みなさんこんにちは。
今回は、ヤマアカガエルの生態についてまとめていきます。
みなさんはカエルと聞いたら何カエルを思い浮かべるでしょうか。
多くの方はアマガエルやトノサマガエルなどを思い浮かべるかと思いますが、現在日本国内では48種類ものカエルが確認されています。
意外に多いですよね?
そんな数いるカエルたちの中から今回はヤマアカガエルを取り上げました。
同じカエルとはいえそれぞれ個性がありますのできっと新しい発見があることでしょう!
今回は、ヤマアカガエルについてのポイント、
以上7個の点についてお伝えします。
それでは、ヤマアカガエルの写真(画像)を見ていきましょう!
目次(クリックで飛べます)
ヤマアカガエルの写真(画像)!オタマジャクシや成体の特徴は?珍しいの?毒性はある?どんな鳴き声をする?ヤマアカガエルはアカガエル科アカガエル属のカエルです。
ヤマアカガエルのオタマジャクの特徴は黒っぽい体色と胴から尾にある黄色い線です。
ヤマアカガエルの生体は枯葉のような体色が特徴です。
こちらがヤマアカガエルの成体の写真になります。
ヤマアカガエルは個体数が減少傾向にあり現在は絶滅危惧種に指定されている稀少なカエルです。
ほ場整備がすすみ産卵に適した環境が少なくなったことが原因として考えられます。
農作物の生産性を上げるためのほ場整備がヤマアカガエルにとっては死活問題だったんですね…
そんなヤマアカガエルには毒性はなく、「キュルルル…」と比較的響く鳴き声です。
不思議な鳴き声なので気になった方はyoutubeなどで是非聞いてみてください!
次に、ヤマアカガエルの生息地(分布)はどこなの?についてお伝えします。
ヤマアカガエルの生息地(分布)はどこなの?
ヤマアカガエルは日本の固有種で、本州・四国・九州に分布します。
ヤマアカガエルは晩春から秋にかけては森林に生息し、晩秋から春先にかけて繫殖活動のために池や田んぼなどの止水域にやってきます。
それでは、ヤマアカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?についてお伝えします。
ヤマアカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
成体のヤマアカガエルの大きさはオスとメスで異なりオスが約4~6㎝、メスが約4~8㎝でメスのほうが大きくなります。
そんなヤマアカガエルの寿命は約4~5年と言われています。
カエルなどの両生類は代謝が遅いため哺乳類などに比べて寿命が長いですが、ヤマアカガエルはその天敵の多さから平均寿命は短いようです。
ヤマアカガエルの天敵としては、池ではブラックバスなどの肉食魚、陸ではヘビ、鳥類、哺乳類など挙げられます。
どこにいても天敵だらけですね。
ヤマアカガエルにとって安息できる時間は存在するのでしょうか…
それでは次は、ヤマアカガエルの飼育(飼い方)方法は?どう餌やりすればいい?冬眠するの?についてお伝えします。
ヤマアカガエルの飼育(飼い方)方法は?どう餌やりすればいい?冬眠するの?
ヤマアカガエルを飼育するにはあたって必要なものは広い水槽と保温機具、温度計、水温計、湿度計です。
ヤマアカガエルは跳躍力が高いため水槽は蓋付きである必要があります。
その水槽には泳ぐのに十分広さの水場と休憩するための陸場を設けます。
水場と陸場の割合は7:3(水場7・陸場3)くらいで、陸場はなるべく平坦な方がが良いです。
水槽内の温度は25~30度、湿度は60%以上を維持するようにします。
エサはコオロギやデュビア、レッドローチなどの生き餌をピンセットで与えてください。
餌やりの頻度は大体2日に1度がベストです。
ピンセットでの餌やりは彼らが慣れるまで時間を要するかもしれませんが、エサの無駄遣いや水質汚染を防ぐためにもピンセットでの餌やりが一番効率的です。
なかなか餌を食べない場合は陸場を広くするなどの飼育環境の整備や、餌を小さくして与えるなど餌のやり方を工夫してみてください。
カエルを飼育するにあたって冬眠をする際の飼育環境を懸念される方もいらっしゃると思うのですが、適温で飼育していれば冬眠はしません。
なので水槽内の温度調節は怠らないようにしましょう。
次に、ヤマアカガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?についてお伝えします。
ヤマアカガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
ヤマアカガエルの繫殖時期は1月から4月です。
「カエルって真冬に繫殖するんだ」と思った方もいるかもしれませんが、ほかのカエルの繫殖期は4月から7月です。
ほかのカエルに比べてヤマアカガエルの繫殖が寒い時期に行われる理由の一つとして冬は天敵が少ないことが考えられます。
繫殖活動を終えると約2週間程で産卵期に入ります。
そんなヤマアカガエルは1度に1000から2000個の卵を産みます。
卵は通常2、3週間で孵化し、約二ヶ月で子ガエルとなり上陸します。
ヤマアカガエルの子ガエルはそこから約2年かけて生殖活動が可能な成体となります。
それでは、ヤマアカガエルとニホンアカガエルやタゴガエルの違いや見分け方はなに?についてお伝えします。
ヤマアカガエルとニホンアカガエルやタゴガエルの違いや見分け方はなに?
ヤマアカガエルに間違いやすいカエルとして、ニホンアカガエルとタゴガエルがいます。
先ずニホンアカガエルと見分けるポイントは背中にある線です。
湾曲しているものがヤマアカガエルで直接のものがニホンアカガエルと判別できます。
また、ヤマアカガエルには下あごに黒い斑点模様がありますが、ニホンアカガエルのあごには模様はありません。
タゴガエルと見分けるポイントは、下あごの模様です。
ヤマアカガエルの下あごの模様は黒い斑点であるのに対して、タゴガエルは薄い墨汁をこぼしたシミの様な模様が下あごから胸にかけてあります。
最後は、ヤマアカガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?についてお伝えします。
ヤマアカガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?
ヤマアカガエルはペットショップやネットで数百円で購入することが可能です。
絶滅危惧種に指定されているのに意外と簡単に購入できるんですね…。
またアロワナなどの肉食魚の生き餌として、ヤマアカガエルのオタマジャクシが販売されていることもあります。
ヤマアカガエルのオタマジャクシの販売価格は数十匹で数百円程度です。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ヤマアカガエルのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヤマアカガエルの写真(画像)!オタマジャクシや生体の特徴は?珍しいの?毒性はある?どんな鳴き声をするの?
ヤマアカガエルのオタマジャクシは黒っぽい色をしていて、成体は枯葉のような褐色です。
ほ場整備などで繫殖するため環境がなくなったため個体数は減少傾向にあり、絶滅危惧種に指定されています。
ヤマアカガエルに毒はなく、「キュルルル…」と不思議な鳴き声です。
②ヤマアカガエルの生息地(分布)はどこなの?
ヤマアカガエルは日本固有種であり、国内だと九州、四国、本州に分布しています。
ヤマアカガエルは主に森林に生息していて、繫殖期になると田んぼなどにやって来ます。
③ヤマアカガエルが成体になると最大でどれくらいの大きさに成長する?寿命は?
成体のヤマアカガエルの大きさはオスとメスで異なりオスが約4~6㎝、メスが約4~8㎝でメスのほうが大きくなります。
ヤマアカガエルの平均寿命は約4から5年で両生類にしては比較的短いです。
④ヤマアカガエルの飼育(飼い方)方法は?どう餌やりすればいい?冬眠するの?
ヤマアカガエルは半水生のカエルなので、大きめの水槽に水場と陸場を設ける必要があります。。
餌やりをするときはピンセットでコオロギなどの生き餌を与えます。
飼育する場合は冬眠しないので水槽内の温度を適温(25度から30度)に保ってください。
⑤ヤマアカガエルの繁殖の時期や産卵の時期はいつ?
ヤマアカガエルの繫殖期は1月から4月で寒い時期に繫殖活動をします。。
産卵は繫殖活動から約2週間後に行われます。
⑥ヤマアカガエルとニホンアカガエルやタゴガエルの違いや見分け方はなに?
ヤマアカガエルとニホンアカガエルの違いは背中の線の形と下あごの模様です。
背中の線が直線で、下あごに模様がないのがニホンアカガエルです。
ヤマアカガエルとタゴガエルの違いは下あごの模様です。
下あごにが薄い黒色のシミの様な模様があるのがタゴガエルです。
⑦ヤマアカガエルの販売価格や値段はどれくらいなの?
ヤマアカガエルの販売価格は、成体とオタマジャクシ両方とも数百円で購入することが可能です
ペットショプい以外でネットでも購入することが可能なので入手し易いです。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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