像)を見ていきましょう!

 

コモリガエルの写真(画像)!オタマジャクシの特徴や性格は?背中がグロいの?恐怖症の人もいる?

 

(引用元:Instagram thewildgingerbeast様)

こちらがコモリガエルの写真です。

 

コモリガエルは体長15cmほどの大型のカエルで、三角形の頭と押し潰されたような褐色の平らな体が特徴的です。

その特徴から「ヒラタコモリガエル」「ヒラタピパ」とも呼ばれます。

 

コモリガエルは完全水棲のカエルで、後肢の水かきが発達しています。

前肢には水かきはありませんが、指先に小さな星型の器官があります。

 

この星形の器官は触覚のような役割をしていて、餌である昆虫や小魚が触れると前肢で口の中へ入れて捕食します。

 

また、コモリガエルは前肢を前へ突き出してバンザイのような体勢で川底に潜んで、枯れ葉や岩に擬態することもできます。

 

そんな大人しそうなコモリガエルですが、実はオスの縄張り意識が強いんです。

一定の距離を保つため、コモリガエルのオス達は鳴き声で自分の居場所をアピールします。

 

それでも、縄張りに侵入してしまうこともあるようでその時は激しく争うようですね。

 

色々な特徴を持つコモリガエルですが、最大の特徴は繁殖方法でしょう。

コモリガエルのメスは繁殖期間になると、背中の皮膚が柔らかくなりそこに卵を埋め込んでしまいます。

 

孵化したオタマジャクシは小さなカエルになるまでメスの背中で過ごし、成長すると皮膚から出てきます。

 

その状態のコモリガエルの背中には、蜂の巣のように穴がたくさんあるので少々グロテスクな見た目をしています。

そのため苦手な人も多く、特に集合体恐怖症の人にはかなりキツイ見た目をしていると言えます。

 

次は、コモリガエルの生息地(分布)をお伝えします!

 

コモリガエルの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種なの?

 

コモリガエルの生息地は南米北部から中部のブラジルやペルー、ガイアナ、スリナムのアマゾン川やオリノコ川の流域です。

 

濁っていて流れの緩やかな運河や池の底床が泥の場所に好んで生息しています。

また、コモリガエルの現在の生息数は安定していて、絶滅危惧種には登録されていません。

 

次に、コモリガエルの大きさと寿命をお伝えします!

 

コモリガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

コモリガエルの成体の体長は10~15cmほどで、大きい個体だと20cm近くになります。

基本的にメスの方がオスよりも大きくなるようですが、それほど差はありません。

 

コモリガエルの寿命は10年程度と言われ、比較的長生きをする種です。

 

次は、コモリガエルの飼育(飼い方)方法をお伝えします!

 

コモリガエルの子育ての方法は?飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!

 

コモリガエルはペットとしても人気があり、飼育も比較的容易です。

 

コモリガエルの飼育には、水槽と水温計とヒーターとシェルターが必要です。

 

コモリガエルの体長は15cmくらいなので、水槽は60cm以上の大きさがあれば問題ありません。

息継ぎ以外で陸に上がることはほとんどありませんが、脱走しないように蓋は必ずしてください。

 

水温は25~28度を保つようにして、冬は特にヒーターで保温する必要があります。

熱帯魚用のヒーターを使用して、コモリガエルがやけどしないようにカバーもつけるようにしてくださいね。

 

シェルターを入れることで隠れ家になり、コモリガエルが安心して休める場所ができます。

上記の他にろ過機や床材、水草などを入れても飼育には問題ありません。

 

ろ過機を設置する場合はコモリガエルは強い水流が苦手なので、あまり水流が起きないタイプの物を使用しましょう。

 

水替えは頻繁に行うとストレスになってしまうので時々で大丈夫ですが、汚れが酷い場合はすぐに替えてあげましょう。

 

そして冒頭でも少し触れましたが、コモリガエルはとても特徴的な子育てをします。

 

メスが産んだ卵をオスが受精させて、そのままスポンジ状に柔らかくなったメスの背中に押し付けます。

 

押し付けられた卵はメスの背中の皮膚に付着し、次第に皮膚の中に埋まっていきます。

卵はそのまま発生し、オタマジャクシが生まれます。

 

オタマジャクシも皮膚の中で過ごし、変態してカエルになってからメスの背中の皮膚を破って外へ出てきます。

 

コモリガエルの他にも背中で子育てをするカエルはいますが、カエルになるまで背中で子育てをするのは本種だけと言われています。

 

次に、コモリガエルの餌と量、与え方をお伝えします!

 

コモリガエルの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

コモリガエルは動物食なので冷凍のアカムシやイトミミズを餌として与えます。

ハツやレバーなどの肉や餌用の小魚も食べますが、基本的にアカムシやイトミミズで問題ありません。

 

餌はピンセットで与えるようにすれば、食べすぎや水質の悪化を抑えられます。

毎日1回食べ残さないくらいの量を与えます。

 

ただコモリガエルなどの両生類は、あげればあげるだけ食べてしまうことが多いので注意してください。

与えすぎると肥満になったり、消化不良を起こしてしまうので気をつけましょう!

 

次は、コモリガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!

 

コモリガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

コモリガエルのオスとメスでは体の大きさにあまり差がなく、体格では見分けはつきにくいです。

 

その代わりと言ってはなんですが、コモリガエルは繁殖期になるとメスは総排出腔が膨らみ、オスは総排出腔にリング状の突起が生じます。

コモリガエルはそこでオスとメスを見分けることができます。

 

次に、コモリガエルの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!

 

コモリガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?

 

コモリガエルの繁殖時期は特に定まっていないようです。

 

繁殖期になると、コモリガエルのオスは「カチッカチッ」と金属音のような鳴き声を出してメスを呼びます。

 

ペアができると抱接し、水底から水面に向かってバク転をするようにクルクルと回転しながら60~100個ほど産卵します。

なんともアクロバティックな産卵方法ですね。

 

そうして産み落とされた卵はオスのお腹でキャッチされていて、水底でメスの背中に押し付けて固定します。

卵には粘着液がついていますが、オスや卵同士ではくっつくことはないそうです。

 

そして、孵化したコモリガエルの子供達は約3ヶ月でメスの背中から飛び出してきます。

 

それでは最後に、コモリガエルの販売価格や値段をお伝えします!

 

コモリガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

コモリガエルは5000円~10000円ほどで販売されています。

コモリガエルは主に爬虫類や両生類の専門店、ネット通販などで販売されています。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

コモリガエルのまとめ!

 

「ピパピパ」という別名でも親しまれているコモリガエルの生態をご紹介してきました。

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①コモリガエルの写真(画像)!オタマジャクシの特徴や性格は?背中がグロいの?恐怖症の人もいる?

コモリガエルは体長15cmほどの大型のカエルで、三角形の頭と押し潰されたような褐色の平らな体が特徴的です。

「ヒラタコモリガエル」「ヒラタピパ」とも呼ばれます。

コモリガエルのオタマジャクシはメスの背中の皮膚の中で育ちます。

子育て中のメスの背中は少々グロテスクな見た目をしていて、苦手な人も多いです。

 

②コモリガエルの生息地(分布)はどこなの?絶滅危惧種なの?

コモリガエルの生息地は南米北部から中部のアマゾン川やオリノコ川の流域です。

濁っていて流れの緩やかな運河や池に生息しています。

コモリガエルの現在の生息数は安定していて、絶滅危惧種には登録されていません。

 

③コモリガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

コモリガエルの成体の体長は10~15cmほどで、大きい個体は20cm近くになります。

コモリガエルの平均寿命は10年ほどです。

 

④コモリガエルの子育ての方法は?飼育(飼い方)方法は?飼育ケージの選び方も!

コモリガエルの飼育には、水槽と水温計とヒーターとシェルターが必要です。

水槽の大きさは60cm以上、脱走防止のために必ず蓋をします。

水温は25~28度を保ち、冬はヒーターで保温しましょう。

コモリガエルの隠れ家になるシェルターを入れます。

コモリガエルのメスは背中に卵を埋め込み、そのままオタマジャクシが変態するまで背中で子育てします。

 

⑤コモリガエルの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

コモリガエルは動物食なので冷凍のアカムシやイトミミズを餌として与えます。

餌はピンセットで与え、食べすぎや水質の悪化を抑えるようにします。

毎日1回食べ残さないくらいの量を与えます。

 

⑥コモリガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

コモリガエルは繁殖期になるとメスは総排出腔が膨らみ、オスは総排出腔にリング状の突起が生じるのでそこで見分けます。

 

⑦コモリガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?

コモリガエルの繁殖時期は特に定まっていません。

1度に60~100個ほどの卵を産み、約3ヶ月で変態し小さなカエルになります。

 

⑧コモリガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?

コモリガエルは5000円~10000円ほどで、両生類専門店やネット通販で販売されています。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

(アイキャッチ画像引用元:Instagram serpadesign様)

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