みなさんこんにちは。
本日は、ソメワケササクレヤモリの生態についてまとめていきたいと思います。
なんだか舌を噛みそうな和名ですが…「ヤモリ」は比較的飼いやすいことで知られる爬虫類。
本種は果たしてどんな性質を持つのか、ペットにしうるのかどうか?
いろいろな観点から見ていきましょう!
今回は、ソメワケササクレヤモリについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
それでは、ソメワケササクレヤモリの写真を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
ソメワケササクレヤモリの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
こちらがソメワケササクレヤモリの姿になります。
基本的な「ヤモリ」からそう外れていない容姿ですね。
ワイルドなまだら模様が、他のペットになるヤモリとは違う雰囲気を醸し出しています。
繁殖しやすく、数が多く流通しており、ペットとして人気です。
似たルックスのヒョウモントカゲモドキと並び、爬虫類初心者にもおススメしやすい種類です。
ヤモリとしては面白いことに、足の裏の吸盤たる「趾下薄板」がさほど強くない為に
「垂直の壁を登れない」というウィークポイントがあります。
ヤモリといえば「家守」と変換できる程、家の壁に張り付いているイメージがありますから
なんだか意外ですね。
次に、ソメワケササクレヤモリの生息地をお伝えします!
ソメワケササクレヤモリの生息地はどこなの?どんな品種がいるの?
ソメワケササクレヤモリは、マダガスカルの固有種です。
基本的に世界中の暖かな国々・地域に生息するヤモリですが、本種はマダガスカルにしかいないという
結構珍しい種類なのです。
しかし数自体は多いので、現地ではごくごく普通に見られます。
日本でニホンヤモリをよく見かけるのと一緒です。
特別自然破壊や工業化、食用による乱獲などの憂き目もないため、ペット用に輸出されるのも珍しくないとか。
上記でも触れた通り、壁や垂直の物質にしがみつくのが上手くない為、もっぱら地上で暮らします。
普段は乾いた草原や森の物陰に居て、夜になると素早く走り回るのです。
もちろん人の住まいにも頻繁に顔を見せるそうです。
次は、ソメワケササクレヤモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長するのかと寿命をお伝えします!
ソメワケササクレヤモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
ヤモリの類は生活スタイル上、巨大にはなりえません。
余りに大きくなりすぎると、自重を支えて壁に張り付いたり、細い木々を渡ったりできなくなりますものね。
本種も最大で15㎝程度と小柄です。しかも尻尾が結構な割合ですから、体そのものはとても華奢。
女性や子どもの片手のひらで十分扱えるサイズです。
寿命は10~15年程と、こちらもニホンヤモリなどと変わりありません。
飼い方次第で長命にも短命にもなるため、飼育環境にはとことんこだわりたいものです。
それでは次に、ソメワケササクレヤモリの飼育(飼い方)方法をお伝えします!
ソメワケササクレヤモリの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
通常のヤモリですと、水槽の壁面やインテリアを伝い、隙間から脱走する恐れがあります。
そのため目の細かい網を張るなど、厳重な警戒が必要ですが、本種はいかんせん地上性。
そこまで神経質にはならないでよいかと存じます。
飼育ケースは45㎝サイズからで構いません。
高さをあまり必要としないため、長細い草木を入れることもありません。
床材はキッチンペーパーでも構いません。
ようは滑りにくくするものなら、そして掃除しやすく、活餌が逃げ込まないものなら大丈夫です。
必要な機材はUVライト、バスキングライト、床面ヒーターなどでしょう。
温度は24~28度程度で、「暖かい」程度に留めます。
夜は20度くらいまで落としましょう。
湿度は50%前後に保っておきます。
次に、ソメワケササクレヤモリの餌と量や餌やりをお伝えします!
ソメワケササクレヤモリの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
ニューカレドニアに生息するゲッコーなどのヤモリは、人工フードも喜んで食べますが
ソメワケササクレヤモリはまったく口にしてくれません。
個体差もありますが、大抵の場合昆虫を与える他ありません。
活餌のコオロギやレッドローチ、ミールワームを与えましょう。
ピンセットでやると、さらに懐いてくれるでしょう。
ただし脂肪分が多いミールワームなどはやりすぎに注意。
またカルシウムも時折添加して、脱皮に支障が出ないようにします。
水はひっくり返らない容器に多少入れておく他、水槽の壁面に霧吹きをかけておくのを
おすすめします。少なくとも3日に1回は容器を洗って水を入れ替えましょう。
成体は週に2~3回、幼体は毎日1回欲しがるだけ与えます。
温度やエサの種類で食いつきが変わってきますので、気をつけて観察しましょう。
次は、ソメワケササクレヤモリがかかりうる病気と対策方法をお伝えします!
ソメワケササクレヤモリがかかりうる病気は?対策方法も!
昆虫を与えていると、カルシウム不足になりがちです。
そこでカルシウム剤添加にて補うのですが、これを怠ると「脱皮不全」になりがちです。
脱皮不全とは、脱皮の際に皮が脱ぎきれず、手足や間接に溜まること。
下手をすると身動きが全く取れなくなる他、指が千切れたりと実害が出てきます。
そうならないためには、日ごろの「日光浴」とカルシウムが必要です。
ですからUVライトや、天然の日光浴も欠かさないようにしましょう。
それでは次に、ソメワケササクレヤモリの繁殖の時期や産卵の時期をお伝えします!
ソメワケササクレヤモリの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
繁殖期は特になく、1年を通して産卵が可能です。
オスとメスを同居させると、交尾が見られ、産卵が始まります。
2週間程で産卵するようです。
ここで気をつけなくてはいけないのは、オス同士が近くにいると喧嘩するということ。
相手がひどい負傷をしても止めないので、繁殖期はオスを一緒にすることはやめましょう。
心配しなくても、繁殖率は高いので、オスメス1匹で事足ります。
産卵の場として、赤玉土を敷いたシェルターなどを用意し、メスが安心して卵を産めるよう
セッティングしましょう。
生まれた卵は日付を書き、天地無用で他のケースに移します。
それでは最後に、ソメワケササクレヤモリの販売価格や値段をお伝えします!
ソメワケササクレヤモリの販売価格や値段はどれくらいなの?
ペットとして人気が高いソメワケササクレヤモリ。
値段は比較的安価で、3000~7000円前後で販売されています。
数十万を下らない種がいる爬虫類の中では、値段も飼育の難易度も初心者向け。
ひょっとしたら飼育設備を整える方が大変かもです。
特に活餌などは高くつきますので、多くの店で購入するなどして売り切れに備えます。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ソメワケササクレヤモリのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ソメワケササクレヤモリの写真(画像)!特徴や性格は?なつくの?
ワイルドな図柄のヤモリです。
あまり壁にはりついたり木に登ったりせず、マイペースに生きています。
②ソメワケササクレヤモリの生息地はどこなの?どんな品種がいるの?
マダガスカルの固有種です。
色々な体色をした「モルツ」が存在します。
③ソメワケササクレヤモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
大きくなっても15㎝程度にしかなりません。
寿命は15~20年までと、小柄にしては中々の長生きです。
④ソメワケササクレヤモリの飼育(飼い方)方法は?飼育ケースの選び方も!
水槽は左程大きくなくていいですが、掃除しやすいものを選びましょう。
⑤ソメワケササクレヤモリの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
昆虫の活餌を与えます。成体は3日に1度程度で大丈夫です。
逃げないように少量ずつ、できればピンセットに挟んであげましょう。
⑥ソメワケササクレヤモリがかかりうる病気は?対策方法も!
カルシウム及び紫外線が不足していると「脱皮不全」になります。
毎回のエサにカルシウム剤を添加したり、紫外線も忘れず浴びせます。
⑦ソメワケササクレヤモリの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
ほぼ1年中繁殖できます。繁殖が見られたら割と早めに産みます。
生まれた卵は別容器へ移します。
⑧ソメワケササクレヤモリの販売価格や値段はどれくらいなの?
6、7000円程度で販売されています。
飼育設備やエサを用意する方にお金がかかるでしょう。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す