みなさんこんにちは。
本日は、タゴガエルの生態についてまとめていきたいと思います。
タゴガエルはアカガエル科アカガエル属に分類されるカエルの仲間です。
今回は、タゴガエルについてのポイント、
以上9個の点についてお伝えします。
それでは、タゴガエルの写真(画像)を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
タゴガエルの写真(画像)!鳴き声やオタマジャクシの特徴や性格は?珍しいの?漢字や英語名はなに?
こちらがタゴガエルの写真です。
タゴガエルは日本の固有種です。
タゴガエルの背面は赤褐色や明るい褐色で、腹面は白色、目元に黒色のラインが入ります。
また、喉に黒色の斑点がある個体も多いです。
タゴガエルは「グゥッグゥッ」というくぐもった低い鳴き声をしています。
タゴガエルは主に穴の中で鳴くので、余計にくぐもって聞こえるようです。
そして、タゴガエルのオタマジャクシは体内の卵黄に蓄えられた栄養だけで育つため、変態するまで何も食べないという面白い特徴があります。
そのため、変態したばかりのタゴガエルはとても小さく7mmほどしかありません。
タゴガエルは北海道以外の日本全土に広く分布しているので、それほど珍しくはありません。
ただ、タゴガエルにはいくつもの亜種がいて亜種の中には珍しいものもいるようです。
タゴガエルの名前は漢字で書くと「田子蛙」、英語では「Tago’s brown frog」と呼ばれます。
次は、タゴガエルの生息地(分布)をお伝えします!
タゴガエルの生息地(分布)はどこなの?
タゴガエルは日本の本州と四国、九州、五島列島に生息しています。
山地や森林内を流れる渓流付近で暮らしています。
また、標高2000m以内の高地にも生息しています。
次に、タゴガエルの大きさと寿命をお伝えします!
タゴガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
タゴガエルは成体になると3~5.8cmほどの大きさまで成長する小型種です。
タゴガエルの平均寿命は5年程度と言われています。
次は、タゴガエルの飼育(飼い方)方法をお伝えします!
タゴガエルの飼育(飼い方)方法は?飼育環境や飼育ケージの選び方も!
タゴガエルを飼育するためには、ケージと陸地と保温器具と温度計と湿度計と水温計が必要です。
ケージは横幅30cm以上あれば問題なく飼育できます。
そして、必ず蓋が閉まるものを使用して脱走しないように注意します。
タゴガエルは半水棲のカエルなので水場と陸地が必要です。
陸地が3割、水場を7割くらいの割合で大きめの石やレンガなど陸地として設置します。
保温は水のみで大丈夫なので23~28度以内になるように、冬は熱帯魚用のヒーターやパネルヒーターを使用しましょう。
ケージ内の温度は25度前後、湿度は60%以上を保ちます。
そして、1週間に1回は必ずケージ内を綺麗に掃除しましょう。
次に、タゴガエルの餌と量、与え方をお伝えします!
タゴガエルの食性!餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
タゴガエルは肉食で、野生では小型の昆虫やクモやミミズを食べています。
飼育下でも生餌を与えるようにします。
ペットショップで餌用昆虫として売られているコオロギやレッドローチを与えましょう。
昆虫だけでは栄養が不足しやすいのでカルシウム剤を振りかけて与えてください。
餌やりの頻度は2~3日に1回、餌の大きさにもよりますが3匹程度与えれば十分です。
慣れるまではタゴガエルの目の前に餌を落としてやり、飼育環境に慣れてきたらピンセットで与えましょう。
次は、タゴガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!
タゴガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
タゴガエルのオスとメスは体格差で見分けます。
体長はオスが3~5cm、メスが3.1~5.4cmとあまり差はありませんが、オスの方が前肢が太くがっしりとしています。
一目でオスメスを判別するのは難しいですが、よく見てみるとわかりますよ。
次に、タゴガエルの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
タゴガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
タゴガエルの繁殖期は1~2月、または4~5月です。
渓流の縁にある岩の隙間や、伏流水中に30~100個ほどの卵を産みます。
タゴガエルの卵は他のカエルの卵に比べると大きいという特徴があります。
これは『大卵少産』と呼ばれるもので、オタマジャクシの栄養となる卵黄を多く含むことで卵が大きくなる代わりに卵の数は減ってしまうのです。
産卵から約2週間で孵化し、6~7月に変態して小ガエルになります。
次は、タゴガエルの販売価格や値段をお伝えします!
タゴガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?
タゴガエルは500円前後で販売されています。
爬虫類や両生類の専門店の他にネットオークションでも多く取り扱われています。
それでは最後に、タゴガエルとヤマアカガエルやニホンアカガエルとの違いや見分け方をお伝えします!
タゴガエルとヤマアカガエルやニホンアカガエルとの違いや見分け方はなに?
タゴガエルとよく似た種に、ヤマアカガエルとニホンアカガエルがいます。
それぞれ、背側線と呼ばれる模様や生息地が異なります。
ヤマアカガエルは山地に生息していて、背側線は鼓膜の後ろで外側に曲がります。
更に、ヤマアカガエルには下あごに大きな黒色の斑紋があります。
ニホンアカガエルは平地や丘陵部に生息していて、背側線は目の後ろから真っ直ぐに伸びています。
タゴガエルの背側線は目の後ろから伸びて、鼓膜の後ろで少し外側に開いています。
このようにわずかな違いではありますが、体の模様から見分けることができますね。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
タゴガエルのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①タゴガエルの写真(画像)!鳴き声やオタマジャクシの特徴や性格は?珍しいの?漢字や英語名はなに?
タゴガエルは日本の固有種で、背面は赤褐色や明るい褐色で、腹面は白色、目元に黒色のラインが入ります。
「グゥッグゥッ」というくぐもった低い鳴き声をしています。
オタマジャクシは体内に蓄えられた卵黄の栄養だけで育ちます。
日本に幅広く生息しているためそれほど珍しくはありません。
タゴガエルの名前は漢字で書くと「田子蛙」、英語では「Tago’s brown frog」と呼ばれます。
②タゴガエルの生息地(分布)はどこなの?
タゴガエルは日本の本州、四国、九州、五島列島に生息しています。
山地や森林内を流れる渓流付近で暮らしています。
③タゴガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
タゴガエルは成体になると3~5.8cmほどになります。
平均寿命は5年程度と言われています。
④タゴガエルの飼育(飼い方)方法は?飼育環境や飼育ケージの選び方も!
タゴガエルを飼育するためには、ケージと陸地と保温器具と温度計と湿度計と水温計が必要です。
ケージは横幅30cm以上、しっかりと蓋をして脱走しないようにします。
陸地が3割、水場を7割くらいの割合で大きめの石やレンガなどを設置します。
水温は23~28度、ケージ内の温度は25度前後、湿度は60%以上を保ちます。
⑤タゴガエルの食性!餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
タゴガエルにはコオロギやレッドローチにカルシウム剤を振りかけて与えます。
2~3日に1回、3匹程度与えます。
⑥タゴガエルの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
タゴガエルはメスよりオスの方が前肢が太くがっしりとしています。
⑦タゴガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
タゴガエルの繁殖期は1~2月、または4~5月です。
渓流の縁にある岩の隙間や、伏流水中に30~100個ほどの卵を産みます。
『大卵少産』と呼ばれる繁殖形態をしています。
⑧タゴガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?
タゴガエルは500円前後で、爬虫類や両生類専門店、ネットオークションで販売されています。
⑨タゴガエルとヤマアカガエルやニホンアカガエルとの違いや見分け方はなに?
とても似ていますが、よく見ると背側線と呼ばれる模様がそれぞれ異なります。
また、生息地も異なっています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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