【マダガスカルヘラオヤモリの生態!】生息地や何を餌にしているのか等5個のポイント!

 

みなさんこんにちは。

本日は、マダガスカルヘラオヤモリの生態についてまとめていきたいと思います。

 

マダガスカル島固有種のこのヤモリ。

マダガスカルはガラパゴス諸島と同じく、独自の進化を遂げた生き物の宝庫です。

マダガスカルヘラオヤモリも例外でなく、非常に魅力的で変わった特徴を持つヤモリです。

 

今回は、マダガスカルヘラオヤモリについてのポイント、

①マダガスカルヘラオヤモリの写真(画像)!特徴や性格は?学名はなに?
②マダガスカルヘラオヤモリの生息地(分布)はどこなの?
③マダガスカルヘラオヤモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
④マダガスカルヘラオヤモリは何を餌にしているの?
⑤マダガスカルヘラオヤモリの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

以上5個の点についてお伝えします。

それでは、マダガスカルヘラオヤモリの写真(画像)を見ていきましょう!

 

マダガスカルヘラオヤモリの写真(画像)!特徴や性格は?学名はなに?

 

 

写真がマダガスカルヘラオヤモリです。

 

マダガスカルヘラオヤモリはフリンジヘラオヤモリとも呼ばれます。

というのもマダガスカル諸島には独特な固有種が多く生息し「マダガスカル」と一括りで呼ぶと非常に煩雑になってしまうからです。

 

最大の特徴は「ヘラオ=箆尾(箆は靴ベラなどのヘラの意)」と名付けられるほどの、極端に薄く扁平な尾っぽです。

 

また生息地マダガスカルでは完全な樹上性ヤモリで、産卵時以外は滅多に地上に降りません。

マダガスカルヘラオヤモリは夜行性でもあり、夜間に動きだし捕食や繁殖活動を行います。

 

もう一つの特徴はフリンジヘラオヤモリと命名される様に、腹部と背部の境界線に「ふさ」の様な皮膚が存在することです。

これは他の樹上性ヤモリも持つことがあり、木肌との境界線を不明瞭にし獲物や外敵から気付かれにくくしています。

 

マダガスカルヘラオヤモリは灰褐色に黒や茶色のスポットが入りますが、背中の色素細胞は柔軟に周りの環境に保護色として、その色を変化させます。

 

その身体も非常に興味深い特徴があります。

前述したヘラ状の尾はもちろん、胴体がと頭部・四肢の境目が極端に細く頭部が扁平です。

前脚・後脚・頭部が非常に大きく、頭部に至ってはかなり大きな眼球を兼ね備えています。

マダガスカルヘラオヤモリの身体のパーツは全体的にかなりアンバランスと言えるでしょう。

 

この様に完全樹上性のマダガスカルヘラオヤモリですが、実は捕食時以外は滅多に動き回りません。

意外にも運動性が乏しく、飼育個体ではハンドリングが簡単に行えます。

その性格も閉ざされた環境で育った生き物らしく、かなりおとなしい部類です。

 

マダガスカルヘラオヤモリの英名は「Common Leaf-tailed gecko」。

そして学名はUroplatus fimbriatus」です。

 

次は、マダガスカルヘラオヤモリの生息地(分布)をお伝えします!

 

マダガスカルヘラオヤモリの生息地(分布)はどこなの?

 

 

既にお気付きと思いますが、その名称通りアフリカ大陸東部に位置する「マダガスカル島」がマダガスカルヘラオヤモリの生息地です。

 

マダガスカルヘラオヤモリはマダガスカルの「完全固有種」です。

マダガスカル島にのみ生息するので、かなりレアなヤモリと言えるでしょう。

 

次に、マダガスカルヘラオヤモリの大きさと寿命をお伝えします!

 

マダガスカルヘラオヤモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

 

マダガスカルヘラオヤモリは最大全長33cmにもなります。

 

世界最大のヤモリ「ツギオミカドヤモリ」の全長が40~50cmほどですから、かなり巨大なヤモリと言えるでしょう。

ショップなどでよく目にする「トッケイヤモリ」の最大値が約30cmなので、一回り半ほど大きくなると言えば伝わりやすいですよね。

 

ただマダガスカルヘラオヤモリの33cmという記録はあくまで最大値です。

普通に家庭内飼育をしていれば30cm手前で成長は止まることでしょう。

 

次にマダガスカルヘラオヤモリの寿命なのですが、入荷が非常にまれな上にその全てがWC(野生下採取個体)なので、正確な寿命は明らかではありません。

ペット化・研究の歴史も浅く、確定的な文献・論文がないのが現状です。

ただ前述の「ツギオミカドヤモリ」の寿命が30~40年ということから推測すると、体長比から最低10~20年は生きるものと思われます。

 

次は、マダガスカルヘラオヤモリは何を餌にしているのかをお伝えします!

 

マダガスカルヘラオヤモリは何を餌にしているの?

 

マダガスカルヘラオヤモリは完全肉食性です。

 

餌としては昆虫や節足動物が主食であり、動くものを貪欲に捕食します。

他の爬虫・両生類や陸生巻貝、ネズミなどの極小の哺乳類や鳥類を捕食しているとも言われています。

 

捕食の早さはかなりのもので、普段の穏やかな様子からはとても想像できないほどです。

 

それでは最後に、マダガスカルヘラオヤモリの販売価格や値段をお伝えします!

 

マダガスカルヘラオヤモリの販売価格や値段はどれくらいなの?

 

マダガスカルヘラオヤモリの入荷は非常に少なく、爬虫類飼育がメジャーになる前はとんでもない高値がつき、ほぼ専門店・ショップの客寄せ的な存在でした。

二桁万円することがほとんどであり、昔はおいそれと手が出せるものではありません。

 

現在は爬虫類飼育もメジャーとなり、価格も落ち着きを見せていますがそれでも高価なヤモリです。

マダガスカルヘラオヤモリの価格は概ね30,000~60,000円の間を行き来していると言っていいでしょう。

 

しかも入荷量が年に数回あれば御の字というほど極端に少ないので、待ちわびたマニアによってあっという間に売り切れになることがざらにあります。

確実に手に入れたいのなら全国各地で行われている「爬虫類イベント」に足を向けてはいかがでしょうか?

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

マダガスカルヘラオヤモリのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは5個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①マダガスカルヘラオヤモリの写真(画像)!特徴や性格は?学名はなに?

マダガスカルヘラオヤモリの最大の特徴は、その扁平で広がった尾です。

この尾が「へら(箆)」に似ていることから、和名が付けられました。

また背面の保護色・腹部と背部の間にあるふさ状の「フランジ」も特徴的です。

尾部に劣らず頭部もかなり扁平で、眼球と口吻のアンバランスな大きさが目立ちます。

性格はかなりおっとりとしており、捕食時以外はジッとしていることが多いのでハンドリングも可能です。

学名は「Uroplatus fimbriatus」と言います。

 

②マダガスカルヘラオヤモリの生息地(分布)はどこなの?

マダガスカル島の固有種です。

他の地域や国には一切生息していません。

 

③マダガスカルヘラオヤモリが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?

記録上は全長33cmですが、飼育下でそれほど巨大化することはないでしょう。

寿命は他種との比較・推測になりますが10ないし20年は生きるものと思われます。

 

④マダガスカルヘラオヤモリは何を餌にしているの?

現地での主食は昆虫・節足動物です。

小型哺乳類や鳥類を捕食したという話も聞きますが、確証はありません。

 

⑤マダガスカルヘラオヤモリの販売価格や値段はどれくらいなの?

入荷すればついている…と言われるほど、店頭に並ぶのが稀なヤモリとなります。

一時代前は何十万円とした時代もありますが、近年は落ち着いています。

それでも高価なヤモリということは変わりがなく、概ね30,000~60,000円ほどで販売されています。

なお、ほぼすべての個体が現地マダガスカルで採集されたWC(野生採取個体)となります。

どうしても手に入れたい方はイベントなどに積極的に参加すると良いでしょう。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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