【シリケンイモリの生態!】飼育方法や販売価格について等10個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、シリケンイモリの生態についてまとめていきたいと思います。

 

シリケンイモリは有尾目イモリ科イモリ属に分類される有尾類です。

アカハライモリと同じく日本固有種で、イボイモリも含めた国内在来イモリ3種の一角を占めます。

 

今回は、シリケンイモリについてのポイント、

①シリケンイモリの写真(画像)!特徴や性格は?毒性はあるの?金箔が入っているように見えるの?英語名はなに?
②シリケンイモリの生息地(分布)はどこなの?沖縄にいるの?採取場所はどこ?
③シリケンイモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④シリケンイモリの飼育(飼い方)方法は?飼育環境(レイアウトや温度)はどうするの?冬眠する?水槽の選び方も!
⑤シリケンイモリの餌と量や頻度はどうする?どう餌やりすればいい?餌を食べない時はどうするの?
⑥シリケンイモリの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
⑦シリケンイモリがかかりうる病気は?対策方法も!
⑧シリケンイモリの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
⑨シリケンイモリの販売価格や値段はどれくらいなの?
⑩シリケンイモリの種類はなにがいる?アカハライモリの違いはなに?同居はできる?

 

以上10個の点についてお伝えします。

それでは、シリケンイモリの写真(画像)を見ていきましょう!

 

シリケンイモリの写真(画像)!特徴や性格は?毒性はあるの?金箔が入っているように見えるの?英語名はなに?

 

 

写真左がシリケンイモリ、写真右が亜種のアマミシリケンイモリです。

 

シリケンイモリの生態はアカハライモリ同様、水場に強く依存する「半水棲種」です。

沖縄諸島に生息する「シリケンイモリ(オキナワシリケンイモリ:基亜種」と奄美大島を中心に生息する「アマミシリケンイモリ:亜種」に分かれます。

 

シリケンイモリには黄斑と呼ばれる金粉の様な模様が多数入りますが、アマミシリケンイモリは黒い体色にオレンジ色のラインが入る個体が多くを占めています。

個体による形態差がかなり顕著で、金箔が背中一面を覆い尽くすものもあれば極端に少ない個体もおり、こういった点でマニア心をくすぐられるイモリです。

腹部もアカハライモリとは異なり、薄い赤や黄色・無色と色彩差を突き詰めるとキリがありません。

 

一般的にシリケンイモリと言うと「オキナワシリケンイモリ」を指し、「アマミシリケンイモリ」は総合ペットショップ等には余り入荷しません。

 

その性格はアカハライモリ同様非常におっとりとしており、飼育しやすいイモリとして古くから流通しています。

ただ亜熱帯地方に住むので、アカハライモリと比べるとやや動きが活発な所があります。

 

アカハライモリ同様、シリケンイモリは微量のフグ毒・テトラドトキシンを持ちます。

余りに微量なので飼育下・野生下でもトラブルは聞いたことがありませんが、念のため触れた際には必ず手洗いをして下さい。

 

シリケンイモリは漢字では「尻剣井守」と表記します。

漢字の通りその尾がアカハライモリに比べると、まるで剣のようにほっそりとしています。

英名もそれにならい「Sword-tail newt」と呼ばれています。

 

次は、シリケンイモリの生息地(分布)をお伝えします!

 

シリケンイモリの生息地(分布)はどこなの?沖縄にいるの?採取場所はどこ?

 

 

シリケンイモリの黄斑が非常に多い個体です。

 

シリケンイモリは沖縄諸島…沖縄本島・阿嘉島・慶留間島・瀬底島・渡嘉敷島・渡名嘉島・浜比嘉島など、多くの島々に分布します。

主に水辺に依存して生活し、亜熱帯である沖縄諸島では冬眠をせず、一年を通し見ることが可能です。

生息地は水田・緩やかな用水路・池や沼・ちょっとした水溜り…時には水場付近を歩き回る姿もよく見られます。

 

IUCNレッドリストでは「危急:VU」の「絶滅危惧II類」に国際的に分類されていますが、環境省レッドリストでは「準絶滅危惧:NT」に指定されており、国内外の保護認識に多少の齟齬があります。

 

生息地からごっそり採取してしまう非常識な個人・ペットショップ業者も多く存在し、オークションサイトではシリケンイモリが盛んに出品されています。

卵塊や野生個体の乱獲などで、売買がタガメと同時期に禁止された「トウキョウサンショウウオ」と一連の流れが全く同じ状況です。

シリケンイモリの生息地での捕獲は非常に容易で、飼育等にも明確な罰則規定はありません。

 

しかし、これらの事から可能な限り観察に努め、どうしても採取飼育したい方はオスメスのペアに留めてあげて下さい。

 

次に、シリケンイモリの大きさと寿命をお伝えします!

 

シリケンイモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

シリケンイモリは雌雄で全長が異なり、オスが最大全長14cm、メスが18cmほどになります。 

 

寿命はほぼアカハライモリと同じで、最大20年は生きると言われています。

平均寿命も大切に飼育すれば10〜15年は悠に生きるイモリです。

 

シリケンイモリはかなりの長寿種なので、ぜひ繁殖や累代飼育を見据えた、末永い飼育計画を立てて下さい。

 

次は、シリケンイモリの飼育(飼い方)方法をお伝えします!

 

シリケンイモリの飼育(飼い方)方法は?飼育環境(レイアウトや温度)はどうするの?冬眠する?水槽の選び方も!

 

シリケンイモリの飼育で頭を悩ませるのが、無加温か?あるいは加温して飼育するか?です。

 

シリケンイモリに限らず動物の飼育は、基本的に現地の環境に合わせることが鉄則です。

本種は亜熱帯地方に生息するので基本的に冬眠は行いません。

個人的には「暖突」や「パネルヒーター」を用い、沖縄本土の四季に合わせ15〜24℃ほどを保ってあげるのがベストだと思います。

冬眠しない生き物を無理やり冬眠させることは、死に直結する可能性が非常に高くなるんです。

 

適正飼育とは程遠い上、ただでさえ安価で売られることが多く、国産イモリは雑に扱われがちです。

チェーン店などのペットショップでは冬場でもプラケースにぎゅうぎゅう詰めで、陸地なしの無加温等で販売している所が非常に目につきます。

シリケンイモリの生体を購入する際にはこの様なショップは避け、大切に飼育されている健康な個体を選ぶのも長期飼育のコツとなるのです。

 

水が白濁していたり、最悪のケースでは死骸を放置し水カビだらけで販売しているショップさえあるほどです。

持ち帰っても高確率で死亡し、他のペットに病原菌がうつる可能性も否めないでしょう…

 

守備良く健康なシリケンイモリを手に入れることができれば、容易なことでは死亡しません。

 

飼育ケージは、45〜60cm規格の水槽が最もコスパがいいでしょう。

大磯砂などで陸地を作り、陸地と水場が1/3:2/3ほどの割合で状態よく飼うことができます。

陸地には流木や落ち葉等で隠れ家を作ってあげると、シェルターになりシリケンイモリのストレスをなくす事ができます。

観葉植物やコケリウム等も非常に生息環境に近く見栄えがしますので、個々の飼育者さんが色々と創意工夫してみて下さい。

 

そして絶対に忘れてはならないのがフタです。

アカハライモリと同じでシリケンイモリも、壁面を登る脱走の達人です。

自重で落ちる様な「かえし」を取り付ける飼育者もいますので参考にしてみましょう。

 

とにかく脱走の先にあるのは、高確率の乾燥死です。

意外に彼らは脱走後、身を潜めるのがうまく、なかなか発見できません。

部屋の隅でミイラ化したシリケンイモリを発見するのがオチなので、この「フタをする」点は本種だけでなく有尾類飼育の鉄則となります。

 

次に、シリケンイモリの餌と量、与え方をお伝えします!

 

シリケンイモリの餌と量や頻度はどうする?どう餌やりすればいい?餌を食べない時はどうするの?

 

シリケンイモリは基本を守った飼育を行えば、まず拒食をすることはありません。

 

拒食のケースは低温で代謝が上がらず軽い休眠状態に入るか、極端に弱っている時くらいです。

また単純に、初めて見る餌には食いつかない個体もいます。

 

亜熱帯域の生物なので拒食の際はある程度飼育温度を上げ、様子を見て下さい。

弱っている個体も同様の手順を取ります。

 

この様な状態で餌を食べたとしても消化できずに死んでしまうので、絶食をさせて回復を待つほかありません。

 

シリケンイモリを始めイモリの仲間は一度弱るとなかなかリカバリーが効きません。

その為に購入の段階で、健康な個体の選別に神経をすり減らす必要があります。

 

状態の良いシリケンイモリは飼育下ではかなりの大食漢です。

冷凍アカムシやテトラミンなどの人工飼料・アサリの剥き身・刺身の切れ端等をピンセットで摘んで鼻先で揺らすと、簡単に食いつきます。

その他、自家採取したミミズ・オタマジャクシなども栄養価・食いつき共に良い餌になります。

 

暖かい地方のイモリですが、代謝はアカハライモリより少し高いくらいなので、頻繁な給餌はNGです。

毎日観察し、極端な痩せが見られない場合は週2〜3回、シリケンイモリが「もういらないよ」と食いつかなくなるまで給餌してあげましょう。

 

次は、シリケンイモリの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!

 

シリケンイモリの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

シリケンイモリの性別はまず全長で見極めましょう。

メスの方が4〜5cmほどオスに比べ大柄になり、どことなく丸みを帯びた体型をしています。

 

繁殖期になるとオスの黒色は深紫味が増し、婚姻色と呼ばれる綺麗な体色になります。

オスの尾は縦に広く伸び「パドル状」になるので、高確率で見分けられるでしょう。

メスは抱卵し腹部がパンパンになります。

 

繁殖期外では総排泄口に若干の盛り上がりを見せるのがオス、平坦なままなのがメスとなります。

オスの方が小柄で体格も若干やせぎすなので、慣れてくればこの点でも判別可能です。

 

反対に上陸したての幼体は、性別はほぼ判別できません。

シリケンイモリは上陸後2年もの長い期間を経て、初めて性成熟します。

 

販売されているのは99%成体のシリケンイモリなので、雌雄どちらかを求めたいのなら、注意深く観察し購入しましょう。

一番手っ取り早いのはショップ店員に選別してもらうことです。

 

次に、シリケンイモリがかかりうる病気や対策方法をお伝えします!

 

シリケンイモリがかかりうる病気は?対策方法も!

 

丈夫で滅多に病気をしないシリケンイモリですが、まれに食滞・消化不良により消化管内部でウイルス・雑菌等が繁殖してしまうことがあります。

俗に言う「ぷかぷか病」ですね。

 

この場合は病気の個体を隔離し絶食させ、水場等も浅い容器に別途用意し、個体の力と回復力に頼るほかありません。

 

稀にディスカス用の虫下しハンバーグで上手くいったと言う話も聞きますが、おそらく偶然です。

とにかく消化能力をお腹の中の残存物に集中させなくてはいけないので、口から余計なものが入ると台無しになってしまいます。

 

荒療治で総排泄口からチューブを入れガスを抜く飼育者もいますが、そこまでになったら高額でも獣医に頼んだ方がマシでしょう。

 

次によく聞くのが「皮膚病」です。

水換えを怠ると自身の排泄物等であっという間に水中が雑菌だらけになり、自家中毒に陥ります。

皮膚の所々が剥げて血が滲んだり、水カビや他の雑菌に体内侵入される大きな要因になります。

シリケンイモリなどの両生類は皮膚が呼吸・代謝を行う「重要器官」であり、無闇に薬は使えません。

 

この場合もぷかぷか病同様の対応をし、それでも改善しなければ、魚病薬を規定量の1/20〜1/10を限度にごく薄めの少量を塗布してあげます。

この際、初めは濃度を極端に薄くして、徐々に少しづつ濃度を挙げるのがコツです。

くれぐれも説明書通りの希釈は避けて下さい。

イモリにとって皮膚はある意味内臓の様なものなんです。

 

隔離ケースは清潔に努め、日に1〜2回底砂と飼育水は必ず交換しましょう。

とにかく清潔を保つことが回復への一番の近道です。

 

最後にピークは過ぎましたが、注意喚起も含めて「カエルツボカビ症」を説明します。

全ての両生類はこの病気にかかると100%死亡する、致死性の病気がカエルツボカビ症です。

 

もし原因不明でイモリが死んだ場合は、飼育器具やレイアウト用品・死亡個体が触れたものは全て消毒し遺棄して下さい。

お住まい周辺地区のカエルなどの両生類が絶滅してしまうからです。

 

一般には100倍希釈の次亜塩素酸ナトリウム溶液(キッチンハイター)に15分以上のつけ置き、或いは60℃以上の熱水に5分以上晒します。

この様にかなり簡単な方法です。

身近な自然を守る為、ぜひ一人一人が実践して下さい。

 

次は、シリケンイモリの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!

 

シリケンイモリの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?

 

シリケンイモリの繁殖期は自然界では冬季の1〜2月から春までの6月ごろが一般的です。

ただ、夏季・秋季に産卵する個体群もおり、ほぼ一年を通し繁殖・産卵すると言っていいのかもしれません。

 

産卵自体は1〜2ヶ月ほど続けられ、その間の合計出産数は100〜400になると言われます。

闇雲に殖やすと幾ら手があっても足りません。

引き取り先や里親等の目処を立てて、計画的に繁殖を行ってください。

 

次に、シリケンイモリの販売価格や値段をお伝えします!

 

シリケンイモリの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

シリケンイモリの販売価格値はズバリ、500〜1,000円と言った所です。

値段に雌雄差はなく、まとめ買いで割安価格を設定しているショップもあるほどです。

 

これは私自身の地域にある10数件のペットショップの平均値なので、都会や離島ではまた高額になり話が違ってくるでしょう。

 

1,000円を超えるシリケンイモリには〇〇産希少個体・背中が全て金色など、付加価値がつくものがほとんどです。

この様なレア種は例外的に10,000円以上は軽く超える風潮があります。

そもそもアルビノ個体などの特殊な形質は、シリケンイモリやアカハライモリがそこら中で取り放題という現状があいまり、積極的に遺伝的な形質固定が行われていません。

 

当然ですが、初めてシリケンイモリを飼育する方には全くお勧めしません。

 

それでは最後に、シリケンイモリの種類はなにがいるのかをお伝えします!

 

シリケンイモリの種類はなにがいる?アカハライモリの違いはなに?同居はできる?

 

先に述べた通りシリケンイモリは基亜種オキナワシリケンイモリと、亜種のアマミシリケンイモリの2種類に分かれます。

 

アカハライモリとの最大の違いは、その体格と運動量です。

 

シリケンイモリはイモリの仲間では割合に活発な動きを持ち、暖かい時期には水槽中を歩き回ります。

反対にアカハライモリの方が若干大人しく、ジーッと佇む姿が頻繁に観察できます。

 

そして体格ですが、アカハライモリの方が寸胴で寸詰まりの体型をしているのに対し、シリケンイモリは非常にスラっとしています。

「尻剣井守」の名の如く、繁殖期以外はシャープで長めの尾の形状を持ち、アカハライモリは短く太いといった印象を受けます。

シリケンイモリは真っ赤なお腹の個体が少なく、その点でもアカハラと差別化できますよ。

 

同居に関してはあくまで実体験ですが、全く問題はありませんでした。

ただ元々生息地も違い、冬眠の可否もあるので、一年を通し同居させることはできません。

 

そしてケージ内という閉鎖空間ではパワーバランスが偏りやすく、どちらかの種類がいじめられる可能性もあります。

基本的にシリケンイモリ・アカハライモリだけでなく、有尾類は同種同士で飼育するのが最も安全です。

 

何十年も飼育を続けているベテランなら話は別ですが、これからシリケンイモリを初めて飼育するという方には、同居飼育は積極的に推奨はできません…

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

シリケンイモリのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①シリケンイモリの写真(画像)!特徴や性格は?毒性はあるの?金箔が入っているように見えるの?英語名はなに?

背中に無数に入る金箔の様な模様が特徴的です。

性格は国産イモリらしくおっとりとしていますが、意外に活発に動き回ります。

アカハライモリと同じフグ毒テトラドトキシンをごく微量ですが持ち合わせます。

英名は「Sword-tail newt」と言います。

 

②シリケンイモリの生息地(分布)はどこなの?沖縄にいるの?採取場所はどこ?

亜熱帯気候である沖縄諸島並びに奄美諸島の各島に広く分布します。

 

③シリケンイモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

オスは15cm、メスは18〜19cmが最大です。

寿命は15〜20年ほどになります。

 

④シリケンイモリの飼育(飼い方)方法は?飼育環境(レイアウトや温度)はどうするの?冬眠する?水槽の選び方も!

水場を好む半水棲種なので陸地のあるアクアテラリウム、大きさは45〜60cm水槽が適します。

活発に動くので流木や岩などで勾配をつけ、適宜隠れ家を作りストレス軽減に努めましょう。

亜熱帯に生息するので野生種は冬眠しません。

適温は15〜24℃ほどで、四季に応じ温度を変化させて下さい。

 

⑤シリケンイモリの餌と量や頻度はどうする?どう餌やりすればいい?餌を食べない時はどうするの?

餌を食べない場合は環境に慣れていないか、消化器官の疾病が疑われます。

なるべく活餌の動きで食欲を誘い、調子が悪い様だったら清潔な環境に隔離し、個体の回復を待ちましょう。

成体は週2〜3日、アカムシ・イトメ・アサリの身をピンセットで摘み鼻先で震わせて与えます。

十分食べると拒絶するので、シリケンイモリに適正量は選んでもらう形で構いません。

 

⑥シリケンイモリの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

オスの方がメスより一回り小型です。

繁殖期外のオスはメスに比べると総排泄口が少しだけ隆起しています。

繁殖期はオスが濃紺に近い婚姻色を出し、総排泄口が異様に膨れあがり、メスは抱卵しお腹がパンパンになることで判別可能です。

 

⑦シリケンイモリがかかりうる病気は?対策方法も!

購入の際の状態をよく見極めましょう。

皮膚病・消化器疾患・カエルツボカビ病が代表的な疾患です。

両生類への投薬はプロでも難しく、可能な限り避けた方が良いでしょう。

管理しやすい個別ケージに隔離し、1日最低1回床材・換水をし清潔な環境を保った上で、イモリの回復力にかけましょう。

カエルツボカビ病は100%の致死率なので、飼育器具の後始末を念入りにして下さい。

 

⑧シリケンイモリの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?

冬季1・2月〜春季6月が一般的ですが、秋季・夏季の産卵例もあり、例外的には通年産卵する個体もいるほどです。

 

⑨シリケンイモリの販売価格や値段はどれくらいなの?

概ね500〜1,000円の間の金額で販売されています。

アルビノ・全身金粉個体などレアなものは、10,000円は軽く超えるでしょう。

 

⑩シリケンイモリの種類はなにがいる?アカハライモリの違いはなに?同居はできる?

シリケンイモリが基亜種で、亜種のアマミシリケンイモリを加えると2種類となります。

アカハライモリは真っ赤な腹部をしていますが、シリケンイモリはオレンジないし黄色みがかった腹部です。

シリケンイモリの方が体長が大きくスラっとした印象の体型で、アカハライモリはやや小型であり寸詰まりのポッチャリとした体型をしています。

幅広の尾を持つアカハライモリに対し、シリケンイモリは漢字の通り「尻剣」…即ちシャープで剣先の様な尾を持ちます。

同居は可能ですがパラーバランスが発生しやすく、好適温度も全く違うのでお勧めはしません。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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